本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
デパートを発明した夫婦
デパートを発明した夫婦 デパートを発明した夫婦
鹿島 茂 (1991/11)
講談社

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19世紀半ば、パリに誕生した世界初のデパート「ボン・マルシェ」。その魅惑のシステムは、それまで必要に迫られた義務でしかなかった「買い物」というものを一変させた。天才商人ブシコー夫妻と「ボン・マルシェ」のシステムを、彼らをモデルにしたゾラの小説を引用しながら紹介。

最初のデパート「ボン・マルシェ」において、現在に至るデパートの販売戦略がほとんど完成していたというのに驚かされる。薄利多売による商品回転効率の向上、仕入れ業者に競合させ仕入れ値を下げさせる、バーゲン・セール開催、テーマを絞ったバーゲンの年間スケジュール、「返品可能」をうたって客の財布をゆるめさせる…。「現在の生活に必要なものを買う」だけではなく、「ワンランク上のライフスタイルを提示し、それに相応しい品物を欲しいという欲望を喚起させて買わせる」装置としてのデパート。

デパートの誘惑戦術にのせられた客たちは、豪華な店内を彷徨ううちに、「思いもかけなかったような必要品」を次々に店内で発見してしまう。「とてもお安くなっております。奥様でしたら、これくらいはお召しになっていただきませんと」と、洗練された身なりで丁寧な物腰の店員たちが客のプライドをくすぐる。欲望のままに買い込んでしまったとしても、客達の心は充実感に満たされている。「これからの(もっと上のランクの)生活に必要なものを買ったんだから」。自分に相応しいものを買ったと思っている客に、衝動買いへの罪悪感はない。

ブシコーが真に偉大だったのは、商業とは「商品による消費者の教育」であると見なしていたことである。

消費者は、デパートの声援を受けて、ワンランク上の生活を目指して、懸命に働き、その稼ぎをデパートという学校に授業料として納入することになった。

読後、デパートをさまよいたくなってしまう。

ブシコーをモデルとしたゾラの小説はコレ↓
読みたいけど、高い本なのでずーっと保留。いつかは読む(つもり)。

ボヌール・デ・ダム百貨店 ボヌール・デ・ダム百貨店
エミール ゾラ (2002/12)
論創社

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★★★
梱包作業のあと、どうにもファイトが湧かず、ダレる。
最低限やっとかなきゃ、という作業だけ終わらせる。

義父母が、庭の一部を潰して倉庫を設置。さらに物置スペースを増築するらしい。収納が一杯だから…と前々から言っていたが。

だーかーらーガラクタを捨てろって。
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