本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
消えたマンガ家―アッパー系の巻
消えたマンガ家―アッパー系の巻 (新潮OH!文庫)消えたマンガ家―アッパー系の巻 (新潮OH!文庫)
(2000/12)
大泉 実成

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山本鈴美香が教祖(巫女)となっている「神山会」への潜入ルポが読み返したくなって再読。このルポが書かれてからもう十数年経っているのだが、現在どうなっているのだろうか。「エースをねらえ!」単行本や関連のキャラクター商品などは現在も発売され続けているので、信者のお布施以外の収入もあるんだろうけど。

漫画家現役時代の「絶対にアシスタントに行ってはいけない漫画家、不動のナンバー1・山本鈴美香」伝説も怖い。アシスタントが給与袋をみると、お金は入っておらず「請求書」が入っているとか。ほかにも電気代・水道代を請求されるとか。実際、背後でネジ巻いているのは山本鈴美香の実父だそうだが(かの高名な山本鈴美香に師事できるのだから、アシスタントのほうが金払え、という理屈らしい)。

萩尾望都と親との確執にも似たような話があった。

文藝別冊 萩尾望都 インタビュー記事より↓

萩尾 アシスタントさんにアシスタント料を払うじゃないですか、そうすると父が「なんで払うんだ、普通はお弟子さんがお金を持ってくるんだよ」と。私は絵の塾をやっているんじゃないんだけど、父の感覚ではまあそうなんですね。3年間ずーっと説明したんだけど、とうとうわかんない。それでもう最後に大ゲンカになって。

どうしてそれがわからないのか、読んでいるこっちも不思議でしょうがない。

で、山本鈴美香だが、「七つの黄金郷」も未完のままで、読み続けてきたファンを20年以上放置プレイ。教祖様になって信者を救うより、まず自分の読者を救ったほうがよほど功徳になると思うが。
とりから往復書簡 (1)
とりから往復書簡 (1) (リュウコミックス)とりから往復書簡 (1) (リュウコミックス)
(2008/08/20)
とり みき唐沢 なをき

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三巻で完結したというので購入。みっちり濃いネタが詰まっているのでゆっくり読める。

唐沢なをきさんちの、女性ばかりのアシスタントさんたちの描写が好きだわ~。

14通目の、「固有名詞が出てこない」ネタ、よくある。以前美容院で、超有名男優の名前が出てこなくて大騒ぎした。

前夜にTVで「ターミナル」が放映されてたよねという話から、「で、主役の……あれ?」「ほら、フォレスト・ガンプの」「プライベート・ライアンとか…」「ダ・ヴィンチ・コードとか」「アポロ13」「ユー・ガット・メール」「あー!出演映画名は次々と出てくるのに名前が出てこない!」

などと店内にひびきわたる大声でギャーギャー騒いでいると、「あちらのお客様から…」と、まるでバーのとまり木でオゴってもらうような感じで、3つくらい離れた席のお客さんから名前を教えてもらった。

「春はあけぼの」で、じゃあ、「夏は」?

…完っ璧に忘れた。

★★★
一時的なものだそうだがいきなり真冬の寒さ。真冬仕様の服にする。指がかじかんできてキーボードが打てなくなったので、犬を連れて裏山を駆けまわる。
きのう何食べた?(4)(よしながふみ)
きのう何食べた?(4) (モーニングKC)きのう何食べた?(4) (モーニングKC)
(2010/10/22)
よしなが ふみ

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家庭料理レシピ(段取り付き)としてもお役立ちのシリーズ第4巻。天ぷら揚げるのに苦悩しまくるシロさんが面白かった。かき揚げは難しいよな。

ウチはさつまいもを揚げるとき、切ったあとレンジで軽くふかしてから衣をつけて揚げる。そうすれば中まで火が通っているか気にしなくてもいいから。

長ネギのコンソメ煮、こんどやってみよう。

★★★
百貨店の北海道物産展へ行く。いろいろ試食できて美味しかったけど、何も買わず。
バビル2世ザ・リターナー 1(横山光輝 野口賢)
バビル2世ザ・リターナー 1 (ヤングチャンピオンコミックス)バビル2世ザ・リターナー 1 (ヤングチャンピオンコミックス)
(2010/07/20)
横山 光輝

