本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
衝動買い日記
衝動買い日記 衝動買い日記
鹿島 茂 (2004/05)
中央公論新社

この商品の詳細を見る
フランス文学部教授・鹿島茂氏のお買い物エッセイ。あとがきでそれぞれの品の「その後」が記載されているのが楽しい。

のっけから「腹筋マシーン」。最初の使用で腰を痛めてしまった。→「書斎の片隅で一種の洋服掛けとして使われている」

つくづく、この手のシェイプアップグッズを継続使用している人は、この世にいるのだろうかと思わされる。

「男性用香水」とか「ワイン」「チーズ」は薀蓄が素晴らしく、なんだかこちらも購買意欲をそそられた。

傑作なのは、「毛沢東・スターリン握手像」。氏は「世界の独裁者」というテーマのコレクションを志しておられるそうだ。香港骨董街でこれを買う直前に「毛沢東を真ん中に挟んで、左に林彪、右に江青女史(二人とも満面の笑みで毛沢東語録を掲げている)」というとんでもない組み合わせの像を発見、「このレアーさは素人にはわかるまい」と(どこがレアーかという歴史的解説も記述していただいております)、購入。しかしその直後、氏は「毛沢東・スターリン握手像」という超ド級の像を発見してしまう。「世界の独裁者コレクションという観点からすれば、毛沢東とスターリンという、大虐殺では甲乙つけがたい大物独裁者が一挙に二人集まってしまうのだから、こんなありがたいことはない。よし、買いだ。」

しかし、同行の夫人の反対と、その重さから三人群像のほうをあきらめねばならなかった。この像はその後、「書斎に鎮座して訪問客を驚かしている」

フランス文学者らしい気品と教養が感じられる品から、なんだよ、それ!という愉快な品まで、生活必需品ではないお買い物の愉しさあふれるエッセイ。

★★★
夜、寝苦しくて何度も目覚めるため、昼寝をするとぐっすり。悪循環だ。
関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2005 本に包囲された日々 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.