本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
トニーたけざきのガンダム漫画 III
トニーたけざきのガンダム漫画 III (角川コミックス・エース 113-3)トニーたけざきのガンダム漫画 III (角川コミックス・エース 113-3)
(2010/01/21)
トニー たけざき

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あいかわらず笑える。

本編TV版でたった1カットしか登場しなかった「少年兵E」が懐かしい。OUTだったかアニメックだったかで「萩尾望都風の美少年」って書かれていたような思い出が。「ジョブ・ジョンを描こうとして手元に資料がなかった」という説もあったけど…。

それにしても、30年前に放映されたTVアニメが、いつまでもいつまでもネタとなって二次創作物ができるのはスゴイなぁ。

★★★
「手元に資料がない」で思い出した、大昔にいしかわじゅんが描いた宇宙戦艦ヤマトのパロディまんが。沖田艦長の上半身はオリジナル通りに描いて、「ここから下の資料が無かった」というト書きとともに下半身は越中フンドシ姿。デスラーにいたっては完全に自分のキャラで描いて「ぜんぜん資料が無かった」。ネットの普及した現在では使えないギャグ。
母の三回忌
この季節には珍しい快晴の一日。去年の寒波を思うと余計嬉しい。

夫が写真の構想を練って朝からワクテカしているのが手にとるようにわかる。今日のメインイベントは法事(と、そのあとの食事)ですよ、もしもし。

写真はさっそく本日アップ済み。
バイオハザード(リメイク版)
寝床に入って本を読み始めると数分で寝入ってしまう。んで、夜中に目が覚めると、スタンドの明かりが顔面に日焼けサロンのようにこうこうと。…なので最近はロクな読書をしてません。

先週、ちょっと時間が空いたときに、「バイオハザード・リメイク版のプレイ動画」をまとめて観た。最初のPlayStation版をやり込んでいたので、美麗画像のリメイク版には心惹かれたが、そのために新しいゲーム機を買ったり自分でプレイしたりする気力も視力も時間も無い。

↓この神のごときプレイヤー様のおかげで、Chrisバージョン、Jillバージョン、ムービーもすべて観ることができて感謝感激。

犬を飼う(谷口ジロー)
犬を飼う (Big comics special)犬を飼う (Big comics special)
(1992/10)
谷口 ジロー

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子どものいない夫婦が飼っている愛犬タム。タムが若く健康だったころは思い出として語られ、老犬となった日々から物語は始まる。散歩が困難になってゆき、やがて散歩はおろか、食事や排泄も要介護の状態になってゆく。徐々に衰弱してゆくタムをさまざまな思いで見守る夫婦。そして最期の時が訪れる。

犬好きで飼っている人には「いつか必ずやってくる日」。その重さを思い知らされる作品。

先代ワンコがピチピチの若い犬だったころから読んでいたが、読むたび泣きながら「いつか必ずやってくる日」の心の準備(←…このパターン多いな)をしていた。

続編も収録されていて、この主人公夫婦はその後、もう二度と生き物を飼うのはよそう、と思っていたにもかかわらず、ふとしたきっかけで猫を飼うことになる。ウチは猫がNGの家のせいか、この続編には少々馴染めなかった。

★★★
昨日と今日、立て続けにマロの居るあたりに、3つ分くらいつながったままの「カッターの刃」が落ちていた。なんでそんなところにそんな物騒なものがあるのか誰にもまったくわからない。こないだのンコから出てきた画鋲といい、謎の組織によるマロの暗殺計画が進行しているのでは…と、ついついアホな妄想が羽ばたく。というかホントに謎。むきだしのカッターの刃なんていったいどこから来たの?ネズミとか鳥がそんなもの運ぶ?
ブロンソンならこう言うね
ブロンソンならこう言うね (ちくま文庫)ブロンソンならこう言うね (ちくま文庫)
(2007/10)
ブロンソンズ

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男気(おとこぎ)あふれる俳優チャールズ・ブロンソンを愛し続け、テンガロンハットとつけヒゲで「ブロンソンズ」を結成した田口トモロヲ+みうらじゅんによる、「もしブロンソンならきっとこう言うね」と、互いの悩みに答え合う人生相談本。最後のブロンソン辞典も充実。

もともと1995年発行された本で、長らく絶版状態だったのが、このたびめでたくちくま文庫化。表紙絵にも「う~ん、ちくま文庫」と。単行本も持っているのに、またもや買ってしまった。

