本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
ドラッヘンの騎士
ISBN:4253153054 コミック 青池 保子 秋田書店 1997/12 ¥750

現代ドイツの、とある町おこしから始まる騒動を描いたお話。

800年前に暴君ドラッヘン公を倒し、ハンメルブルク繁栄の基礎を築いたハンメル家。祭りの騎馬試合ショーに騎士役として選ばれた青年ロルフは、偶然にも滅ぼされたドラッヘン家の子孫だった。出演を渋るロルフに、町おこしの観光局長ガンツ(少佐タイプの強面)は先祖の騎士のプライドを賭けて闘えと、説得する。

一方、町の歴史を調査するガンツたちに謎の妨害工作が仕掛けられる。秘密の隠された修道院をつきとめ、潜入するガンツとロルフ。修道院の地下に隠された壁画には、ハンメルブルクの町の起源を揺るがす絵が描かれていた…。

未完の長編「王城 アルカサル」と同趣向の作者の情熱を感じる作品。続きが待てないで調べてしまうファンには周知のとおり、「王城」の主人公ドン・ペドロは宿敵・異母兄エンリケに滅ぼされる運命にある。以後、ドン・ペドロは「残虐王」の名を冠されて家系は途絶え、エンリケのトラスタマラ家の時代となる。

「ドラッヘンの騎士」は、そういう滅ぼされた側の支配者が極悪人に仕立て上げられ、歴史から抹殺されているが、実は…という歴史捏造を探るドラマとなっている。

ガンツやロルフの活躍により、800年前の先祖の無念を晴らし、かつ、町の名誉を守るという爽やかなラスト。

それにつけても青池保子先生!「王城」の続きを早く描いてくださいお願いします(ここで書いてもしょうがないけど)。

★★★
なんだぁこの暑さわぁ!
頭がラリラリになってゆく蒸し暑さ。

市内で仕入れ。店内の冷房と、外や車の気温の落差にくらくらする。
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