本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
戦場のメリークリスマス
英国人サー・ローレンス・ヴァン・デル・ポストが、大戦中の捕虜体験などをもとに書いた「影の獄」その他の小説を、大島渚が映画化。南洋の捕虜収容所を舞台に、収容所所長の日本人将校(坂本龍一)、軍曹(ビートたけし)、通訳をつとめる英国人捕虜ローレンス(トム・コンティ)、新たに捕虜になった空軍将校(D・ボウイ)。メイン・キャストが、本職の俳優よりミュージシャンなどの素人が多くて、大根ゴロゴロの非常に見苦しい映画。特に坂本龍一のセリフの聞き取れなさ加減はハンパじゃなく、公開当時から彼のセリフには日本語字幕を切望されていた。マジで。

「東洋と西洋の邂逅」「キリスト教が云々…」と小難しい論評が当時飛び交い、難解な内容とかいろいろ騒がれた映画だが、えーと、単にホモ映画として観ればいいかと。

坂本龍一演じるヨノイ大尉(いかにもガイジンの考えた苗字というか)が捕虜となったボウイ演じるセリエ少佐に一目惚れ、大尉に心酔する側近は嫉妬メラメラ。他にも捕虜の豪州兵が朝鮮人兵士とデキて、豪州兵は処刑・朝鮮人兵士が後追い自殺するというシーンがあったり、何をやっとるんだこの軍隊は。これじゃ負けるって。

セリエ少佐には不具の弟がいて、弟に冷たくあたってしまった罪悪感が深い負い目になっている(パブリックスクール時代が回想シーンで登場。36でコーコーセーを演じるボウイ)。

反抗する捕虜を斬首しようとするヨノイを止めるために、セリエは彼を抱擁し頬に接吻する。ヨノイはいきなりそんなことをされたショックで卒倒(←貴様、それでも軍人か)、その後更迭される。後任の所長は捕虜たちへの見せしめのため、セリエを生き埋めの刑に処す。衰弱した彼は、弟と和解する幻影を見ながら死んでゆく。

ってのがこの映画のひとつの流れで、もうひとつトム・コンティとビートたけしの、友情というかなんというか、なんだかかんだか、最後に「めりーくりすます!みすたーろーれんす」てな流れがあるんだけど、どーでもいいので忘れた(批評家はここぞとばかりに褒めてた)。

公開当時大きな話題となり、イタイケな高校生だった自分は映画館で涙した想い出の映画。しかし、いまこうやって思い出しながら書いてみたけど…なんじゃこりゃ。

★★★
体調はあまりよくなかったが、いつものように実家へ。収穫もあまりなし。
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