本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
リトル・トリー
リトル・トリーリトル・トリー
(1991/11)
フォレスト・カーター

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ブックオフ105円コーナーの常連本。つまりそれだけ普及しているってことでもあるけど。

「本書は、東チェロキーの山中における著者と祖父母との生活をつづった自伝的な回想録である。1930年代、経済大恐慌下の一生活記録として貴重だが、単にそれだけのものにとどまらず、どんな時代のどんな人にも共感を与えうる人間的な記録に高められている。万人の精神に語りかけ、魂の最深部に訴えかける力を持っている。」

てなフレコミの本だが、作者はKKK団の一員で、つまり人種差別主義者、もちろんチェロキー・インディアンとは何のかかわりもない人物。書いてあるチェロキーについての記述も嘘。

かの名高い人種差別主義者団体に属していた人間が、なにゆえ身分を隠してネイティブ出身を称し、その文化や精神を讃える本を書いたのだろうか。その精神構造のほうがノンフィクションとして興味深い。

チェロキーの血をひくリチャード・L・アレンという人物によると、この本はいわゆるニューエイジと呼ばれる「いとも簡単に答えが与えられると信じた人たち」の市場をにらんで創りだされたもので、欧州による植民地化を正当化するためにつくりだされた作品のひとつと結論づけた、ということだそうだ(http://native.way-nifty.com/native_heart/2006/01/post_da23.html)。

日本の出版社は(意図的に真実を伏せた上で)「あるネイティブの家族を描いた自伝的作品」として、この本を売り続けている。Amazonのレビューを読むと、作者の真実が知られてもなお、絶賛され続けているのが、なんだかなー…だ。

こんなのにまで収録されている。↓

齋藤孝のイッキによめる! 名作選 小学6年生齋藤孝のイッキによめる! 名作選 小学6年生
(2005/07/14)
森 鴎外町田 康

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ま、どーせ齋藤孝だし…。

★★★
暑い日々が始まり、2階は一日中おてんとさんに照らされているので、日が暮れても部屋の温度が30度から下がらない。1階との温度差がありすぎだ。
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