本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
12月31日
風邪は治った。昨日フテ寝したあと山登りしたら大量に発汗し、風邪菌は死滅したらしい。食料買出しを済ませる。

★★★
明日になってから、今月および今年の収支決算をするが、すでにおおよその結果の予想はついている。おととし以前から比べると、収入は半減。

今年は母親を亡くし、短期間ではあるが手術・入院もし、意図的に仕入れも減らしてはいたが、それを鑑みてもとにかく減っている。いわゆるジリ貧というやつだが、これは自分だけのことではないので、なんというかあきらめの境地になっている。来年は今年よりさらに悲惨な状況に(世界的に)なりそうだし、逆に、みんな辛いんだー、わーいわーい、てなヤケクソな明るい気持ちになってもいる。

もともと目標に向かって邁進したりするタイプではないので、ま、来年もこんな調子だろう。
12月30日
もちつき。

風邪ぶり返す。
午後、フテ寝。
大奥 第4巻
大奥 第4巻 (4) (ジェッツコミックス)大奥 第4巻 (4) (ジェッツコミックス)
(2008/12/24)
よしなが ふみ

商品詳細を見る
男女逆転時代劇、4巻目。時代は女将軍・家綱から綱吉へ。柳沢吉保(もちろんこの人も♀)がどうやってその地位というか立場におさまっているのか、もっと描いてほしかったが。

これからこの犬公方の時代がどういう風に描かれるのか、皆目わからん。次のコミックスはまた一年後。

★★★
老犬の介護をしていたら、自分の体調にまで異変が。昨日、まずかかりつけの病院に電話してみたものの、そこは完全予約制で予定がぎっしりとのことで、断られる。「また来年に」と言われたが、この体調をかかえて来年っつーのは不安すぎる。迷ったが、今年手術した総合病院に行ってみたら、ラッキーなタイミングだったらしく、ほとんど待ち時間無しで診て貰えた。2~3時間待ちは覚悟して本を2冊も持っていったけど必要なかった。

病名がわかったわけでもないし、不調も今日になってもあまり変わらないが、早急にすることは特にない、ということがわかっただけでもマシ。検査結果は来年。

おとといから風邪にもなっていたけど、それは今日になって楽になってきた。
12月23日
自分は今年は喪中だが、家(兼・会社)の年賀状は作らにゃならん。

安くあげるため、いつも裏面はインクジェットプリンタで1枚だけ印字して、それを家(会社)のコピー機でコピーしているのだが、コピーを開始するなり故障。「切羽詰った作業に使う機械は突然壊れる」という神秘の法則が発動してしまった。

一瞬遠い世界へ意識が飛んだが、気を取り直し、会社のレーザープリンタを自分のパソコンへつなげ、無事印刷完了。明日か明後日に宛名面を仕上げる予定。
老犬脱走
ウチの老犬はもう目も見えず、耳も聞こえず、足もヘタレて、ほとんど一日中寝ている。たまにヨタヨタと徘徊し、鎖が身体にからまったりするので、夜寝る前に、通路を板で塞ぎ、鎖を外すようにしていた。

ところが今朝、一箇所板を塞ぎ忘れていたらしく、そこから脱走していた。あわてて捜索に出ると、風にのって悲痛な鳴き声が聞こえる。その声をたよりに田んぼのあぜ道をかきわけて探すと、まぁ、よくもそこまで、というくらい家から離れたところの溝に嵌って身動きが取れずに鳴いていた。その哀れな様子にこちらも泣きながら連れ帰る。

お風呂で洗い、ストーブの前で自然乾燥。ショックと疲労だろうか、日中ずっと足が萎えて立つこともできなかった。夜になってちょっとは歩けるようになったものの、いつかは全然立てなくなる日も近いか、と思うとまた涙。

