本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
手術後十日目
手術後はじめて鎮痛剤無しで一日を過ごすことができ、トイレ回数も激減(今度は便秘が怖いよ~)。いきなりほぼフツーの状態に。よって本日で手術後覚え書は終了。

入院に持っていった本、つづき。
アシモフの雑学コレクション (新潮文庫)アシモフの雑学コレクション (新潮文庫)
(1986/07)
星 新一アイザック アシモフ

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皇妃エリザベートの真実 (集英社文庫)皇妃エリザベートの真実 (集英社文庫)
(1998/11)
ガブリエーレ プラシュル=ビッヒラー

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パリの王様たち―ユゴー・デュマ・バルザック三大文豪大物くらべ (文春文庫)パリの王様たち―ユゴー・デュマ・バルザック三大文豪大物くらべ (文春文庫)
(1998/01)
鹿島 茂

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デパートを発明した夫婦 (講談社現代新書)デパートを発明した夫婦 (講談社現代新書)
(1991/11)
鹿島 茂

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再読本ばかり。重くないように文庫や新書だけを選んだ。
手術後九日目
本日からリアルタイム記述。

本日朝も腹痛は続く。早く鎮痛剤を飲みたくて早起き。朝と晩、二度服用。トイレ回数変わらず。

夕べからお泊りしている甥と義父母は、夫の運転でサッカー観戦へ昼から出かけていった。本来なら自分も行かなければならないが、この体調のおかげで免除されて内心嬉しい。昼間はのんびりお留守番。ブログの入院覚え書を埋め終わった。

退院前ナースステーションへ挨拶に入ったときの会話。
「お世話になりました~」
「このまま戻ってこないでね」
「え、戻ってきてしまう人、やっぱりいるんですか」
「いますよ~。大出血して戻って来る人が」
「ガクガク(((( ;゚Д゚))))ブルブル  そ、それはどんな状況で」
「広島まで運転したとか、自転車に乗ってとか」

…そんなことしない(予定)。主治医の説明でも過去に一例だけ一ヶ月も経ってから大出血した、という話があったが。当分、便秘と鬱血に要注意だ。

過去にエントリしたことがあるが、入院本のうちの一冊↓
漱石の疼痛、カントの激痛―「頭痛・肩凝り・歯痛」列伝 (講談社現代新書)漱石の疼痛、カントの激痛―「頭痛・肩凝り・歯痛」列伝 (講談社現代新書)
(2000/11)
横田 敏勝

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手術後八日目
オーマイガッ!!!!

昨日の下腹部痛は生理の前触れだった。前回は、手術前の緊張で数日遅れてきたのだが、それから二週間ちょっとでまた来てしまった。精神面がモロ、ホルモンを乱している。だいたい!痔がこんなに悪化した原因には生理がかなり影響している。どこまでも自分を苦しめるこの生理が憎い。

そろそろトイレ回数が減ってくるかとの期待していたのに、いつものように激しくお腹が下る。直腸痛が多少ましになってからだったのが不幸中の幸い。しかし鎮痛剤を朝昼晩服用に逆戻り。
手術後七日目
追記。
徐々に家事に復帰する。
ゆっくりとだけど、裏山にも一回登ってみる。

下降痛の発作が怖いので、まだまだ外出する勇気が出ない。痛みは確実に減ってきてはいるのだけど。トイレ回数はあいかわらず。

午後、下腹部痛が起こる。下痢の前触れかと戦慄。鎮痛剤を朝と晩の二回服用。


-----------以下、当日書いたエントリ。---------------------
予定通り、23日月曜日に退院。

入院前に、ネットで情報を山ほどあさりまくったが、同じ疾病・同じ手術でも経過には個人差がある。自分の場合も、思いもよらなかったことがいくつか起こった。

一番予想外だったのは、腰椎麻酔の後遺症による頭痛が起きたこと。入院中にはほとんど寝たきりだったので、頭痛を感じてはいたが、そこまで深刻に考えていなかった。退院してしまうと、起き上がっている限り酷い頭痛が続くことを思い知り、仕方なく寝たきり状態に(寝ころんでいると頭痛は止まる)。一週間から数ヶ月続く人もいる、というのを調べて知ったときには途方にくれてしまった。

