本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
捏造の世界史
捏造の世界史 (祥伝社黄金文庫 お 17-1)捏造の世界史 (祥伝社黄金文庫 お 17-1)
(2008/04/11)
奥菜 秀次

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9.11テロ陰謀論を論破した「陰謀論の罠」の著者の新刊なので、即買い。

タイトルと副題が本の内容とちょっとズレてる。きっと編集のほうで付けているんだろうな。

「世界史」というより、著名な捏造事件五つ(切り裂きジャック日記、ナチス副総統マルチン・ボルマン生存説、ケネディ暗殺、悪魔の棲む家、ハワード・ヒューズ)にスポットを当て、経過の説明と、著者が可能な限り当事者に接触を試みた結果が紹介されている。

ケネディ暗殺陰謀論者同士の、棲み分けや内ゲバがあるのが笑える。

ハワード・ヒューズの偽自伝を書いたアーヴィングが、その罪で服役するも己の才能によってふたたび作家として成功する勝ち組ストーリーも凄いが、ヒューズとかかわったために人生を滅茶苦茶にされた負け組みダマーの人生も凄い。ボンクラ男ダマーは、砂漠で一人遭難していた老人をヒューズと知らず助けた。ヒューズの死後、突然ダマーを遺産相続人の一人として指名する遺書が届けられ、大騒動となる。ダマーは裁判の結果、大嘘つきと認定、その後転落の人生を送る。数十年後、ダマーがヒューズを救出したのは真実であるという有力な証拠があがり、遺書もホンモノである可能性も高まった(でもその後の裁判でもやっぱり遺産はもらえなかった、とか)。

内容は大変面白いのだが、しょーもないダジャレや、文章の下手さ(文の始まりと終わりの論旨が一致していないとか)が気になった。

タイトルだけじゃなくて、編集のほうでそういう推敲もしてほしい。

★★★
調べたいことがあって連日検索かけまくり。やりだすと止まらない…。
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