本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
アンネの伝記(メリッサ・ミュラー)
アンネの伝記 (文春文庫)アンネの伝記 (文春文庫)
(2000/05)
メリッサ ミュラー

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アンネの1945年に絶たれた短い生涯、そして彼女の両親・親類縁者・知人・友人たちの人生を紹介した本。隠れ家から連行されたアンネ一家のその後については、「アンネの日記」(父オットー・フランク生前に刊行されていた版)に記載されていた短い記述でしか知らなかったので、この本での悲惨な記述には胸が痛んだ。アンネの母が、夫や娘たちと引き離され、病死する直前、与えられたパンのかけらを「夫と娘たちのためにとっておくの」と食べずにためていた、という話には泣けた。

「日記」では姉をひいきする口うるさい母親、と思春期の少女にありがちな辛辣な描写をされていたのだが、アンネ視点ではない別の面が描かれている。それは隠れ家の他の住人も同様で、それぞれの人間像が興味深い。

10代前半に「アンネの日記」を愛読していた自分だが、母・エーディト(死亡時44才)の年齢をとうに超えてしまったなぁ。

★★★
本は破られるは、返却ボックスにカレーは入れられるは、図書館受難の時代。
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