本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
「シャトゥーン ヒグマの森」から三毛別羆事件を知る
シャトゥーン ヒグマの森 (宝島SUGOI文庫) (宝島社文庫)シャトゥーン ヒグマの森 (宝島SUGOI文庫) (宝島社文庫)
(2009/06/05)
増田 俊也

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……なんだかなぁ…。読後感がいまひとつだったので、遅ればせながらモデルとなった事件のテキストを読む。

三毛別羆事件

クマー!!この概要読むだけでも戦慄。Wikipediaで読み物として最も面白い項目の一つかもしれない。

犠牲者の通夜が営まれている家に、まるでブルドーザーのように羆が壁を突き破って餌(=遺骸)を取り戻しに来るとか、その後よりによって救援を呼びにいった人の妻子が犠牲になるとか、討伐隊の待ち伏せにはひっかからず大胆にも近くの家々を荒らしまわるとか、延べ数百人動員された討伐隊が倒せなかったあげく、ついに、ただ一人で追った腕利きのマタギが倒すとか…

不謹慎だが、まるで練られたシナリオのような事件。

ヒグマを仕留めた山本兵吉はその後もマタギとして山野を駆け回り、1950年に92歳で亡くなった。彼の孫によると、生涯で倒したヒグマは300頭を超えるという。

↑この人の評伝があってもおかしくないのでは…。

事件当時に7歳だった、三毛別村長の息子・大川春義は、その後名うてのヒグマ撃ちとなった。これは、犠牲者ひとりにつき10頭のヒグマを仕留めるという誓いによるもので、62年をかけ102頭を数えたところで引退し、亡くなった村人を鎮魂する「熊害慰霊碑」を建立した。ちなみに、春義の息子である高義氏も同じくハンターであり、1980年には、父春義も追跡していた、体重500kgという大羆「北海太郎」を8年がかりの追跡の上仕留めている。さらにその5年後には、他のハンターと2人で、体重350kgの熊「渓谷の次郎」も仕留めている。

↑「マッドマックス2」を連想した。こうなるともう神話の域に達している。

★★★
昨年の冬に近くの峠で「クマ出没!」の報が流れたが、単に黒くてデカい飼い犬(犬種は不明)だったらしい。山間部で紛らわしい犬を飼うのは遠慮してください。
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