本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
女性ミリオネアが教えるお金と人生の法則
ISBN:4532164958 単行本 春日井 晶子 日本経済新聞社 2004/03/23 ¥1,470

「となりの億万長者」の著者による、女性ミリオネアに焦点を当てた書。しかし購買意欲をそそらない表紙だ。買ったけど。

「となりの億万長者」でお馴染みの、地味で質素な生活をしている人こそ実は…という調査結果に加えて、同じミリオネアの女性でも、堅実で愛に満ちた親に育てられた「アルファ・ウーマン」と、正反対の親に育てられた「ベータ・ウーマン」に分類し、現在のようになるまでにどのような人生の苦闘を経てきたか、というくだりが面白かった。

女性には特に大きな問題である、親・夫との関係にも深く言及。男性に比べて、女性はどうしても配偶者による影響が大きい。どちらのタイプの女性も「マージナル・ボブ」と名づけられるひらたく言えば“ロクデナシ”の男性と最初に結婚し、離婚している率が高い。「マージナル・ボブ」はリーダーの資質のある女性を嗅ぎわけ、とりいるのが天才的にうまいのだ(「マージナル・ボブ」のような男性をつくりあげる母親のタイプにも言及)。

ミリオネアの女性たちは、マージナル・ボブという手痛い失敗を経験し、それを乗り越え、さらに確固たる将来の指針を目指し、成功していくのである。

「となりの億万長者」と同じく、成功=自由気ままで派手な消費生活ができるようになること、と願う人には意味のない本。

ところで「マージナル・ボブ」について。この本には書かれていないが、「リーダーシップがあり、かつ社会的に自分より成功している女性の夫」というのは、たとえ最初はそうでなくても、よほど自分に自信がなければ遅かれ早かれ「マージナル・ボブ」になってしまうのではないか?と思った。「与謝野鉄幹コンプレックス」という小谷野敦が名付けてよく言及する概念があって、これはその名のとおり与謝野晶子の歌人としての才能に敗北を自覚していた夫・鉄幹の苦しみを指している。鉄幹は編集者としてプライドを保ち、晶子は鉄幹に惚れ抜いてどれほど浮気されても生涯連れ添っていてなんとかなったわけだが、概して「著名な妻の夫」は逆より少数派で立場は難しい。妻とは別分野で地位や名声を得てプライドを保つか、徹底して“ヒモ”(主夫?)に徹するか、とかく安穏とはしていられない。著名な女性の伝記・作品を読むとそういう例がいっぱい。

★★★
今日も暑い。
仕入れ処理完了。最近あまり良い結果が得られないので、気分停滞。梱包しなくていいのは楽だが。

昔から手づくり石鹸をネットで購入しているが、今日は初めてのサイトから注文してみた。いままで買っていたサイトは、お気に入りだった石鹸がリストからなくなってしまったのだ。しょせん個人サイト。無い物は仕方が無いので、石鹸ジプシーと化す。
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