本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
買物難民―もうひとつの高齢者問題
買物難民―もうひとつの高齢者問題買物難民―もうひとつの高齢者問題
(2008/09)
杉田 聡

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一番近いコンビニまで数キロある居住環境の自分には確実に訪れる暗い未来が書いてある。

店まで遠い、バス停も遠い、バスもめったにこない、バスの乗り降りも大変、買い物の荷物(雨が降れば傘も)は重い、車の往来が危険、という往復の苦労。店に着いたら着いたで、大型スーパーは広すぎる、座って休む場所もない、どこになにがあるかわからない、表示文字も小さい、英語で書いてあって意味がわからない、レジで急かされる。そういう困難を乗り越えて、日常の買い物を一度こなしただけで、高齢者は二三日寝込んでしまうほど心身ともに痛めつけられる。

買い物を人に頼むにしても、気兼ねがいる、思い通りの物が買ってもらえない、自分で買い物をする楽しみ・気分転換ができなくなる。生協宅配のマークシート記入はあまりにも項目が豊富で疲れる。

大型店の出店により、住宅街の小売店・商店街が壊滅することで、ウチのような田舎でなくても、老人が歩いて買い物に行くことが非常に困難になってしまった。

著者の他の本で「クルマを捨てて歩く!」というのがあることは知っていたが、読みもせずタイトルだけで「健康のために歩こう」という趣旨の本かと思っていた。著者の主張は、行政に携わるものは特に、クルマに乗らず歩いて生活をし、歩行者の日常の困難・苦労を体験し、改善していこうではないかということ。現在マイカーに頼ることができる自分たちが、将来の自分たちの首を絞めている。

★★★
…とはいっても、将来餓死するような気がしてきた。
ビートルズの謎(中山康樹)
ビートルズの謎 (講談社現代新書)ビートルズの謎 (講談社現代新書)
(2008/11/19)
中山 康樹

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最初の「レイモンド・ジョーンズは実在したか」が一番面白かった。

レコード屋の店主だったブライアン・エプスタインに「ビートルズのマイ・ボニーっていうレコードありますか?」と尋ねた“レイモンド・ジョーンズ”という若者。エプスタインとビートルズの邂逅のきっかけをつくった人物として名を残しているが、その後、レイモンド・ジョーンズなる人物はビートルズ史に一切登場せず、インタビューも写真も何も無い。彼は本当に実在の人物なのか?

1997年、「レイモンド・ジョーンズは自分がこしらえた架空の人物だった」と、エプスタインのかつてのスタッフが告白し、伝説に終止符が打たれた…かと思いきや、2004年、ついにレイモンド・ジョーンズ本人が登場する。彼がエプスタインの店でレコードを注文してから43年も経っていた。

ではなぜ本物のレイモンドは、2004年になってから登場したのか。2004年には何があったのか?

筆者のその謎への推察はたぶん正解なんだろう。

とりあげられたどのネタもマニアック…。(フツーに音楽聴いてるだけのファンにはどうでもよい)地味な伝説・定説をコンパクトにまとめてあって、どうでもいいことを掘り下げるのが大好きなファンには楽しめる…はず。

★★★
寝る前に本を読み始めてもすぐ寝オチ。
夜中や明け方に目が覚めるのでそれからまた読み始める。そんなパターンになってきた。
風呂焚き再開
ボイラーと併用でボチボチと。
網戸張替え
破れたところをガムテープを貼ってごまかしていたが、やっとこさ張替えてもらった。

ホームセンターで取替え用の網を買い、庭に広げて二人で作業。ゴムを押し込むのはローラーが適しているのだけど、家に無いのでちまちまとヘラやドライバーで押し込む。

やってみれば、単純な作業。ローラーがあればもっと手早く出来ただろう。作業が終わってからYoutubeで網戸張替え動画を観たけど(やる前に観ればよかったが)やっぱ作業効率がぜんぜん違う。

煙突台修理終了
水道屋さんが朝イチからとりかかってくれた。
台の表面・壁・地面を漆喰で塗って、煙突を元通りに取り付けて終了。一週間ぐらい経ったら炉に火をボチボチ入れてみてください、とのこと。しょっぱなからガンガン焚くのはヤバいと。