幸い、三日ほどで頭痛は治まり、徐々に日常に戻りつつある今日この頃だ。

「痔」という、病名が病名だけに別ブログを立ち上げて闘病記録を書きとめようかとも思ったが、めんどくせーので、過去の日付をこれからぼちぼち埋めて行こうと思う。
手術後六日目
毎日薄皮を剥ぐように少しずつ痛みが薄れていく。

朝、鎮痛剤服用を止めてみた。…が、排便後の痛みがジクジクと続くので、午前中に一錠服用。排便回数は減らない。

床上げ。でも昼寝する。
手術後五日目
頭痛が消えたみたい。覚悟していたよりずっと早く消えた。よかった~。耳詰まりも消えたので、胃が痛くならないうちにイソバイドも止める。

あとは直腸の下降痛と頻便。これはもう、日にち薬でしか治らないだろう。吻合した傷が刺激になっているわけだし。頭痛と下降痛・頻便が三大予想外事項だった。なんともない人はなんともないのだろうな。

友達にそのことをメールすると、「肛門体操」をすすめられる。さっそくやってみたら、ちょっとマシになったような気がする。

仕事の準備を始める。
手術後四日目
徹底的に開き直って、義母に家事すべてを任せ、寝たきりの一日。寝転んでいると特になにも苦痛は感じないので、読書に励む。

手術日から現在まで鎮痛剤は一日中服用している。そのせいで、日曜日あたりからメニエル病による耳詰まり・耳鳴りがはじまってしまった。昨日からもらい置きしているイソバイドを服用。

一日にトイレ(大)は7~8回。便秘になったらさらに恐ろしいことになるし、苦しいけど便秘よりマシだ、と思うことにしている。
入院五日目(手術後三日目)・退院日
今朝、普通に近い排便あり(便秘は絶対禁物なので、酸化マグネシウム服用の作用でやわらかく細いが)。これで、ようやく「出血・再脱出なし、痛みも我慢できる程度」という退院の条件をクリア。

下降の痛みはあいかわらずクリムゾン・キングの宮殿状態なのだが、病院にいても家で寝ていても同じことだしね。

退院には主治医の許可が必要。てっきり外来が終わった昼過ぎの回診かと思っていたら、外来が始まる前の8時に診に来てくれて、めでたく退院オッケー!その後すぐ、事務が清算用紙を持参してきた。てことは、もう昼食も出ないわけで、看護士さんに「んじゃ、ひと風呂浴びてからボチボチ帰りますね~」と報告する。

帰宅が午後ならタクシーのつもりだったが、午前中だとまだ夫が家にいたので、迎えに来てもらうことにする。

シャワーを浴びると、また頭痛が始まる。休み休み荷物をまとめ、となりの二人に(オトコは今日も朝八時から来てる)お先に、と挨拶。となりの主治医の回診は昼過ぎらしい。

一階で清算(しめて69,610円なり)を済ませ、ベンチで迎えを待っていると頭痛がしゃれにならない苦しさになってくる。車に乗り込むも、手足がシビレて息が苦しい。ヤバッ、これがもしや麻酔の副作用?とはじめて思い知る。帰宅するやいなや、すぐ布団を敷いて倒れこむ。横になるとたちまち頭痛は楽になった。携帯メールでもと看護婦の友達にメールすると、「そうだよ、腰椎麻酔の副作用だよ」との返事。寝たり起きたりしながらパソコンをいじり、その件を調べる。あ~あ。

直腸への下降痛と頭痛にうちのめされた一日。すいませんがそんなわけで当分寝たきりにさせてもらいます、と義母に報告。
入院五日目(手術後二日目)
前夜ほとんど寝ていなかったため、昨夜は断続的とはいえかなり睡眠がとれた。

朝食後、シャワーを浴びる。頭・首・肩にかけていままで経験したことのない痛み(あとでわかるのだがこれが腰椎麻酔の後遺症だった)が始まる。寝不足かなぁ?と考え、本日は昼間も一時間置きぐらいに読書と睡眠。おきあがると即、直腸に下がってくる痛みにトイレにかけこむが、二日前の絶食日の排出日にあたるためか、ガスばかりでほとんど出ない。