冒頭に“ブロンソン五箇条”がどど~んと掲げられている。

一、女房を愛し尽くせ
一、ファミリーは命をかけて守れ
一、外見を越える男気を持て
一、仕事は選ぶな
一、たまったら出せ(中で)


文庫版掲載の対談によると、ブロンソンズの二人はまだ上記五箇条中、「仕事は選ぶな」しか実行できていないらしい。…が、みうらじゅんは最近、五箇条最後のヤツを実行したようだ。

★★★
寒波。

昨日と今日の午前中にいろいろ用事を済ませておく。明日は通勤しなくていい幸せをかみしめる予定。
アーティスト症候群
アーティスト症候群―アートと職人、クリエイターと芸能人アーティスト症候群―アートと職人、クリエイターと芸能人
(2008/02)
大野 左紀子

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本来「芸術家」を意味する“アーティスト”。でも、なんかこう、もっと敷居の低い感じの“アート”というか“アーティスト”が巷に増えたな…。と思ったことがあるなら、この本、オススメ。

本来のアート=芸術や美術界のあり方を、著者が40代になって芸術家をあきらめた自らのスタンスを明確にした上で、専門家の視点から解説。「自分の思ったとおりに、自分的にそれでいいと思って~」じゃ駄目なのね。

この本の中でもっともとっつきやすいところは、アーティストを自称する芸能人たち(工藤静香、藤井フミヤ、石井竜也)をコテンパンにぶった斬ったくだり。毒舌が冴えわたっている。

“自分探し”というすっかり手垢のついた言葉の現在形としての“アーティスト症候群”が解かれている。

★★★
最近出来たカフェでランチ。オーナーは事業計画からカフェの建築・施工・内装…と立ち上げる過程をブログに綴っていた。それを読んだ上で今日初めて行く。オサレな店内、他のお客さんは店内や料理をデジカメでパシャパシャ…おそらくこの人たちも自分のブログにアップするんだろうな…。

なんとなーくこの本のことを思い出した。

料理の味については自分は語る資格は無いが(お腹が空いてりゃなんでも美味しいです)、ポタージュスープがすぐイッキ飲みできるくらいの温度だったのはいいのだろうか、と思った。
ダ・ヴィンチ 2010年 02月号 [雑誌]
ダ・ヴィンチ 2010年 02月号 [雑誌]ダ・ヴィンチ 2010年 02月号 [雑誌]
(2010/01/06)
不明

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テレプシコーラは来月休載。毎年恒例のことだけど、2ヶ月は長いなぁ。

今号はインナー・マッスルなどの薀蓄披露でまったり展開。「昨今のバレリーナが昔よりずっと脚も細く背も高くなった」のは、そういう近年発見された筋肉を意識したレッスンのおかげだったのか。

今号のローラの踊りにちなんで↓


しかしコンテの舞台をどう描くのか、どんどんハードルが高くなってゆく気がするんですが…。
ニジンスキー(映画)
結局、ニジンスキーを映画化したのはハーバート・ロス。「愛と喝采の日々」という実績があり、バレエ界に顔がきく彼ならではの、バレエ・リュスというショウ・ビズ界におけるニジンスキー、という視点だろうか。ハーバート・ロスにすれば、大勢の芸術家たちをプロデュースするディアギレフの立場のほうが共感できるのかもしれない。ニジンスキーの狂気も、ディアギレフとの同性愛関係もごく普通に演出。危ない橋は渡らない無難な感じ?の映画。

ニジンスキー役はジョルジュ・デ・ラ・ペーニャというABTの若きソリストで、実在のニジンスキーより細身で端整な美青年、ディアギレフ役もアラン・ベイツという美中年俳優。フォーキン役はこれが映画デビューのジェレミー・アイアンズ。タマラ・カルサヴィーナにカルラ・フラッチ、ニジンスキーの妻ロモラにはレスリー・ブラウンと、美しい現役ダンサーたちが演じ、一般人の鑑賞に耐えうるツクリになっている(仮に本人そっくりなニジンスキーとディアギレフが…と想像すると、かなりマニアックというか、戦慄が)。「春の祭典」初演シーンは、現在の復元された振付ではなく、ケネス・マクミランのオリジナル振付らしい。