ついでに、勝手口の床のスキマを漆喰で埋めてもらった。ここからネズミが出入りするので、義母が長年なんとかしろ、なんとかしろ、と言い続けてきた場所。ここだけ埋めたって、ネズミは床下・壁・天井、あらゆるところを縦横無尽に駆け回っているんだけどなー。ま、埋めてもらって気がすんだだろうし、よかった。

★★★
NHK-BSの「ゲゲゲの女房」再放送、毎日観てるうちについ続けて「梅ちゃん先生」まで観るようになってしまった。前作「カーネーション」と比較され、Twitterでもボロカスにけなされていて、製作側の人たちが気の毒になる。今週に入ってから、一番批判の的になってるこぶ平のナレーション(わざわざ言わなくてもわかってるってば、という無駄ナレーション)がこころなしか減っているように思えるけど…。批判を受けて一部音声消したのかな。全部消してもいいよ。
5月9日
おかきの「播磨屋」サイトのヒートアップぶりにびっくらこいた。

昔は普通のHPで、社長の主張がちょっぴり載ってただけらしい。今は商品リンクより巨大な字で主張が前面に。商品コースと並んで理念コースが…。街宣車ボルボまで出動している。

本業のおかき商売に悪影響はないのだろうか。

おかき食べたくなってきた。

★★★
朝イチでホームセンターへ行き、エアーポット購入。
煙突台
先週からの続きで、水道屋さんに煙突台を造ってもらう。ウチに余った耐火レンガがあったのでそれを使ってもらった。午前中かかって出来上がり。セメントが乾く2~3日後に、台や壁の表面の仕上げをしてもらう予定。

夜、10年くらい使っていた魔法瓶が壊れた。
故障は伝染する…という妄想に以前からとりつかれているが、こういうレベルでよかった。いいかげん故障連鎖は打ち止めになってほしい。
ホーダー 捨てられない・片づけられない病
ホーダー 捨てられない・片づけられない病ホーダー 捨てられない・片づけられない病
(2012/01/30)
ランディ・O・フロスト、ゲイル・スティケティー 他

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ワイドショーネタで時々登場する、いわゆる「ゴミ屋敷」。米国では「HOARDER」と病名がつけられ、研究・治療が模索されている。「Hoarder」「Hoarding」でYouTube検索するとゴミ屋敷動画がザクザク出てくる。

10年以上ホーディングを専門に研究してきた著者が、具体例をあげて紹介。精神障害・発達障害とも深くかかわる上、そもそもホーダー本人が「治りたい」と思えるまでにたどりつくのさえ高いハードル。すべてのものが彼らにとって必要不可欠なものなのだ。

たとえば数年前の新聞の料理レシピの切り抜き。これを捨てることは、この料理を作って家族や友人に「料理上手な素敵な主婦」と思われる私、という未来の可能性を捨ててしまうことになる。たとえキッチンはレンジや流しにまでモノがびっしり積み上がって、料理をすることすらできない状態であっても。

少し前のNHK「クローズアップ現代」で、“ライフログ”というのを特集していて、そこで自分の一日の記録(何時に起きた、何を食べた、どこへ行った、何を買った)を何もかも細かく細かくデジタルデータで記録する人が登場していたが、ホーダーはモノを溜め込むことで自分というものを実現・形成しているのかなぁと思った。

文字通り、天井まで積みあがっているゴミ(にしか見えない)山から一つ一つ「これは必要か」「捨てられるか」と本人に確認させる…という研究者たちによる“治療”。少しずつでも改善していくわずかな例はあるが…。

★★★
こういう翻訳本を買うときは、翻訳文章の読みやすさが非常に心配だが、ナショジオのサイトで試し読みが出来たので安心してポチッと。

★★★
ホーダー自身も決して苦しんでいないわけではないらしいが、家族はもっと悲惨。この、「片付けられない女の家族」というブログは非常に読み応えがあった。ブログ主の幸福を祈らずにはいられない。

こう書いてはナンだが、こんな基地外の親の元に生まれ育っても、こんなに立派なしっかりした人に成長できるという、人間の強さに感動。あらためて「大阪維新の会」のトンデモ条例案は本当にトンデモだなと、ホットな時事ネタへ無理矢理もっていって締めくくらせていただきます。
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