本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇
中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇
(2011/03/09)
中野 京子

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続けて読むと若干食傷気味…かと思ったけどやっぱり面白い。

西洋絵画を鑑賞するには、聖書とギリシャ神話の知識が必須。でもいまさらイチから読む気にもなれない。という向きに、美味しいところを美麗絵画とともにかいつまんで教えてくれる。

最後のティツィアーノ「バッカスとアリアドネ」。ハッピーエンドを示唆しつつ電撃的瞬間を描いたこの絵画、アリアドネのそういう顛末をこの本で初めて知った。よかったよかった。

画家たちのちょっとした紹介で各項をしめくくっているが、もっと知りたくなる要約になっているのがさすが。

★★★
事務はだいぶ慣れてきて時間に余裕が出てきた。あとはお金にも余裕が欲しいところだが。
残酷な王と悲しみの王妃(中野京子)
残酷な王と悲しみの王妃残酷な王と悲しみの王妃
(2010/10/26)
中野 京子

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「怖い絵」シリーズの中野京子による人物評伝。メアリー・ステュアート、マルガリータ・テレサ、イヴァン雷帝と妃たち、ゾフィア・ドロテア、アン・ブーリン。メアリー・ステュアートやアン・ブーリンなど読む前は、今さらこの二人をわざわざ書く?と思っていたが、さすが読ませる構成になっていた。

マルガリータ・テレサは、この本の表紙にもなっている「ラス・メニーナス」ほか名画のモデルとなった以外は、個人として語るべき何も無い一生を送った女性なのだが、それでも嫁いで亡くなるまでのほんの数年は、実家よりは明るい環境で過ごせたらしい。なんとなく安心した。しかしこのマルガリータ、どこで読んだのか忘れてしまったが、「成長するにつれてブスになった」とか書かれていて吹いた。確かに幼い時が一番可愛く、年月とともにハプスブルク家独特の特徴のある顔立ちに…。マルガリータの異母姉マリア・テレサも父親フェリペ4世そっくりで、古臭いファッションとあいまって、嫁いだルイ14世のフランス宮廷で笑いものになっていたという。異母妹に比べて気の毒な結婚生活。

★★★
読書したあと2時間も昼寝してしまってビックリ。
4月19日
今月の借金爺。数日前に「電気代が払えない…」という鬱陶しい電話がかかってきていて(もちろん黙殺。そんなの知るか)、今月もさぞかし粘るのだろうかと思っていた。しかし予想に反してあっさり領収書を差し出して帰っていった。嫁の運転する車で来ていたので、待たせまいとしていたのか。それとおそらく、子どもに何とか金策してもらったのだろうな…。

先月・今月と発注がなかったので、この爺への支払いは少なくともこれから2ヶ月は無い。やれやれ。
買い物の社会史
買い物の社会史 (りぶらりあ選書)買い物の社会史 (りぶらりあ選書)
(1990/07)
モリー ハリスン

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中世から現代までの「買い物」の変遷史。同じ著者で同じ出版社の「台所の文化史」が面白かったのでこちらも読む。

一次資料である家計簿や帳簿などの当時の記録が随時引用されて、図版も豊富。カタそうなタイトルや装丁に反して、すらすら読める。

中世はそもそも買うものが無く(自給自足なので)買い物はたまにしかしなかった。近世~現代では大量生産・人口集中・店の数の増大などで、小口の買い物の習慣が形成されていく。めぐりめぐって現代、大型ディスカウント店と自家用車と大型冷蔵庫が普及し、主婦はまとめ買いをして買い物の回数を減らしている。

現代の店で売られている商品の半分以上が戦後発見されたものとは驚くべきことである。

ほんとだ。

★★★
7週間後、という予約をしていた病院へ。注射5回目。あと1回で注射回数の限度となり、薬服用に切り替わる予定なのだが、製薬会社が被災してその薬の製造が現在ストップしているというのをネットで知った。切り替える頃には製造再開してくれればいいが。
4月8日
またもや手形を割りに銀行へ。

今回は、意地になってきっちりした資金繰表を準備。その甲斐あってかあっさりOK。「え?今日は何も訊いてくれないんデスカー?」…と何だか寂しい気持ちになってしまった。

ともあれ、今月の資金調達はこれで済み。
帰宅後、今月の支払い予定をチェック。税務署に電話して繰上げ納付することを伝える。

こ、これで今年始めからさんざん苦しめられてきた様々な支払いが、完了もしくは正常なサイクルになる…。
トラウマ映画館(町山智浩)
トラウマ映画館トラウマ映画館
(2011/03/25)
町山 智浩

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町山氏の映画本、ときたら問答不要で即買いだ。「小説すばる」での連載をまとめたもので、いくつかの映画はポッドキャスト「町山智浩の映画特電」でも紹介されている。

1962年生まれの著者が、主に小学生のときにTVで観た映画ばかり。現在あまり知られていない(もしくは事情があってDVDも発売されない)、とはいっても決して“駄作”ではなく、人の心の深遠をえぐりだすような恐ろしい作品が列挙されている。

ある程度宣伝などで予備知識をもって選択して映画館に観に行くのではなく、何の知識もなくTV画面で小学生がイキナリこんな映画を観てしまう。同時代に育った自分にもその衝撃は十分想像がつく。以前にもここで書いたが、『不意打ち』(多分町山氏が観たのと同じ放映時に小学生の自分も観た)という映画の怖さは今でも忘れられない。

豊富な知識による映画の背景解説だけでも十分に知的な刺激を得られる内容の本だが、続いて、映画での疑似体験は人生の予行演習だった…と著者の実人生との係わりも要所要所で語られるのが切ない。これらの映画の救いの無い結末は、自分たちと決して無縁ではない。
4月2日
資金繰表作りにあけくれた一週間だったような気がする。

「精度を高めてください」と言われていたので、一円単位のをこしらえたら「見づらいので千円単位にしてください」とか言われ … ○| ̄|_

来月は売り上げがアップしそうかダウンしそうかとか、取引先別にいちいち確認したり。下請けでしかないウチがそんなことわかりません…。ここまでの問答をする意味があるのかどうか、他と比較しようがないのでわからないけど、そのためにむちゃくちゃ時間を喰うのは確か。
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