本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
『こころ』は本当に名作か
『こころ』は本当に名作か―正直者の名作案内 (新潮新書)『こころ』は本当に名作か―正直者の名作案内 (新潮新書)
(2009/04)
小谷野 敦

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古典名作案内本として、モーレツに面白い。こういうのを読むと、あらためて自分が古典名作をほとんど読んでいないのに気づかされる。人生とっくに折り返し地点を過ぎたというのに。

ところで夏目漱石は現在では教科書から消えているらしいが、自分は『こころ』を高校時代の現代国語で習った。「先生」の手紙のくだりで、「先生」の親友「K」が自殺するところまで抜粋されていたと思う。あらためて思い返すと、なんでこのくだりが抜粋されたのだろうか。「“友情”“裏切り”“失恋”みたいなのがからむし、学生向けじゃないすか~?」てなノリだったのか?

「先生」が部屋で自殺した「K」を発見し、ふすまには(Kが命を絶った時の)鮮血のほとばしりが、などとあって(←記憶で書いているからこんな表現じゃなかったと思うが)、その授業中、陽射しが差し込んで明るい教室なのに、自分たち生徒のなんともいえない、どよ~んとした雰囲気を今でも覚えている。

★★★
インフルエンザ、いつのまにかアジアでは日本がいちばんの汚染国。感染の恐怖に神経をすり減らすうちに、どんでん返しの心境になってきて「感染済ませたほうがむしろラク」となってしまったりして。健康体の人に限るが。
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