本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
看護覚え書
看護覚え書―看護であること・看護でないこと看護覚え書―看護であること・看護でないこと
(2000/01)
フロレンス・ナイチンゲール

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以前も書いたけどもう一度。通して読む本ではないし、手許に置いて思いついたときにめくり、目についたところを読み返している。現代でも十分に通用する科学的・理知的な行動の示唆と、手厳しい毒舌っぷりが随所で楽しめる。

病人の心理状態への誤解、病状についてや看護の正しい知識が無いのに病人におせっかいな励ましや忠告をしたがる善意の見舞い客、美容のために極端な摂食をする婦人、など、現代でも繰り返されている問題への指摘が随所に書かれていて、人間ってあまり進歩していないんじゃ…という気にさせられる。

あと、“無能な上流婦人”への皮肉や嫌味があちこち書かれているのがなんとなく可笑しい。自ら道を切り拓いた有能な職業婦人だったナイチンゲールからすれば、彼女たちに間違った知識や行動で干渉されるのはガマンならなかったことだろう。

「小説のなかのいくつかの誤りに関する覚え書」では、小説で描かれる間違っていたりいい加減だったりする病状・看護の記述を指摘。

(小説の中の)ヒロインはいつも「感染」などものともせず立ち向かい、自分の家族全員や托された患者とともに感染して死ぬ。他人まで巻き添えにするとは、なんという恥の上塗りであろうか!

小説内の“無知なヒロイン”まで叱ったりするフローレンス姐さんなのであった。

↓こちらの「決定版」も持っているが、こっちは横書きなのよね…。横書きは読みにくいので嫌なんだけど、「決定版」だし…結局両方手離せない。

ナイティンゲール 看護覚え書 決定版ナイティンゲール 看護覚え書 決定版
(1998/03)
ヴィクター スクレトコヴィッチ、

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