本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
言霊(山岸凉子)
言霊言霊
(2013/05/13)
山岸 凉子

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このタイトル、そして表紙のジゼル。前作「ヴィリ」のようなオカルト風味バレエ漫画かと思ったが、作者談話のとおり「ダンサーをはじめとする、アスリートすべてに共通する“メンタルトレーニング”を描」いた内容だった。

ライバルの失敗を願う呪いの言葉を(自己嫌悪しつつも)心に浮かべてしまうヒロイン。しかし、内心で相手を呪う言葉は結局「自分だけが聞いている言葉」でしかない、つまりその呪いの言葉は、単に自分で自分に呪いをかけているだけなのだ。そのことに気がついたヒロインは自分を縛る言葉から脱して新しい境地へ…。と、爽やかな読後感の作品。

本番になると普段の実力が発揮できないのが悩みの健気なヒロイン、ちょっと意地悪なライバル、ヒロインを良き方向へ導く王子さま、とクラシックな配役だけど、平凡な道具立てでもでうまいこと読ませるベテランの力量はさすが。

「ドルシネア姫のヴァリエーション」イタリアンフェッテのあるヴァージョン↓
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