夫が見舞いに来るが、体調が悪いとかですぐ帰る。夕方高熱が出たらしい。よりによってこういうときに熱をだすのか、オマエは。

となりは、姉だの、妹だの、それに姉が経営するお店の女の子たちだのと入れ替わり立ち代わりひっきりなしに見舞い客が来る。おまけにそれぞれ“ボーイフレンド”(おっさん)だの子どもだのを連れてくる。日本語とタガログ語がわんわん響き、耳栓がなければ発狂モノ。

やっと見舞い客が帰ったとおもったら、夕方から夜まで二人で仲良くベッドで高らかなイビキをかきだす。体温・血圧を測りに看護士さんたちがやってきても、二人とも寝転んだまま。なんつーか、世界は二人のためにな感じ。

これじゃ「二人部屋」じゃなくて「男女三人部屋」だよ。

ちなみに、一応顔をあわせればニコニコ会話はしてたけどね。数日だけのガマンだし。
入院四日目(手術後一日目)
ほとんど眠れないまま朝を迎える。

点滴終了。朝から食事再開(全粥、じゃがいもと玉ねぎの味噌汁、キュウリとカブのしそあえ、チーズ入りオムレツ、ゆでたインゲン、牛乳)。半分残す。入院中、食事を残したのはこのときだけ。ここの食事はとてもよかった。塩分控えめでも風味付けに工夫がしてあり、今後の参考にできそうで全部メモる。

となりの一晩中痛い痛いとうめき叫んでいたおばあさんに、主治医と看護士が説教していた。痛くても動かなければダメ、動かないと腸が癒着して腸閉塞になるよ、床ズレもすぐできてしまうよ。食事もちゃんと食べないと力が出ないよ、など。う~ん年取ってからの手術は大変だ。もう一人のおばあさん(80代半ば)のほうは、認知症のせいか手術の苦痛をあまり感じていないよう。それどころか傷口やおむつに手をつっこみそうになるらしく、呼び出されて付き添っている娘さんが必死で言い聞かせていた。あれだけうめいていたフィリピーナは、例によって朝八時から病院にやってきた男相手にケロっとして話していて、だったらゆうべもうちょっと黙って我慢してろよ、と思う。

一晩中汗をかき、全身が点滴液(抗生剤)臭いので、シャワーを浴びに行く。汗といえば、昨日痛み止めの薬を点滴に入れてもらって一時間ほどたったころ、突然全身に冷や汗・手足のしびれ・気持ち悪さの発作が起こった。しばらくするとおさまったが、低血糖でもなし(あー、これが例の採血器具か、と思った)、血圧もさほど下がっておらず、原因不明。関係ないかもしれないが、念のためその痛み止めの薬の名前をきいて控えておく。

時折、「直腸にガスや便が下がってくる」のを強烈に感じる。これがかなりの激痛。全身を引きつらせ、あsdfghjklふじこ;:!!!状態。

表情はこんな感じですかね↓
クリムゾン・キングの宮殿 (ファイナル・ヴァージョン)(紙ジャケット仕様)クリムゾン・キングの宮殿 (ファイナル・ヴァージョン)(紙ジャケット仕様)
(2006/02/22)
キング・クリムゾン

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どーでもいーことだが、このレコジャケの顔は人生のさまざまな局面に応用がきくな。

事前の下調べで全然記述がなかったのが、この痛み。直腸を切って吻合しているわけだから、考えてみれば当然の痛みなのだが、「き、聞いてないよ~」状態。しかもこの痛み、退院後も続く。

午後イチで、フィリピーナとともに元の二人部屋へ戻る。

さて、手術後最大の難関「はじめての便通」。
手術当夜から血や粘液を少しずつ出していたが、この日の午後になって凄い超特急が駆け抜ける。

このたびの入院で確信したのだが、自分はどうやら「二日たったのが出てくる」リズムのようだ。この日の超特急は、あの座薬で出しきれなかったのがそのまま下痢になってしまった、としか思えない。さらに翌日手術二日目はほとんど出なかった。これも二日前の手術日が絶食だったのだから、というわけだ。このことは本人以外はホントにどーでもいーことだが、今後の便通調整のために非常に重要な確信。