老犬生活 完全ガイド老犬生活 完全ガイド
(2006/07/27)
若山 正之

商品詳細を見る
カッコわるいあだ名の王
「アルカサル」その後、というか子孫たちのことをテキトーに調べて読んでいたら、おそらく西洋史上1、2を争う情けないあだ名の子孫を知った。

それはカスティリア王エンリケ4世。ドン・ペドロ1世の孫がエンリケ4世の祖母にあたる。といっても「アルカサル」読んでいる人以外にはどーでもいい説明。それよりも歴史上有名な女王イサベル(コロンブスを援助した人)の兄といえばいいか。

彼は二度結婚したが、どちらの妻にも手を触れなかった。で、ついたあだ名は「不能王」。「エンリケ・エル・インポテンテ」…かっこわる…。「エリザベス・ザ・ヴァージン」というとかっこいいのに。

エリザベス : ゴールデン・エイジ [DVD]エリザベス : ゴールデン・エイジ [DVD]
(2008/08/06)
ケイト・ブランシェットジェフリー・ラッシュ

商品詳細を見る

エンリケ4世にはフアナという娘が一人いて、後に叔母のイサベルと王位を争った。フアナのあだ名は「フアナ・ラ・ベルトラネーハ」。「ベルトランの娘」という意味で、ベルトランというのはフアナの母親の浮気相手という噂のあった騎士の名前。要するに「アンタの父親があの不能王なわけねーだろ」だということ。かわいそうにフアナは、生物学上の父親であろうベルトランにもイサベル側に味方され、王位継承の争いに敗れ、自らこそが女王であると名乗りながら、死ぬまで修道院に幽閉されていた。

ついでにいうと、勝利したイサベル女王にもフアナという娘がいて、彼女も正当なカスティリア女王の座を母から継承していながら、精神障害と政情により、自らこそが女王であると名乗りながら死ぬまで幽閉されていた。

女王フアナ [DVD]女王フアナ [DVD]
(2004/09/15)
ピラール・ロペス・デ・アジャラダニエレ・リオッティ

商品詳細を見る

カッコわるいあだ名から始まって、悲劇的なオチに。

★★★
個人宅でやっているという、有名なイルミネーションを観にゆく。

街頭すらロクにない暗闇の僻地に、忽然と現れる光輝く一区画。正直、大して期待していなかったのだが、ちょっと感動してしまった。イルミネーションの魅力をいまさらながら感じた。
アルカサル - 王城 - 外伝(1)


アルカサル - 王城 - 外伝(1)


プリンセスコミックス


本編が完結し、お楽しみの外伝初コミックス化。雑誌掲載時に買い逃した(それどころじゃなかったときだった)冒頭の短篇「公爵夫人の記」がやっと読めて嬉しい。ドン・ペドロの次女コンスタンシアの英国での日々を、チョーサー(「カンタベリ物語」作者)の視点から語るという構成。

チョーサーの妻フィリパは、コンスタンシアの侍女頭であり、コンスタンシアの夫ジョン・オブ・ゴーントの愛人キャサリンの実姉でもある、というややこしい立場。史実でもチョーサーは義妹キャサリンより、公爵夫人コンスタンシアのほうに同情的だったとか。

ジョン・オブ・ゴーントとコンスタンシアが、野心と政略による結婚だったとしても、「二人の間には、長子に代わって王家の責務を負わされた似た者同士の共感と尊敬があった」と描かれていて感動。

★★★
昨日の薪運び・積み上げが腰にキた。

夜中には、インコが止まり木から落下したらしく、パニックを起こして騒ぎまくり、しばらくおさまらず、おかげで寝不足。
アジ玉。3
アジ玉。〈3〉アジ玉。〈3〉
(2008/01)
黒川 あづさ

商品詳細を見る
この巻では、著者が愛するゴージャスな舅さんがお亡くなりに。国家的大人物であるからして、その法事には街中から(飢えた)食客2000人がやってくる。その気の遠くなるような人波を息子たちがさばく手際の良さは「まるでコミケスタッフ」。

光熱費も綱渡りなビンボー日本生活、対する桁違いのスケールのバングラデシュ生活。つい忘れがちになるが、タイトルは「アジアの玉の輿」の略。さしさわりのあるネタが多そうな感じだけど、次の巻は出るのか?

