本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
世界の果てでも漫画描き 1 キューバ編(ヤマザキマリ)
世界の果てでも漫画描き 1 キューバ編 (創美社コミックス)世界の果てでも漫画描き 1 キューバ編 (創美社コミックス)
(2010/09/24)
ヤマザキ マリ

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日本にほとんどいない漫画家、ヤマザキマリ。訪れた国およそ30カ国!その世界遍歴を描いてほしいなーと思ってたら、出た。

いきなりキューバ!こりゃまた斬新な国。子ども時代の初外国渡航・香港の話をマクラに、留学先のイタリアからキューバへボランティア滞在した話が本巻のメイン。

サトウキビ刈りのボランティアって…。女がするもんじゃない過酷な労働。「カストロだってゲバラだって国のためにサトウキビ刈りをした」写真のコピーを持ち歩いてるのが笑える。

女一人で世界をバックパッカー、という本は他にもあるけど、ヤマザキさんはそこに短期間とはいえ「住む」のがすごい。ステイ先の家庭で(貧しさと流通不足で)食料が尽きてしまうと、「自分もおなか空いてたし、この国の家庭料理を食べたかったから」と有り金はたいてドルショップで大量の食料を買い込み、みんなでたらふくいただく。「施す」「恵む」なんていう感覚は微塵も無く、しごくナチュラル。その家の子どもたちから「今日のごちそうの絵を描いて。お腹が空いているときに見たら幸せになれるから」って言われて、みんなで美味しいごちそうの記憶を反芻しながら描くシーンも、絶妙のいい感じで描かれている。

こんなヤマザキさんだからこそ、お別れのときのあれやこれやの号泣エピソードがあるのだろう。

どの国にいってもそこに馴染んでいける懐の広さ、生命力の強さ、スケールのでかさ。稀有な女性だ。続刊はどこの国になるのか楽しみ。

★★★
裏山登りのついでに落ちていた栗の実を拾う。姑が栗ごはんを作ってくれた。

例によって東に向かって笑いながら食べる。ウマー。
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コメント
この記事へのコメント
私も即買いました
ヤマザキマリは1日にして成らずですね。
テルマエ2巻以来すっかりローマづいて「古代ローマの24時間」に突入しています。
2010/10/11 (月) 22:57:41 | URL | らん子 #xhD1mNs6[ 編集]
兼高かおるを超えた
どの国に行っても楽しめるバイタリティ溢れる人ですよね。次はどの国になるのか、テルマエもこちらも楽しみ。
2010/10/12 (火) 22:32:02 | URL | ヨモヤマ #-[ 編集]
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