本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
中野友加里 ジゼルの次は火の鳥
2009年~2010年のFSは「火の鳥」だそうで、バレエ音楽が続く。早く観たいな~。

ロシェットの「火の鳥」。


火の鳥登場~王女たちのロンド~魔王の宮殿というほぼ順番通りの曲構成。ゆかりんは「ジゼル」のとき“ジゼル狂乱の場”からドラマティックにスタートさせたけど、今回の曲構成はどうなるのか楽しみ。

本家バレエ舞台でも、やっぱこのクライマックスシーンは大好き。


★★★
もらいもののそうめんが大量にあるが、だいぶ涼しくなってきたので今夜はにゅうめん。
ひとりで生きるモン!3
ひとりで生きるモン!3 (キャラコミックス)ひとりで生きるモン!3 (キャラコミックス)
(2009/07/25)
西炯子

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小学館パレット文庫のしおりで連載が始まったのが1997年。今はChara Selectionで連載されているらしいが、コミックス出せるほど量がたまるまで何年かかるんだ…というわけでようやく3巻目。

今回頻出の「ムダマン」シリーズをあまり面白いと思えなかったので、ちょっと薄いかな~という読後感。

もっとも感銘を受けたのが、1ページまるまる毛筆体で書き殴った「フェチ」についてのエッセイ(?)ページ。乳だの尻だの本来性欲を喚起する肉体パーツに「フェチ」をつけるのは間違いだという主張。

今後フェチを標榜する人は、くつしただの靴だのストッキングだので「イケる」という人に限る。以上。

そう言われればそうだ。納得。

★★★
萌えられそうなBLを求めて、Amazonのレビューを漁っていたら、「ヨモヤマさんへのおすすめ商品」リストがエライことに。

★★★
最近来ることがなかった健康食品の行商人(?)が、よりによって夕食の支度中という、自分の一日でもっとも精神的に余裕の無い時にやってくる。分厚いファイルを出して説明しようとするのを遮って追い返す。「誰だった?」とあとからジジババが訊いてきたが、寝っころがってサンミュージック社長の生記者会見を観てるぐらいなんだから、チャイムが鳴ったらそっちで応対してよ~。
パイオニア・ウーマン 女たちの西部開拓史
パイオニア・ウーマン―女たちの西部開拓史 (講談社学術文庫)パイオニア・ウーマン―女たちの西部開拓史 (講談社学術文庫)
(2003/11)
ジョアナ ストラットン

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著者が屋根裏部屋から見つけた、書類棚にしまわれた大量の文書。それは曾祖母、祖母がまとめあげようとして果たせなかった、西部開拓に骨身を削った女性たちの手記を集めたものだった。過酷な開拓生活のスタートからを紹介する書。

馬車に家財道具を積んでやっとの思いでめざす土地にたどり着いても、まず住む家を建てることから始めなければいけない。文字通り見渡す限りの大草原で、木材や石がある地方はまだマシ、芝草を束ねて土と混ぜて建材としたり(三匹のこぶたの藁の家みたいな感じ)、小山を掘って横穴式住居にしたりとか。もちろんそんな家は隙間だらけで、屋内にはびゅーびゅーと砂や泥、雨が吹き込み、布や新聞紙を壁や天井に広げて凌ぐ。衛生も整理整頓もあったもんじゃない。

とりあえずそんな家でも出来上がると、次は周囲の土地の開墾スタート。収穫できるまでずっと無収入が続く。当たり前だが水道も電気もない。それでも毎日家族に食べさせなければいけない。糸も布も織って、服を手縫いで作り、石けんも手作り。収穫できたものも無駄なく保存食品にする作業。収穫できれば僥倖で、容赦ない自然災害に襲われればすべて失われてしまったり。幾多の苦難を乗り越えられた者たちの手で徐々に広がるコミュニティ…。

「大草原の小さな家たち」のさまざまな成り立ちが、女性の立場からこと細かに語られ、とても読みごたえがあった。

晩ごはん作るのメンドクセー、なんて言っちゃいけませんな。

★★★
でもやっぱりメンドクサー。
納涼企画 汐の声「わたしの人形は良い人形」所収
わたしの人形は良い人形―自選作品集 (文春文庫―ビジュアル版)わたしの人形は良い人形―自選作品集 (文春文庫―ビジュアル版)
(1997/05)
山岸 凉子

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納涼企画、今日で終わりにしますから。

山岸凉子の恐怖モノのなかでダントツに怖いのが「汐の声」。語り手である主人公が、周囲から理解されず追い詰められたあげくに死んでしまうのにもビックリだが、そのうえ死後も…とにかくまったく救いの無いストーリー。

主人公は、霊感少女として芸能活動をしているが、本人は自分にまったく霊感がないのを自覚している。辞めたくて仕方がないのだが、彼女の稼ぎにべったり依存している両親のため、どうすることもできない。

