本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
超常現象をなぜ信じるのか
超常現象をなぜ信じるのか―思い込みを生む「体験」のあやうさ 超常現象をなぜ信じるのか―思い込みを生む「体験」のあやうさ
菊池 聡 (1998/09)
講談社

この商品の詳細を見る
「体験したこと」が「正しいわけではない」、ということを平易に解説した内容。体験や思い込みによって、思考や行動がいかに「非科学的・非論理的」に傾いてしまうのか、いくつか例をあげてあり、なるほど、自分の騙され具合がよくわかった。

筆者は文中で「自分は超常現象を否定しているわけではない。人はこのように体験・記憶・認知の自覚能力が非常に危ういものなのである。体験したからといってその現象の科学的証明とはならない」と、繰り返し繰り返し述べている。

現在、私たちの身のまわりには、体験や直感、感性を大事にしようというマスコミ情報や、教育理念があふれています。生き生きとした体験を重ね、豊かな感性を育むことはもちろん大切です。しかし、合理的に考えることよりも、体験を重視する方向に社会全体のバランスが傾きすぎているように思えるのです。

実際の経験に裏打ちされない理論ばかりをふりかざす姿勢には問題がありますが、これと同様に、体験や感性を何よりも重視してしまう経験主義にも、実は多くの問題があることにもっと気がついてほしいと思います。


  ↑ タイピングしてしまうほど心に残った箇所。
こういう傾向に流されてしまう(しまいたい)ことがあるので、自戒。

★★★
午後、かなり長時間寝てしまう。最近夜、暑くて目が覚めたりしてしまうから。
関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2005 本に包囲された日々 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.