本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
医学探偵の歴史事件簿(小長谷 正明)
医学探偵の歴史事件簿 (岩波新書)医学探偵の歴史事件簿 (岩波新書)
(2014/02/21)
小長谷 正明

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歴史上著名人物を中心とした病気・医療の歴史。この手の内容は大好物なので、ちらほら知識は得ていたが、さらによく知ることができた。ほどよくミーハーで読みやすい。

独裁者たちの病や、「神の声」を聴いたジャンヌ・ダルクは側頭葉テンカンだったのではという説など、病気によって歴史が大きく変わる怖さ。さまざまな犠牲の上に発達してきた医学の大切さ。

ところで、1949年生まれの著者が「いまいち」を多用するのがちと不思議。この言葉、現代では当たり前のように使われるようになってしまって気になるんだよなー。TVでも、「いまひとつ」ってしゃべっているのに字幕で「いまいち」で書かれたりすることもある。

★★★
4月の新年度から自治会の副会長!会計担当!また帳簿が増えるのか~!
46歳人生で一番ナイスバディになりました(柴田亜美)
46歳人生で一番ナイスバディになりました (バンブーエッセイセレクション)46歳人生で一番ナイスバディになりました (バンブーエッセイセレクション)
(2014/02/27)
柴田 亜美

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ダイエットコミックエッセイ。フラフープでシェイプアップしました!という内容だけど、かなりハード。フラフープだろうが自転車だろうがランニングだろうが筋トレだろうが、負荷のかかる動作を、身体を痛めないように気をつけつつも激しく継続できれば必ず効果はでるんだなぁ…というあたりまえだけど、アラフィフにとって励まされる内容。

柴田ギャグ炸裂でひさびさにこのノリを楽しませてもらった。頻出する「目つきの悪い真顔」ギャグの元ネタを知らないで読んでるヒトもいるような気がする。竹書房だし説明不要な著名マンガネタではあるが。

作者が通うフラフープの先生は、別のヒトのダイエットコミックにも登場していた。そっちは毒の無い普通の描き方だったので、このヒトをそう料理したか!という面白さもあった。

ネタで勝負の素人コミックエッセイが多い中、プロのそれはやっぱり安定の読みごたえ。

★★★
高校時代に読んでいた「音楽専科」で、柴田亜美はよく投稿欄に登場していた(のち、同誌の別冊「8ビートギャグ」でデビュー)。彼女描くD・ボウイとか、ミック・ジャガーとか上手くてギャグもキツくてめっちゃ面白かったなぁ。
アンネの伝記(メリッサ・ミュラー)
アンネの伝記 (文春文庫)アンネの伝記 (文春文庫)
(2000/05)
メリッサ ミュラー

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アンネの1945年に絶たれた短い生涯、そして彼女の両親・親類縁者・知人・友人たちの人生を紹介した本。隠れ家から連行されたアンネ一家のその後については、「アンネの日記」(父オットー・フランク生前に刊行されていた版)に記載されていた短い記述でしか知らなかったので、この本での悲惨な記述には胸が痛んだ。アンネの母が、夫や娘たちと引き離され、病死する直前、与えられたパンのかけらを「夫と娘たちのためにとっておくの」と食べずにためていた、という話には泣けた。

「日記」では姉をひいきする口うるさい母親、と思春期の少女にありがちな辛辣な描写をされていたのだが、アンネ視点ではない別の面が描かれている。それは隠れ家の他の住人も同様で、それぞれの人間像が興味深い。

10代前半に「アンネの日記」を愛読していた自分だが、母・エーディト(死亡時44才)の年齢をとうに超えてしまったなぁ。

★★★
本は破られるは、返却ボックスにカレーは入れられるは、図書館受難の時代。
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