本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
鮭の歴史 (「食」の図書館)
鮭の歴史 (「食」の図書館)鮭の歴史 (「食」の図書館)
(2014/10/27)
ニコラース ミンク

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毎月刊行されている「食」の図書館シリーズ。ソソる巻は即買いしているが、いずれ全シリーズ揃えようかなぁ…と思ったりもしている。高いけど。

で、10月の新刊。

いままでのシリーズは歴史の棚にあったのに、コレは生物学の棚にあったので最初見つけられなかった。帰宅してから、店頭の在庫をネットでチェックすると確かにあるので、もう一度店に行って店内在庫位置を確認、ここまで手間をかけさせやがったので即購入。高いけど。

でも読み始めたら、訳文のひどさにメゲた…。翻訳文調モロ出し…。高かったのに…。

読後、塩鮭を買って美味しくいただいた。鮭は美味しい。
キノコの歴史(「食」の図書館)
キノコの歴史 (「食」の図書館)キノコの歴史 (「食」の図書館)
(2014/01/20)
シンシア・D・バーテルセン

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「食」の図書館シリーズは、お茶、カレー、パンと本屋で見かけてそそられ、収録写真も美しいし、内容も面白そうだし…と思ったが定価が高いなぁ…と、未読。しかし、この「キノコ」は即買いしてしまった。

キノコLOVE!
ロシア料理の本を読んでからキノコ料理に俄然興味が湧いてきたもんで。

期待にたがわぬ読後感だった。

★★★
今夜の「あともう一品」はしめじの佃煮。安いときに2~3パック買っておいて、にんにくみじん切りといっしょに炒め、砂糖と醤油で煮詰める。ごはんにかけると美味い。

「塩」の世界史
「塩」の世界史―歴史を動かした、小さな粒「塩」の世界史―歴史を動かした、小さな粒
(2005/12)
マーク カーランスキー

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塩でたどる世界史。食料の保存に欠かせない塩は非常に貴重なものだった。人類は長い時をかけて、精製された均一で安定した成分の塩をやっと安価で手にすることができたのに、現代では不揃いで色つきの混じりものがある塩が逆に「自然な塩!」と有難がられる…という皮肉。

★★★
このハードカバーは品切れで、図書館で何度も借りて読んだ。こんなに何度も借りるなら…とマケプレでけっこう高値で購入したとたん、文庫化…。

塩の世界史(上) - 歴史を動かした小さな粒 (中公文庫)塩の世界史(上) - 歴史を動かした小さな粒 (中公文庫)
(2014/05/23)
マーク・カーランスキー

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塩の世界史(下) - 歴史を動かした小さな粒 (中公文庫)塩の世界史(下) - 歴史を動かした小さな粒 (中公文庫)
(2014/05/23)
マーク・カーランスキー

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悔しいので文庫も購入した。ハードカバーは寝転んで読むと重たいしー。
食品偽装の歴史(ビー・ウィルソン)
食品偽装の歴史食品偽装の歴史
(2009/07)
ビー ウィルソン

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「キッチンの歴史」が面白かったので、これも注文。

訳文が堅くて「キッチンの歴史」より読みにくい…。内容は面白いのだけど。ハードカバーの翻訳本はこういうことがあるから賭けだ。

★★★
タテ型ピーラー、最初はちょっと戸惑ったが、リンゴを2~3個剥いたら慣れてきた。もうちょっと小ぶりのサイズのほうが使いやすそうな感じ。
キッチンの歴史(ビー・ウィルソン)
キッチンの歴史: 料理道具が変えた人類の食文化キッチンの歴史: 料理道具が変えた人類の食文化
(2014/01/15)
ビー・ウィルソン

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副題の「料理道具が買えた人類の食文化」のとおり、鍋・釜、ナイフ、火(直火から電子レンジ)、計量、挽く(刻む・砕くための道具)、食べるためのスプーン・フォーク、冷やす(氷、冷蔵庫)、そしてキッチン。先人はどう発見し、開発し、進化させていったか。道具の進化とともに食べ方・嗜好も変化していく。大勢の召使いを抱えられていた時代は彼らにやらせていた骨の折れる作業も、画期的な道具の開発で劇的にラクチンになっていく(多人数でしかできなった作業が、主婦一人に集約されてしまうことにもなったが)。

