本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
わたし、公僕でがんばってました。(古林海月)
わたし、公僕でがんばってました。わたし、公僕でがんばってました。
(2011/06/24)
古林 海月

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もと、兵庫県庁職員のコミックエッセイ。「あくまで、10年ほど前に自分が体験した範囲の仕事内容を守秘義務違反にならない程度に描きました」とことわったうえで描いた内容。コミカルでもあるんだけど、そのコツコツとした感じの描きぶりから、なんだか真面目で誠実な公務員さんぶりが伺える印象。

仕事が厳しいのは民間も公務員も同じ、「高給で安定した公務員」だけのイメージは違うよ…と控えめに描いておられますが、彼女が最後に配属されて身体を壊したケースワーカーの仕事は、そりゃ壊れるわなーという激務。誰にも頼れない人どころか誰からも見捨てられた人を支える仕事。その報われない仕事内容。壊れないほうがどうかしてます…。民間では絶対できない誰もがやりたくない仕事があって、それは「公僕」がするしかないわけで。

お疲れ様でした、という読後感。

★★★
本書にも登場する官報の「行旅死亡人」(=身元不明行き倒れ)リストは、自分の前々職場(印刷会社)で、釜ヶ崎関連資料作成のために入力作業してたことがある。時代はまだバブルがはじける前、ホームレスの老人がほとんどだったリストの推定年齢の平均を思いっきり下げていたのは、コインロッカーに棄てられた赤ん坊たちだった。ニュースにならないだけで恒常的に起こっているんだな、と思いながらひたすら入力。
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