本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
狂気の偽装
狂気の偽装―精神科医の臨床報告 (新潮文庫 い 84-2)狂気の偽装―精神科医の臨床報告 (新潮文庫 い 84-2)
(2008/10/28)
岩波 明

商品詳細を見る
読みたいとぼんやり思っていた矢先に文庫化されたので買う。

昨今大流行の「心の病」(うつ病、PTSD、トラウマ、自傷行為)は、はたして本当に病気なのか?
著者は臨床精神科医。この本の、特に前半の主旨は「現在の『心の病』のブームの少なくない部分は、捏造されたものである」、という記述に尽きる。そのことへの批判部分が面白い。

親に怒鳴られたくらいのことで(死を垣間見るような状況・身体的暴力を受けたわけでもないのに)PTSDを名乗るな、とか。トラウマという言葉は胡散臭くて嫌いだ、外来を受診した患者が「親との関係がトラウマになって具合がわるくなった」などというのを聞くとゾッとする、とか。

精神科の患者を減らすための医療改革が、精神科の敷居を低くし、かえって患者数を激増させてしまった、というくだりは、何というか、皮肉だ。

★★★
朝、屋根に雪がうっすら積もっていた。

仕入れと墓参り。また庭の小菊を切って供える。
関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2005 本に包囲された日々 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.