TV放映時のカットされ褪色した映像しか観たことないので、いつまでもDVDになってくれないのが悲しい。

YouTubeで探したけどこれしか見つからなかった。初演当時一大スキャンダルになった例のアレ、「僕じゃない、牧神がやったんだ」のシーン↓


★★★
昨日、わんこの元気が無く、少々ぐったりしていたので病気か?と心配だったが、今朝その原因がわかった。ンコから「画鋲」が出てきた。散歩中に拾い喰い?内臓に刺さったりしてたら死んでたよね…。

今日は元通り元気はつらつ。
ニジンスキーが登場する「ヴァレンチノ」
ヴァレンティノ [DVD]ヴァレンティノ [DVD]
(2009/08/22)
ルドルフ・ヌレエフレスリー・キャロン

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ニジンスキーを映画化する、という試みも実現まで何年もかかった。何といってもニジンスキーを誰が演じるかが最大の問題。

よく知られているところでは、ケン・ラッセル監督がヌレエフ主演を切望したものの、ヌレエフに断られて挫折(淀川長治がエッセイで「アンナ・パブロワの踊りを少年時代に観た」話と、「ヌレエフは“バレエの神を自分ごときが”といってケン・ラッセルの出演要請を断った」話をあちこちに繰り返し書いていて、あーまたこの話、と何度思ったことか)。

ラッセルは、かわりにヌレエフにサイレント映画時代の大スタア、ルドルフ・ヴァレンチノを演じさせ、そこで「ヴァレンチノとニジンスキーが一緒にタンゴを踊る」というシーンを撮った。ヴァレンチノとニジンスキーは同時代の人間だが、もちろん、そんな史実は無い。

ニジンスキーを演じているのは若き日のアンソニー・ダウエル。



チャイコフスキーやマーラーなど、ユニークな評伝映画をいくつも撮ってきたケン・ラッセル、彼が作ったらどんなに素晴らしい趣味丸出し映画になっただっただろうかと、かえすがえすも残念。

★★★
ようやく初詣に行く。昨年は喪中でお休みしたが、毎年違う神社へ行くことにしている。

夕食はもらったイノシシの肉で鍋。
牧神の午後(山岸凉子)
牧神の午後 (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)牧神の午後 (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)
(2008/03/27)
山岸 凉子

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1989年の作品の新装版コミックス。伝説的バレエ・ダンサー、ヴァスラフ・ニジンスキーを描いた作品。

雑誌掲載時に、“力量不足、時間不足で見切り発車してしまいました”という作者のコメントが載っていて(手許に無いのでうろ覚え)、「見切り発車の失敗作」という印象をずっともっていた。

山岸凉子がいずれニジンスキーを描く、と待たされ続けてはや10数年(この人物ツバつけた、というのは漫画家仲間うちでけっこうあるらしい。神坂智子の“アラビアのロレンス”もそうだったと思う。坂田靖子がちらっと書いていた)。…で、何年も経ち待望の作品が発表されたものの、コミックス一冊にもならない長さ、しかも「見切り発車」発言。なんだかがっかりしてあまり真剣に読んでいなかった。

ましかし、このたび新装版で再読して、そんなにひどくもないか、と考えを改めた。なにせニジンスキーは若くして基地の外に逝ってしまった人物。この作品のように振付師フォーキンの視点で、常識的人物の目から見た天才、という描き方が限界かも。

1ページだけジャン・コクトーが登場して、彼とニジンスキーとの出会いのエピソードも描かれている。あいにく夢見る詩人は翼を持つ天才を理解できなかった、という描き方。コクトーはこういうタイプは興味無いのかな。容貌もコクトーの好みのタイプではなかったろうし。

ところで、ニジンスキーの踊りは現代の感覚で観たとしたらいったいどんなレベルだったのか。ウラジミル・ワシリエフは「映像が無いから神格化された」と言っていたそうだし、森下洋子はニジンスキーがかつて踊った劇場で踊った経験から「舞台が思ったより狭くて、あれなら“飛び上がったまま舞台の袖から消えた”ように見えると思ったわ」なんてことを言っていた。

YouTubeにニジンスキーのフェイク動画をいくつも作ってアップしている人がいる。気持ちはわかる。



★★★
3食ともお腹がはちきれんばかりに食べてしまった。正月の雰囲気が食欲を増進させる。
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