料理はテクノロジー進化の賜物。

さまざまなエピソードに彩られた読みやすい文章、図版がもっとあったらよかった。

★★★
OXOタテ型ピーラー(1990年登場)のことを初めて知った。さっそくAmazonで注文。
火の賜物―ヒトは料理で進化した
火の賜物―ヒトは料理で進化した火の賜物―ヒトは料理で進化した
(2010/03/26)
リチャード・ランガム

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図書館で何度も借りていたが、ええい、もう買っちゃえと。マケプレだけど。

ヒトは「料理」することで消化吸収の効率が抜群にアップし、浮いたエネルギーで脳が発達、どんどん進化していったのではないか、という理論。

生モノばかり食べているチンパンジーは咀嚼に毎日数時間をかけている。人間は一度の食事で咀嚼時間は数十分程度。消化へ費やす熱量も少なくて済む。よって、時間もエネルギーも他のことに活用できる。知能が発達して料理するようになったのではなく、料理こそが人間をここまで進化させた…と。

火を通すと酵素が壊れるとかどーとかという理屈でローフードを推奨する食事療法があるが、この本で紹介された実験によると、火を通さない食事だけを続けていると人は必ず死ぬ(もちろん実験は死ぬまでするわけではないが)。計算上は十分な栄養を考えた食材であっても、加熱していなければその栄養を消化吸収できず、まず生殖機能が衰退してしまい、体重も減少、危険な状態へ確実に陥ってゆく。歴史的にも地理的にも加熱調理しない食事を長期間続けて生存したという事実は一例も無い。

そういや、昔、家庭科教室に貼ってあった「食物別消化時間」のポスターを思い出した。生卵のほうが、卵焼きやゆでたまごより消化に時間がかかると書いてあったのを「え?そうなの?」と不思議に思っていた。

ダイエットに生野菜ジュース!とかいう本がけっこうヒットしていたが、そういう理屈だったのね…。ビタミン&ミネラルたっぷりの健康ダイエット!とかうたっていたけど、単に栄養の消化吸収率が悪くて痩せる、という面は多分にあると思う。

某社長夫人もマクロビで痩せた、と喜んでおられたが、あれも消化吸収率が悪く、消化に通常よりエネルギーを費やす食事内容だもんね。メタボ中年には確かにオススメだ。

ところで、この本の後半は、「料理」することにより男女の性差分業・配偶者システムも出来上がっていったのではないか、と説く。女性に男性優位の文化による従属的役割(料理する女)を担わせる、と。理屈はわかるけどなんだかムカつくわー。
栄養学の歴史
栄養学の歴史 (KS医学・薬学専門書)栄養学の歴史 (KS医学・薬学専門書)
(2008/11/28)
ウォルター・グラットザー

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楽天ブックスでポチッとした本が今日届き、さっそく開いて愕然。

横書きの本だった…。

専門書だったのか。こっちは読み物として読むつもりだったので横書きはキツい。知っていたら買わなかったよ。専門書とわかってて読むなら、教科書にしては面白い内容だ、と思えるだろうけど、「寝床で読んだり」(←あとがきに引用されている書評から)するにはちょっと…。翻訳調丸出しの文章にもがっかり。

ここの内容紹介と目次にそそられまくったのになぁ。

ましかし、値段のモトをとるべく今日から意地になって読む(予定)。得られる知識は有益なはず、はず、…。

以前も書いたが、食の歴史本に関して自分のなかで不動の一位↓
保存食品開発物語 (文春文庫)保存食品開発物語 (文春文庫)
(2001/11)
スー シェパード

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文庫でこの濃い内容、逸話満載の読みやすい文章、刺激される食欲。初刷りが品切れして以来ずっと取り寄せ不可なのが惜しまれる。

