本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
昭和の結婚(小泉和子・編)
昭和の結婚 (らんぷの本)昭和の結婚 (らんぷの本)
(2014/12/01)
小泉 和子

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結婚が「家」と「家」とのものだった時代の、男女共に自由はなかった主に昭和戦前の結婚を描いた書。

図版多数。このシリーズは、古写真好きにはタマラん。

それにしても婦人雑誌で啓蒙される「花嫁の心得集」が悲惨。戦前は、「凱旋なき出征と心得よ」「まず十年は耐え忍べ」「花嫁は涙を何石流さねばならぬ」…。戦後になって「楽しい家庭を」という風潮になってさえ、朝から晩までで陰に日向に良人に気を配り支え続けるようにとの、クドいアドバイスの数々。そんなことやってられっか、ボケ。読む分にはレトロな味わいがあるけどさ。

他人と家とがいやおう無く関わりをもつことになる結婚というものが、面倒で大変な面があるのは仕方がないことで、してみると、自由に結婚が選べる現代に結婚する人が減るというのは、これもまた仕方が無い時代の流れかと思った。

★★★
昨夜は自治会内の班の忘年会。ウチの班は入り婿の家があちこちあって、そのうちの一軒のダンナさんと隣の席になっていろいろ話を聞いた。もう孫もいる年なのに、「家」に関することは何ひとつ自分の思い通りにできないそうな。母親・娘(自分の妻)のいう「しきたり」「家」「土地」への考えに介入することはできない。自分は「家」と結婚したんじゃないと思っているから、妻とはそれが永遠にわかりあえない、ともう、あきらめというか絶望の心境だと。

男女逆になっているだけで、「家」を背負った「あととり」の重みは凄いものらしい。不動産の無い家に生まれ育って、新しい分家に嫁いだ自分には想像もできない重さなのだろう。
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