★★★
おととい、地区の忘年会の酒をひきずっているのか(?)、二日連続頭痛。
未来惑星ザルドス
以前も書いた「未来惑星ザルドス」、「町山智浩のアメリカ映画特電」最新版で『ウォーリー』にからめて語ってくれました。ありがとー!

町山さんも同じく、大伴昌司構成による少年マガジンのグラビアにそそられていたんですね。

同世代SF好きはこのmp3ファイル必聴!↓
第67回 『ウォーリー』と70年代デストピア映画『THX1138』『未来惑星ザルドス』

予告編


ベートーヴェン7番第2楽章流れるエンディングより


シャーロット・ランプリングって、ジョディ・フォスターの線を細くした感じ、とコレ観て思った。
「砂糖は太る」の誤解
「砂糖は太る」の誤解―科学で見る砂糖の素顔 (ブルーバックス)「砂糖は太る」の誤解―科学で見る砂糖の素顔 (ブルーバックス)
(2001/05)
高田 明和

商品詳細を見る
健康情報で悪者扱いされがちな「砂糖」の名誉回復、という感じ。

砂糖は、米やそば粉などのでんぷんと同じ量で同じ量のブドウ糖に分解される。糖尿病の原因であるとか、骨を溶かすとか、ビタミンを破壊するとか、麻薬的な常習性があるとか、一切化学的根拠は無い。脳への大切な栄養源であり、アルコール依存を抑えたり、ストレス解消にも役立ち、うつの改善にもなる(というか足りないと、倦怠感・うつを引き起こす要因になる)。

もちろん過度の摂取が良いわけではないが、それはどんな栄養素・食物でも同じこと。「白く精製された砂糖」を、極端に毒物扱いする風潮に、柔軟な視点と科学的根拠を指摘する書。

あー、なんだかむしょうに饅頭か羊羹が食べたくなってきた。

ところで、砂糖の害、と言えば、↓このネットで大評判のエントリ。

ちょwwww食育冊子wwwww(荻上式BLOG)

「白砂糖は食べ物ではなく化学方程式で表せる薬なんだ。」
とか、
「これって陰謀だわ」「よくわかんないけど陰謀だ!」「大陰謀だ!」はクセになりそう。

★★★
晴れていたかと思うと突風、雷雨とめまぐるしい一日。

いつまでもちびちびと続くお片づけ。今日は、引き出しの中に着手。20年前の京都在住時の歯医者の診察券とか、とりあえずとっといたけどいったい何に使うのか謎の金具とかを捨てる。

12月9日
ライヴへ。6時半開始で、3時間の長丁場。3時間のプログラムということはあらかじめ知っていたので、トイレ対策を講じておく。

さすがに年齢層が高く、あちこちに地肌の見える頭が。御大自身もずーっとニット帽をかぶりっぱなし。
12月6日
朝、うっすら雪が積もっていた。暖房無しだと室温4℃。

デスクワークが続くと手足が冷え切ってしまうので、合間に山登り。タイミング悪く吹雪になると「ひとり八甲田山」状態だ。

八甲田山死の彷徨 (新潮文庫)八甲田山死の彷徨 (新潮文庫)
(1978/01)
新田 次郎

商品詳細を見る

ハードカバー版には作者のあとがきがあって、それはなぜか文庫版には収録されていない。取材話とか、怪談話(夜な夜な基地に向かって足音を響かせてやって来る幽霊たちに、豪胆な連隊長が「貴様たちの犠牲は無駄ではなかった、二度と迷って出てくるな!」と軍刀を抜いて追い返した)とか面白いのに。
ヒトラー総統閣下がクリスマスについてお怒りのようです
ニコニコ動画(無料だけど登録しないと観られません)で流行っている「嘘字幕」モノ。