超特急とはいえ、出血も再脱出も無しに無事開通を終え(PPHではない通常の手術だともっと痛いはず、と思える程度の痛みだった)、ひと安心。

夫は腹具合が悪いとかで、土曜日なのに、見舞いに来ず。となりのいちゃつきがますます不愉快。しっかり耳栓をして眠りにつく。
入院三日目(手術日)
前日夜九時から絶食・絶飲。朝七時、昨夜と同じ座薬の下剤。…前日から緊張で便秘気味だったせいかなんとなくスッキリしないが、看護士さんにそれなら浣腸、と言われたので迷う。結局、浣腸は断って手術に臨むことにした。どーせ翌日にはトイレに行けるし。

当日朝になってはじめて手術の時間が決まる。手術中は誰かに病院に来てもらわないといけないので、家に連絡。夫と義母にご足労願う。今までは母親に来てもらっていたのにな…とか思うと泣けてくる。

心配していた点滴も一発で入り、一安心。腰椎麻酔は硬膜外麻酔よりラクチン(後遺症の頭痛には短期間とはいえ悩まされたが)。
手術はPPHという方法。

ボンヤリする程度で意識はあると予想していた。ところが手術の態勢をとっているうち、

「お腹のあたり苦しくないですか?」「大丈夫です」「顔はここのクッションに当ててくださいね」「ハイ」「両手はここの棒をつかんでいてください」「ハイ」「はい、手術おわりましたよ~」

…「ええっ!?」

一瞬で意識を失っておりました。驚いた。チョン切った直腸も見せてもらいまひた。ふにゅ~。

術後は、ナースステーションの隣の病室で一泊。手術直後の四人(自分とフィリピーナ、開腹手術らしいおばあさんが二人)が同室。

麻酔が切れてくると徐々に痛みが増してくる。点滴に痛み止めを一回入れてもらい、あとは手術6時間後の飲料許可後に、痛み止めを服用。痛みはあまり変わらず。導尿してもらったがなぜかお腹を押しても出ない。8時間後には歩いてもいいので、点滴をひきずってトイレへ。点滴のせいでトイレが近く、何度も何度もトイレ通い。

参ったのは、となりのベッドの人が一晩中、痛い、痛いとうめいたり叫んだり。手術のレベルが違うのだろうけど、こっちも苦しいのを耐えているわけで、もぉー、カンベン。フィリピーナもまけじと呻いてるし。残る一人の腎臓摘出のおばあさんは薬で寝ているのか静かだなぁと思っていたら、明け方に暴れだし、えらい騒ぎに。認知症の人で、開腹手術でドレーンも入っているとは思えない大声で、「殺されるぅ~!ワシはここにいるぞ~!お山(?)の衆、助けて~!!!!警察を呼んで~!!」

「お山の衆」って誰よ。

暴れだして看護士さんも押されきれなくなり、早朝からその人の娘さんが呼びだされていた。
入院二日目
本日は毛剃りと、夫を同席しての主治医からの手術説明。それ以外はヒマ。

手術二日前の入院というのは、この病院の主義なのかもしれない。いままで三回手術を経験したが、当日入院か前日入院だった。二日前入院というので大腸カメラでものまされるのかとも思ったが、ごく当たり前の手術前検査しかない。とにかくヒマ。

夜八時に下剤の座薬入れ。過去の手術準備では浣腸しかしたことなかったので(初回の浣腸はものすごく苦しい)、それと比較すると楽。30分待つのが少々辛いが。
本日から入院
手術は金曜日、退院予定は来週の月曜日。

病院によっては日帰りのところもあるのに、自分が行く病院は手術の二日前から入院。以前、全身麻酔で嚢腫を摘出した手術のときだって、前日入院だったぞ。いったいまる二日もかけて何をするんだろう。

ともあれ、それでは行ってきます。

(以下、退院後の追記)

朝イチから入院手続き。
病室へ案内後、採血・検尿・心電図・レントゲン・出血時間などの、手術前検査をひととおり。

二人部屋で、となりは同い年のフィリピーナ。同じ痔主で、担当医は違うが手術方法も同じ、退院予定日も同じ。彼氏がずっとつきそっていて、カーテンの向こうで仲良くしゃべりっぱなし。おかげで彼らの事情に詳しくなってしまった。彼は5日の有給をとったそうで、退院の日まで連日朝から晩までずーーーーーーーーっと病室にいて、昼間でもベッドに一緒に寝たりする仲良しぶり。すっかり私の神経を参らせたのであった。