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名作「バビル2世」のリメイク…というか続編。

アニメの「バビル2世」しか知らなかったので、なぜいきなりバビル2世vsアメリカなのか面食らう。巻末の解説やらネットをあちこち読んで付け焼刃で経緯を知る。横山光輝御大による「その名は101」という続編があったことすら知らなかった。

北極海を航行する巨大ロボット(ポセイドン)をイージス艦が攻撃するオープニング、東京都心で浩一(バビル2世)と黒豹ロデムをヘリや超能力部隊が一般人を巻き添えにしまくって攻撃する展開、さいごはモンゴル自治区で目覚めるロプロス…。とまぁ、これから大いなる闘いが始まりますよ~という1巻。いずれヨミも出るらしい。

自分にとってなじみの無い絵柄のせいか、状況を読み取るのにちょっと苦労する。寄る年波で、新しいマンガにはついていけんようになっていくのかのう…。続きは楽しみだが。

浩一と同年代の青年(少年)姿で、エコバッグ持参で食料を買い、料理するロデム。
「料理はあいかわらずヘタだな ロデム」 え?ロデム料理ヘタなの?
イヤー・オブ・ザ・ドラゴン
イヤー・オブ・ザ・ドラゴン [DVD]イヤー・オブ・ザ・ドラゴン [DVD]
(2008/05/23)
ミッキー・ロークジョン・ローン

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1979年にマイケル・チミノに監督「ディア・ハンター」が公開されたとき、洋画雑誌「スクリーン」「ロードショー」の読者投書欄に異変がおこったという。“クリストファー・ウォーケン”という聞き慣れない俳優の名前がその紙面の半分を占めてしまったのだ。その後彼はアカデミー助演男優賞を獲得、人気はうなぎのぼりになっていった。

…という映画コラムを読んだのは80年代にはいったばかりのころ。現在のように昔の映画が観たくなったらすぐレンタル、なんてことは誰も想像できない時代。クリストファー・ウォーケンの魅力を知るのはその後何年も経ってからだった。

しかしその後、マイケル・チミノの「助演男優マジック」はリアルタイムで体験することができた。それが、「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」のジョン・ローン。プロモーション来日もあり、「スクリーン」「ロードショー」でカラーグラビア満載、投稿欄も大賑わい。「これがあの映画コラムで書かれていた状態か」と体感できて嬉しかった。

映画としてはジョン・ローンが出ていなければ観るのがしんどいシーンが多く、観かえすことは多分無いだろうけど、想い出の映画のひとつ。



★★★
そーいや、モヤシ!モヤシを調理しているとこの映画を思い出したりする。
静かなるドン(新田たつお)
静かなるドン 96 (マンサンコミックス)静かなるドン 96 (マンサンコミックス)
(2010/09/29)
新田 たつお

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うっかり手を出してしまって面白くて、ブックオフの105円コーナーで買い集めを始めてしまった。全部買うつもりはないんだけど、どこで止められるのかまだわかんない。

↓なんとなくジョン・ローンを思い出した。


あー、今みてもカッコイイ。クラブハウスはお手ごろ価格なので世話になった。ナレーションはトシちゃん。このころ、イケてる男としてブイブイいわしてた。おなじころ、ミッキー・ロークもリザーブのCMに出演していた。

…みんなその後、流転の人生を…。
世界の果てでも漫画描き 1 キューバ編(ヤマザキマリ)
世界の果てでも漫画描き 1 キューバ編 (創美社コミックス)世界の果てでも漫画描き 1 キューバ編 (創美社コミックス)
(2010/09/24)
ヤマザキ マリ

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日本にほとんどいない漫画家、ヤマザキマリ。訪れた国およそ30カ国!その世界遍歴を描いてほしいなーと思ってたら、出た。

いきなりキューバ!こりゃまた斬新な国。子ども時代の初外国渡航・香港の話をマクラに、留学先のイタリアからキューバへボランティア滞在した話が本巻のメイン。

サトウキビ刈りのボランティアって…。女がするもんじゃない過酷な労働。「カストロだってゲバラだって国のためにサトウキビ刈りをした」写真のコピーを持ち歩いてるのが笑える。

