本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
アガサ/愛の失踪事件
アガサ 愛の失踪事件 アガサ 愛の失踪事件
キャサリン タイナン (1988/11)
文藝春秋

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またも記憶で書く。

アガサ・クリスティ自身が真実を秘めたまま他界して以降、永遠の謎となってしまった13日間の失踪事件を元にしたフィクション小説を映画化。

著名な推理作家クリスティは、突然失踪し、その捜索に大人数が動員され、大いに世間を騒がせた。ところが数日後、彼女はとあるホテルに偽名で宿泊しているところを発見される。失踪時の記憶はないという主張で、母親の死、夫アーチー・クリスティ大佐との不仲など、情緒不安定のための突発的行動だったと思われるが、本人の晩年の回想録にもそのときの記述は一切なく、公式には「なかったこと」とされてしまっている。

この小説(映画)では、最愛の夫から離婚を宣告されたアガサが世をはかなみ、夫が再婚を目論む相手・秘書ナンシーを自分の命を賭けて陥れようと画策する。そのサスペンスを主軸に、アガサに取材目的のジャーナリスト(ダスティン・ホフマン)が正体を隠して近づき、心惹かれあうというラブロマンスが絡まる。スレンダーな長身のヴァネッサ・レッドグレーブ演じるアガサと、彼女よりかなり背の低いホフマンとの、お互い秘密を秘めつつのロマンチックなダンス・シーンは名場面。

しかし、アガサがいったい何を考えているのか、クライマックスまでさっぱりわからないので、のんびりロマンスにひたっていたら終盤で驚かされる。ミステリーの女王らしい(フィクションだけど)念の入った復讐計画。

もちろん現実はそうではないので、映画のラストは、この失踪事件の後、クリスティ夫妻は離婚、大佐は秘書ナンシーと再婚。アガサはその数年後、考古学者と再婚。としめくくられる。

早くDVD出ないかな。

★★★
市内でふだん行かないところへ行き、ちょこっと仕入れ。洗車して帰宅。午後は棚卸と蔵書の整理。

よく読み返すため本棚の手前に並べてある本はヤケや色アセとかの劣化が著しいのに、奥のほうにあってその存在すら忘れていた本がキレイなのが悲しい。
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