本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
脂肪と言う名の服を着て
ISBN:4396762798 コミック 安野 モヨコ 祥伝社 2002/07/08 ¥1,050

気の弱いデブ女のヒロイン。ヒロインの彼氏にちょっかいをかける性格の悪い美人同僚がいて、ときたら、ありきたりの展開で、ヒロインが一大決心、ダイエットして痩せましたー!ハッピーエンド!…と思いきや、とてつもなく不条理な底なしの沼を覗くような物語だった。

とにかくまともな人間が出てこない。
ヒロインの彼氏は太って“劣った”彼女を持つことで心の安らぎを得ていて、ヒロインが痩せると「お前もオレより優位に立とうってのか!」とパニックを起こす。美人同僚は性格が悪いなんてものじゃなく、人を陥れるために犯罪まで犯す。会社の同僚たちもさまざまな狂気にとりつかれ、ヒロインを鬱憤のはけ口にしている。

ヒロインはというと、他人の目にばかり頼っているので周囲に翻弄されるばかり。お定まりの嘔吐で激痩せ。自分が痩せたあと、もともとおかしかった周囲の人間たちがバランスを失いさらに狂ってゆくのをみて、ますます自信をなくし、混乱してゆく。

唯一マトモといえる役回りが、エステサロンの女店長。
ヒロインは、会社を辞め、コンビニでバイトしつつまたもとの肥満体に戻っていた。
「やせてたとき、あたし…あんまりいいことなくて。周りの人も太れ太れってすごくって。あたしがやせたことでバランスくずす人がいて、見てるのつらくて」
そうやってうつむくヒロインに言い放つ。
「あなたの身体なのよ。あきれるわね。…もう誰のせいでもない。もとから誰のせいでもない。太ったのはそうやって人のせいにしているあなた自身のせいなのよ」

「身体じゃないもの 心がデブなんだもの」

肥満の劣等感と、摂食障害の心象風景を描いた恐怖漫画…?
「痩せれば幸せになれる」と(本気で)思っている人が読むといい薬かも。

★★★
自治会婦人部の会のためのお茶菓子などを準備。
自分の買い物じゃないから考え考え、時間がかかる。
あっという間に昼。

午後は昨日の仕入れ処理にとりかかり、完了。
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