と、おなじみの山岸凉子のテーマ、「親のエゴの犠牲になる子ども」「適切な自己主張をしなかったむくいで奈落に堕ちていく」。

主人公と共鳴してしまう怨霊少女が登場するクライマックスシーンは、数多くの読者を恐怖のズンドコにたたきおとしたことであろう。某巨大掲示板の山岸スレでは、なんとかその恐怖を紛らわすべく、その怨霊少女・舞あけみを「松井」(秀のほうね)と称するグッドアイディアが定説に。

この作品を読んだひとは、すべからく「舞あけみ=松井(秀)」思考に走ること必至。

★★★
三日と続かない天気だった。蒸し風呂のような暑さ。

いちおう仕事は毎日してるが、能率悪い。夏はいつもこう。
納涼企画 怖い動画「I Will Return」
納涼企画のつづき。「リング」風の怖い動画。夜に一人で見ると怖いので、今ごろの朝からクソ暑い時に観てはいかがでしょうか。



「関連動画」もサムネイルだけでヤな感じがみなぎってる。

★★★
すっかりカビ臭くなった客用布団とかも干しまくり。
納涼企画 映画「回転」
回転 [DVD]回転 [DVD]
(2007/08/25)
デボラ・カーピーター・ウィンガード

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ようやく夏らしくなってきたので、納涼企画っつーか、恐怖映画の古典「回転」(1961年)。

ヒロインは、田舎の屋敷に住む兄妹の家庭教師としてやってきたミス・ギテンス(デボラ・カー)。彼女の視点でストーリーが進み、幼い兄妹が邪悪な霊にとりつかれているのでは、と彼女の目にはだんだん見えてくる。

↓「霊」登場の傑作シーン。ただ佇んでいるだけなのに異様な雰囲気を観客に感じさせる。



「一見普通の人間」が、「普通の人間がいてもおかしくない場所(でもちょっと変)」に、「誰か、とわかりそうでわからない微妙な距離」にいる。特殊効果無しでも怖い。

物語は恐ろしい結末を迎えるが、さらにもうひとつヒネってあって、これらの「霊を思わせる現象」はすべてミス・ギデンスの妄想ではないのか、とも解釈できる演出。ストーリーが進むにつれ、子どもたちを問い詰めるギデンスが徐々に常軌を逸した目つきになってくる。これも怖い。

少女役のパメラ・フランクリンは、成長しても少女のような不思議な風貌で、後年「ヘルハウス」というこれまたカルトな幽霊映画で悪霊と対峙。少年役は…もうちょっと可愛い子役を使ってほしかったところ(演技は上手いけど~)。

★★★
空気が乾いた感じ、って何日ぶりか?
布団干しまくり。
8月16日
お盆は灯火をつけるため二日通ったものの、15日は夫が空港に往復するため車が使えず行けなかった。で、15日は留守番。しかし、どーしてガノタの妻をさしおいてお台場に観に行ってるんだ。一話たりとも観ていないクセに。
システィーナのミケランジェロ
システィーナのミケランジェロ (ショトル・ミュージアム)システィーナのミケランジェロ (ショトル・ミュージアム)
(1995/06)
青木 昭

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ガチムチ裸体が乱舞するシティーナ礼拝堂の壁画について、作者ミケランジェロについて、そして壁画の修復について解説した書。

システィーナ壁画といえば「ふんどし」(そうか?)。修復時に、あの「ふんどし」はどうなったんだろう…と、そこの記述を真っ先に読んだ。

●後に描かれた腰布は全部で40。
●うち38人は洗い流してもミケランジェロのオリジナルは健在(オリジナルを削って衣服を描いたものもあり、それは手のつけようがない)。
●さらにそのうち16人は18世紀と19世紀に描かれていた。ルネサンス期のものなら歴史的重要性も鑑みる必要もあろうが、そんなカトリックの意向に便乗した“腰塗り”は残す必要無し。

そんなわけで、16の腰布が洗い流されたとのこと。

ほかにも「ミケランジェロ・ファンのための」ローマ案内、書籍、映画紹介などあり、本は薄いけど内容もりだくさん。

★★★
墓にお供えに行く。
久しぶりの晴れで、気温もぐんぐん上がる。いい汗かいた。

ふだん墓参りは平日のまっ昼間にばかり行くので誰もいないことが多いが、今日は善男善女が大勢。
超天国(ドヘブン)
超天国 ドヘブン (mellow mellow COMICS)超天国 ドヘブン (mellow mellow COMICS)
(2009/01/29)
語 シスコ

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「世界の中心で愛なんか叫べねーよ」より前に出ていた新刊も併せて購入。スーパーアイドルとアキバ系量販店店員というカップリング。太古の少女マンガなら「平凡な女子高生のヒロインと芸能人」という昭和的妄想恋愛ストーリーになりそうだが、そこは語シスコのBL。自分勝手でかなりコワれた性格でデブ専なアイドルに、メタボでヲタな量販店店員は振りまわっされぱなし。エロとギャクてんこ盛りのうえ、ちゃんと純愛胸キュンストーリー(←って帯に)にもなってる。