映画「ヒトラー最期の12日間」を使った「総統閣下シリーズ」もたいへん盛り上がっている。アニメやゲームネタは元ネタがわからないから自分は駄目だが、これ↓はウケた。ときどき空耳日本語が聞こえる。


★★★
明日は吹雪という予報なので、仕入れと買い物しといた。タイヤ交換もしてもらう。雪の予報はよく当たるのよね。
12月4日
美容院へ行ってストレートパーマをあてたが、サービス期間中のため激混み。店に4時間半もいることとなり、本日午後はそれで終了。暖房が効きすぎの店内で暑いし、じっと座っていたので全身が凝ってしまった。でもこれで春になるまで行かなくてもいい(はず)。
夢と欲望のコスメ戦争
夢と欲望のコスメ戦争 (新潮新書)夢と欲望のコスメ戦争 (新潮新書)
(2005/03)
三田村 蕗子

商品詳細を見る
「紫外線対策と白い美肌」「落ちない口紅」「目力」「ナチュラル」「アンチエイジング」と、近年の化粧品業界が打ちだしてきた戦略と各メーカーの競争を紹介。流行メイクに興味のない自分にも十分面白かった。

無添加・自然派志向にのって、老舗の資生堂がその路線のコスメを発売したものの、その商品の無添加・安全をうたえばうたうほど、じゃあ従来の自社製品は有害物質まみれかよ、というジレンマに陥ってしまったというのがおかしい。

ファッション雑誌のようなヨイショ記事でもなく、矛盾を糾弾するわけでもなく、タイトル通りコスメへのわくわくする夢や欲望をおりまぜた語り口がよい。コンパクトな現代コスメ流行史。

★★★
先月の自治会の集まりで久しぶりに日本酒を呑んだらえらく美味しくて、それから連日夕食作る時にキッチンドリンカー(←意味が違うが)。そのむくいで顔がカユい~。連続して飲酒するといつもこうなる。

ツマミは「明太子揚げせん」。6枚入り208円。ピリカラうま。
中野友加里のジゼル
浅田真央より、この人のジャンプのほうが好き。先日のNHK杯の映像は削除されてるので、アメリカ大会の映像で↓



バレエのヴァリエーションで踊る、あの片足ケンケンも取り入れているのね。



★★★
昨日が素晴らしい晴天だったので、今日もはりきって洗濯したら、雨が降ったり止んだり。がっかりしたけど午後はまた快晴。
作務衣を着た主人の店にうまいものはない
作務衣を着た主人の店にうまいものはない。作務衣を着た主人の店にうまいものはない。
(2007/12)
小野 員裕

商品詳細を見る
長年、うまい店を探して食べ倒してきたフードライターによるエッセイ。タイトルどおりの、前半部分が面白い。

「作務衣を着た主人の店にうまいものはない」(そもそも坊さんの作業着、それをあえて着る料理人。胡散臭い)
「“エコい”輩がつくるぼやけた味に付き合うな」(体にいい素材はけっこうだけど、味のバランスが崩れている。特にラーメンはひどい)
「人生訓って鬱陶しいんだもの」(みつを、なアレが壁に貼ってある…そういう人生訓にたよる自信の無さ・気弱さが店や料理にのりうつっているような気がしてならない)

パンチのきいた前半にくらべ、後半はそれこそちょっとぼやけた感じ。

第二章の「こんな店には行きたくない」の「喧嘩している夫婦の店」。
昔、旅行先でランチに入ったお店のことを思い出した。カウンターの店主がバイトの女の子にずーーーーーーーっと小言を言い続けていて、とても嫌な気持に。「てめーの小言でメシが不味くなった!」と脳内激怒していた。

★★★
「さむえ」で変換できないのね。
copyright © 2005 本に包囲された日々 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.