本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
ブレンダと呼ばれた少年
ISBN:4594049583 単行本 ジョン・コラピント 扶桑社 2005/05/24 ¥1,680

以前に旧版でレビューを書いたが、絶版になっていたのがめでたく復刊。

有名な言葉をもじれば“人は男(女)になるのではない、男(女)に生まれるのだ”ってことだ。性同一性障害のような例外を除き、もって生まれた性別を恣意的に操れるものではない。

新版のあとがきでは、現在一部の学校で施行されている「行き過ぎたジェンダーフリー教育」への警告がなされている。この教育理念は“ブレンダ”をつくりあげたマネー博士の理論をおおいに参考にしているという。

それと旧版発売後の悲劇である、双子の弟と、男に戻ったブレンダ→ディヴィッドの自殺(2004年)についての記述もある。生前のディヴィッドは「俺は頭の中をあいつらにめちゃくちゃにされてしまった」と憤っていたという。この壮大な人体実験の“失敗”は施行したマネー博士の名声を恐れたひとびとの黙秘もあり、公にされるまで非常に時間がかかってしまった。マネー博士は「ブレンダとは連絡が絶えてその後は知らなかった」とコメントしているが、双子の母親はブレンダがディヴィッドに戻ったことをマネー博士に手紙で知らせている、と証言している。

…ところでAmazonのカスタマーレビューに一番乗りで書いている「たくよ」氏は、本を最後まで読まずにレビューしているのがバレバレですがな。

★★★
明日夕方夫が車を使うというので、今日に実家のある市へ仕入れに行く。
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