ネームの冴えはいつものように素晴らしい。ストーリーに関係ないけど、メタボ君が仲間とヲタ談義に花をさかせるシーンの、一般人には意味不明であろう風な会話がいかにもな感じで可笑しい。

★★★
実家のあった市のブックオフで買った古本を読んでたら、なにか臭う。すぐにはわからず、しばらく考えてようやく思い出した。この臭いは…「カニ」だ…。

煙草臭い古本はザラにあるけど、さすが蟹の漁獲量日本一の市…の隣にある市。
世界の中心で愛なんか叫べねーよ
世界の中心で愛なんか叫べねーよ (EDGE COMIX)世界の中心で愛なんか叫べねーよ (EDGE COMIX)
(2009/05/15)
語 シスコ

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「ラブ&カタストロフィー」から10年の時を経て、また菊イチシリーズが読めるとは感激。エロ漫画家の菊ちゃんと、ロクデナシのイカレ男イチローの激ラブストーリー。

いやー、相変わらず凄い破壊力。BLコミック界の異才、語シスコ。無茶苦茶な罵倒語とシリアスなモノローグのネームのセンスは他の追随を許さない。押入れから過去のコミックを引っ張り出し、脳内・語シスコ祭り絶賛開催中。記念にブログに「BL」カテゴリを新設した(コミックも小説もみんな“読書”カテゴリにブチこんでいたけど、さすがに一緒にできない気がして)。

ところで、同時収録のエッセイ「ぼんくら日記エボリューション」を読むまで、「ラブ&カタストロフィー」(Amazonで検索するとアダルト商品警告が)のアンケートハガキに“好きな体位”という設問があるのを知らなかった…。

★★★
夜中にけたたましい吠え声が響いて、家族中が目を覚ます。犬のようだが、ちょっと違う。タヌキかキツネじゃないか…と義父。タヌキやキツネが「ワオ~ンワオ~ン」って鳴くの?
ダ・ヴィンチ 2009年 09月号 [雑誌]
ダ・ヴィンチ 2009年 09月号 [雑誌]ダ・ヴィンチ 2009年 09月号 [雑誌]
(2009/08/06)
不明

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で、「テレプシコーラ」。

舞台袖でこれから出番、ゲホゲホ!咳がとまらない、こんなときに!千花ちゃん助けてー!…で「続く」だったらカンベンだと思っていたが、予想に反してあまりの話の進みぶりにたまげた。

クラシック課題でコケてしまっても、六花の本領発揮はコンテだし(近年のローザンヌ・コンクールはコンテのほうが審査の比重が高くなっているらしい)定石の展開、という感じでしょうか。そもそもローザンヌ・コンクールは一発勝負のコンクールではないし。

ローザンヌ・コンクールで転んだ子↓


シルヴィ・ギエムだってスベる。人間だもの。↓
Sylvie Guillem is human!


★★★
明日より今日のほうが天候がマシらしく、夫は登山に出かける。かなりキツいコースなのでおつきあいはゴメンこうむり、自分は留守番。
帝都物語
えらく二転三転したニュースで、最初女性問題で事務所解雇、え?それくらいで?→LSD使用→実は合成麻薬、ついでに全裸の女性変死体、ふーん、っておい!最後のが一番コワいじゃないの。祭りで2ちゃんねるのサーバーは落ちるし。

↓朝から大笑い。

押尾学がLSD(MDMA)使用で逮捕

森繁久弥が帝都の結界だったのか…。翌日まだ続く。↓

今度は酒井法子失踪とは、やはり森繁こそ魔界へ通ずる門番であったか

荒俣センセーのご意見も伺いたい。

帝都物語〈第壱番〉 (角川文庫)帝都物語〈第壱番〉 (角川文庫)
(1995/05)
荒俣 宏

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★★★
今年は間違いなく冷夏。また米騒動が起こるのだろうか。お米が無ければパンやパスタを食べればいいのよ。ってか。
六花ちゃんの風邪はもうそろそろ治るのか?
先週発売の週刊文春のマンガ紹介コラム(いしかわじゅんとブルボン小林が交代で連載、今回はブルボン小林)で、「六花(ゆき)ちゃんの風邪はもうそろそろ治るのか?」というタイトルに笑う。鉄腕アトムのリメイク「PLUTO」がオリジナルの8倍以上にあたる8巻で完結という話を枕に、「舞姫 テレプシコーラ」の第一部と第二部の時間密度が違いすぎると続く。

「そこまでの時間密度を高めた第二部ではなにが描かれているかというと、謎のライバルの正体を気にすることの他は、主人公が風邪をうつされたということだ」「さすがに最近の連載は少し心配になってきた。いつ治るんだ、と。」

誰も同じことを思うよな…。作品中の時間経過はほんの3~4日なので、いったん風邪をひけばそれぐらい続くのは当然なのだとわかってはいるが…おおかたの読者の感想は、風邪ネタで次号へ引っぱるのはもうカンベンしてください山岸先生、です。

舞姫(テレプシコーラ) 1 (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)舞姫(テレプシコーラ) 1 (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)
(2001/06)
山岸 凉子

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