本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
思い出を切りぬくとき
ISBN:4872822315 単行本(ソフトカバー) 萩尾 望都 あんず堂 1998/04 ¥1,470

萩尾望都エッセイ集。
さまざまなジャンルについての雑文が収録されているが、親&姉、編集との闘い(というか性格・意見の相違)が面白い。

彼女が漫画家になりたいと意識した時代は、それこそ「地面に穴掘って一生そこで暮らしたい」と願うのと同じくらいトンデモないことと見なされていた(本人談)。とくに父親とそのコピーのような実姉との葛藤はかなり彼女を苦しめたようだ。別のインタヴュー本にも書いてあったが、父親はいまだ娘の仕事と功績をぜんぜん理解できず、「絵画教室でも開いて生徒をとったらどうだ」とか、たまたまTV出演した娘を観て「TV出演中心の活動をしたらどうだ」などと言っているらしい(!)。

また、新しい感性の作品を発表した開拓者の常として、いかに編集者を説得して自分の描きたいものを描くか、またもや闘いの連続。あの「トーマの心臓」も連載打ち切りの危険に常にさらされていた。

書き(描き)手にはさまざまな障害がつきものだが、その闘いのなかで自分の表現したいものがさらに強固に築かれるのかも、と思った。

★★★
西へ仕入れに出かける。値段を期待しないで手にとった豪華本が105円だったので喜んで買う。

夕食:かつおのたたき(お造りパック)、油揚げと白菜の味噌汁、塩鮭、白菜を入れるだけ!の八宝菜セット
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