★★★
朝イチで国勢調査を記入しポスト投函。なんかひとつ用事を片付けると、気分良し。
ほんとうの「食の安全」を考える
ほんとうの「食の安全」を考える―ゼロリスクという幻想(DOJIN選書28)ほんとうの「食の安全」を考える―ゼロリスクという幻想(DOJIN選書28)
(2009/11/30)
畝山 智香子

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「リスク分散」の観点から「食の安全」を解いた内容。

農薬・食品添加物は厳重に試験され、そのリスクは普通に摂取するかぎり全く問題無いレベルでコントロール・使用されている。

そもそも食物自体、そのほとんどが未知の“自然な”化学物質の塊である(たとえばトマトを組成している大量の種類の物質を、人体にどのような影響があるかなどいちいち全部審査などしていない)。

「現在の日本で食品添加物や残留農薬が食の安全にとって問題だということを言っている専門家は信頼するに足りません。それ以上その人の書いたものを読んだり話を聞いたりする必要はありません。結局のところこれさえ食べれば(あるいは食べなければ)病気にならないとか長生きできるというような魔法の健康食品や健康法は存在しないし、100パーセント悪いだけの食品もないという平凡でつまらない事実しか残らないのです。」

安全のためには、リスク分散の観点から、なるべく数多くの食材を広く浅くバランス良く摂取する、に尽きるわけだ。地産地消ってのも、リスク分散という点から見ると、決して良いことでは無い。経済効果はさておき。

読後は、食品添加物だとか残留農薬だとかの危険性のセンセーショナルな報道がいかに偏っているかがわかる。それと「天然だから安心・安全」とうたっている商品のうさんくささ度もぐんぐんアップ。

★★★
裏の畑でとれたキュウリ、人がくれるキュウリ、キュウリ地獄の毎日。漬けたキュウリもどっさり。もう旬は堪能しつくしたよ…。リスク分散…。
ロシア文学の食卓
ロシア文学の食卓 (NHKブックス)ロシア文学の食卓 (NHKブックス)
(2009/01)
沼野 恭子

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シチー、カーシャ、ピローク、プリャーニク、ブリヌィ、クワス…。まったく食べたことがないので、味の想像がつかない。本の構成はといえばカラーページは巻頭の8ページのみ、本文の写真はモノクロで、ビジュアル的には乏しい。

…なのになぜこんなに食欲・読書欲そそられまくってしまうのか。

ロシア文学にもロシア料理にも全然縁が無くてもぐいぐい読める一冊。

★★★
梅雨入り宣言したとたん晴れ続き。毎年よくあるパターン。
砂糖の文化史
砂糖の文化誌―日本人と砂糖砂糖の文化誌―日本人と砂糖
(2008/12)
平野 雅章吉田 菊次郎

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砂糖の成分・栄養学・歴史・貿易史・交流史・和菓子・洋菓子・味覚・料理・おせち料理・漬物づくり・さとうきび・黒糖・氷砂糖・クスリとしての砂糖、と項目ごとに違う人が執筆し、日本人と砂糖とのかかわりを述べた内容。

何世紀にもわたって、人類を楽しませ役に立ってきたお砂糖さん、ありがとう!ってな気持ちになってくる。

とくに、“ブールミッシュ”の吉田菊次郎(「甘いものはうまいもの」という項目を担当)が、やたらと「甘さひかえめ」「甘くないお菓子」が喧伝される風潮に異議を唱えているのを読むと、その気持ちがより高まった。

「甘くあるべきものはできる限りその特性を損ねず、あるがままにが望ましい。いつの世も甘いものはおいしいもの。お菓子はやはりしっかり甘いがよくはないか。」

過剰摂取がいけないのは、なにもお菓子に限ったことではない、ってことで。

★★★
近所の同年代のヨメさんのお見舞いに行く。

骨の手術で、リハビリ含めて3ヶ月くらいの入院と聞いていたから、手術後2ヶ月以上たったころをみはからってのお見舞い。予想通り、退院も間近く、松葉杖で歩ける状態だったので、フロアまで出てゆっくり話す。
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