本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
思ってたウツとちがう! 「新型ウツ」うちの夫場合(池田暁子)
思ってたウツとちがう! 「新型ウツ」うちの夫場合思ってたウツとちがう! 「新型ウツ」うちの夫場合
(2013/06/20)
池田暁子

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汚部屋本、整理本、貯金本がヒットし、新婚生活のコミックエッセイを出したと思ったら2年も経たないうちにコレが。

仕事をする気力は無くひきこもってネットとゲーム三昧なのに、旅行や遊びは元気いっぱい、妻の仕事の評判を2ちゃんねるでチェックしてネチネチ責め立て、プロデューサー気取り。ダンナさんの「うつ」が(「ツレがうつになりまして」のような)思ってたウツと違う…という著者の戸惑いと怒りと不安をセキララに描いた内容。

一応ダンナさんの許可を得て描いた作品とはいえ(読むことは禁じられているそうでまだ読んでいないらしい)、これは本人が読んだら、うつでなくてもすごいダメージをくらうだろうなぁ。実際Amazonレビューを読むとそういう病気の人の怒りの感想が載っている。

ただ、そういう「都合のいいウツ」の世話をしなくてはいけない家族の“ありのままの気持ち”を書いた本があったっていいじゃん、と思った。病気の人の気持ちをわかってよ、というのなら、その病人に振り回される人の気持ちもわかってよ、ということで。病人本人がそういう本を無理に読まなくてもいいけどさ。

しかし…。前作の新婚本からすでにこのダンナさんはどこがいいのかさっぱりわからない人物だったので(抑うつ状態というが、もともとの性格が増長されているだけのような…)、この本が出たとき「ああ、やっぱりね」と思った。夫婦のことだから本人同士よければそれでいいんだけど、意地悪な他人としては、次作は離婚本かと予測したりする。

巻末の参考文献がびっしり。勉強したんだなぁ。本編にも登場する編集者二人の有能さが眩しい。
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