本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
納涼企画 汐の声「わたしの人形は良い人形」所収
わたしの人形は良い人形―自選作品集 (文春文庫―ビジュアル版)わたしの人形は良い人形―自選作品集 (文春文庫―ビジュアル版)
(1997/05)
山岸 凉子

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納涼企画、今日で終わりにしますから。

山岸凉子の恐怖モノのなかでダントツに怖いのが「汐の声」。語り手である主人公が、周囲から理解されず追い詰められたあげくに死んでしまうのにもビックリだが、そのうえ死後も…とにかくまったく救いの無いストーリー。

主人公は、霊感少女として芸能活動をしているが、本人は自分にまったく霊感がないのを自覚している。辞めたくて仕方がないのだが、彼女の稼ぎにべったり依存している両親のため、どうすることもできない。

と、おなじみの山岸凉子のテーマ、「親のエゴの犠牲になる子ども」「適切な自己主張をしなかったむくいで奈落に堕ちていく」。

主人公と共鳴してしまう怨霊少女が登場するクライマックスシーンは、数多くの読者を恐怖のズンドコにたたきおとしたことであろう。某巨大掲示板の山岸スレでは、なんとかその恐怖を紛らわすべく、その怨霊少女・舞あけみを「松井」(秀のほうね)と称するグッドアイディアが定説に。

この作品を読んだひとは、すべからく「舞あけみ=松井(秀)」思考に走ること必至。

★★★
三日と続かない天気だった。蒸し風呂のような暑さ。

いちおう仕事は毎日してるが、能率悪い。夏はいつもこう。
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コメント
この記事へのコメント
ホントに怖いです
ぐえーっぐえーっ!!もセットで襲ってきます…。
身体は成長させてもらえずカオだけ伸びたあの姿。
それを、松井秀!!!
確かに多少笑いにかまけて恐怖が薄れたかもしれません。

2009/08/22 (土) 00:56:43 | URL | らん子 #KCv9ojSo[ 編集]
ここまで堕とさなくても~
怪奇現象を感じるのが主人公だけで、そのことを誰にも信じてもらえず…という精神的な追い詰め方が、山岸凉子はウマい!

松井作戦は、TVで活躍する松井を観ると、舞あけみを思い出してしまうという諸刃の剣だったりして♪
2009/08/22 (土) 09:31:19 | URL | ヨモヤマ #-[ 編集]
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