女一人で世界をバックパッカー、という本は他にもあるけど、ヤマザキさんはそこに短期間とはいえ「住む」のがすごい。ステイ先の家庭で(貧しさと流通不足で)食料が尽きてしまうと、「自分もおなか空いてたし、この国の家庭料理を食べたかったから」と有り金はたいてドルショップで大量の食料を買い込み、みんなでたらふくいただく。「施す」「恵む」なんていう感覚は微塵も無く、しごくナチュラル。その家の子どもたちから「今日のごちそうの絵を描いて。お腹が空いているときに見たら幸せになれるから」って言われて、みんなで美味しいごちそうの記憶を反芻しながら描くシーンも、絶妙のいい感じで描かれている。

こんなヤマザキさんだからこそ、お別れのときのあれやこれやの号泣エピソードがあるのだろう。

どの国にいってもそこに馴染んでいける懐の広さ、生命力の強さ、スケールのでかさ。稀有な女性だ。続刊はどこの国になるのか楽しみ。

★★★
裏山登りのついでに落ちていた栗の実を拾う。姑が栗ごはんを作ってくれた。

例によって東に向かって笑いながら食べる。ウマー。
ダ・ヴィンチ 2010年 11月号 [雑誌]
ダ・ヴィンチ 2010年 11月号 [雑誌]ダ・ヴィンチ 2010年 11月号 [雑誌]
(2010/10/06)
不明

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こんどこそダ・ヴィンチ購入はこれで終了!

「テレプシコーラ番外編・六花のHバレエ学校ルポ」。

なんという撒き餌…。さらに読者の妄想を掻き立てるネタをばらまいて終了。これで第3部が無いのは殺生な~、だけど、還暦過ぎた山岸センセーに無理はいえませんわな…と思ったり。

どーせ妄想するしかないなら「テレプシコーラ トリビュート」でも企画してほしい。ツンデレのローラと六花の花咲く友情とか、六花振り付けの素っ頓狂な創作バレエを描ける人とか、どろどろ陰惨が得意な人(誰?)が“空美、ローラ・チャンとして再生するまでの地獄篇”とか…。アンドゥオールが描けてないだけで袋叩きに合う厳しい漫画ではございますが。

 ↓ 2chの山岸スレで笑ったAA。パリ・オペラ座の校長プライド傷ついただろうな。

俺勝ち組!
   ノ
  ('A`) 
  ( (7 ←N氏
  < ヽ
イージス艦見学
午後には確実に雨という予報なので、朝から出発、イージス艦「みょうこう」見学へ行く(またもやじえーたい見学)。

他の艦のときとは違って、甲板と通路ぐらいしか見せてもらえない。さすがイージス艦。

若い隊員の方々の顔写真とプロフィールを貼りだした「ドキドキ掲示板」が立てかけてあった。微笑ましいが、見学客を見渡しても妙齢の独身女性はいません…。ここからもちっと足をのばせば「水木しげるロード」があって、若い女子がいっぱいいるだろうにな、と思った。

「ハープーン」ミサイル発射シーン。
栄養学の歴史
栄養学の歴史 (KS医学・薬学専門書)栄養学の歴史 (KS医学・薬学専門書)
(2008/11/28)
ウォルター・グラットザー

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楽天ブックスでポチッとした本が今日届き、さっそく開いて愕然。

横書きの本だった…。

専門書だったのか。こっちは読み物として読むつもりだったので横書きはキツい。知っていたら買わなかったよ。専門書とわかってて読むなら、教科書にしては面白い内容だ、と思えるだろうけど、「寝床で読んだり」(←あとがきに引用されている書評から)するにはちょっと…。翻訳調丸出しの文章にもがっかり。

ここの内容紹介と目次にそそられまくったのになぁ。

ましかし、値段のモトをとるべく今日から意地になって読む(予定)。得られる知識は有益なはず、はず、…。

以前も書いたが、食の歴史本に関して自分のなかで不動の一位↓
保存食品開発物語 (文春文庫)保存食品開発物語 (文春文庫)
(2001/11)
スー シェパード

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文庫でこの濃い内容、逸話満載の読みやすい文章、刺激される食欲。初刷りが品切れして以来ずっと取り寄せ不可なのが惜しまれる。

★★★
朝イチで国勢調査を記入しポスト投函。なんかひとつ用事を片付けると、気分良し。
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