売店で耳栓を購入。
大統領の料理人
大統領の料理人大統領の料理人
(2008/05/16)
ウォルター・シャイブ

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「TBSラジオ ストリームブックレビュー」↓で聴いて、面白そうなので読んだ。

http://tbs954.cocolog-nifty.com/st/files/book20080529.mp3

クリントン政権二期からブッシュ政権の前半まで、ホワイトハウスのシェフをつとめた料理人による「厨房からのぞいたホワイトハウス11年」。この時代に避けて通れない、9.11時の描写はもちろんあるが、大統領ファミリーの醜聞については自分は一切語る立場にない、とまえがきでことわっている。

ヒラリーのおめがねにかなって採用され、彼女の希望にそって、アメリカの食材を使ったヘルシーで美味しいメニューを工夫して創造していくエキサイティングな過程。旧式のキッチンを改造し、屋外・大人数にも対応できるシステム改良。大統領夫妻や娘たち、側近たちとの交流(または対立)。

本の構成はおおまかに、クリントン時代の難しいけどやりがいがあり、素晴らしい評価ももらえた時代と、ブッシュ時代にそのやりがいが次々としぼんでいってしまう時代が対比されている。

ブッシュ夫人の側近が、「この本の料理を写真とそっくりにつくって」と、マーサ・スチュワートの本を突き出すシーンがあり、これはきっと世界中のプロの料理人が著者の怒りに同意することだろう。

★★★
読める状態なのか不明だが、一応入院用の本を数冊みつくろっている。手術前後は絶食なので、美味しそうな単語が頻出するこの「大統領の料理人」は却下。昨日と今日でイッキに読んでしまう。平易であっという間に読める。

夫のブログ、インコ用の手作りアスレチックスタンド登場。材料の木片は裏山から調達、ニス塗ったり、(仕事場にある)切削機械で整えたり…。よーやるわ、ホントに。感心。
ダ・ヴィンチ 2008年 07月号 [雑誌]
ダ・ヴィンチ 2008年 07月号 [雑誌]ダ・ヴィンチ 2008年 07月号 [雑誌]
(2008/06/06)
不明

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入院予定の変更などで頭がいっぱいだったので、とっくに発売されているのをすっかり忘れていて、本日購入。「テレプシコーラ」だけ、待ちきれないので立ち読み済ませてから買う。今月はバーレッスンとはいえ踊るシーンがいっぱいあってよかったな、と。

オノ・ナツメは以前からえらくあちこちでプッシュされているが…。「リストランテ・パラディーゾ」は読めずに挫折している。

★★★
先週墓参りして、「来週は入院しているので来れません」と拝んできたのに、今週もまた同じことを思いながら拝む羽目に。

先週撒いておいた除草剤のおかげで、雑草取りしなくてもよし。
バカでも描けるまんが教室
バカでも描けるまんが教室 (フラワーコミックススペシャル)バカでも描けるまんが教室 (フラワーコミックススペシャル)
(2007/07/26)
新條 まゆ

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新條まゆが、いかにして大ヒット作を生み出し続けるまんが家になったか!という少女まんが版「まんが道」。

商業誌のメジャー作家になる!という、確固たる目標。そのために、貧乏生活、キャバクラのバイト、アシスタント生活、付き合った男、同期作家からの妬み、アンケート、そして担当編集者たちとの切磋琢磨、すべてをまんがの糧としていく。

担当編集者との指導・協力・反目をここまで描く少女漫画家はあまりいない(と思う)。なので、商業誌の漫画作品がどういう過程で創り出されているのかが具体的に描かれているこの本は、従来の「まんが教室」本とは一味違う。面白かった。タイトルと内容が合ってないけど。

ところで、雷句誠が小学館を提訴した件について、新條まゆが書いてる。
冷静で、読みごたえあるなぁ。小学館ってそんなにヒドイところなんだ~。

http://blog.mayutan.com/archives/51397618.html(激重?でなかなか表示されない)。

★★★
体調があわず、今週の入院予定を来週に延期。仕事関係など休止の段取りをつけてしまったので、今週から来週にかけてヒマ&無収入になってしまった。

6月8日
自治会のそうじ。

曇りの予報だったのに、朝だけピーカン。草取りしながら滝汗をかく。
普通の家族がいちばん怖い
普通の家族がいちばん怖い―徹底調査!破滅する日本の食卓普通の家族がいちばん怖い―徹底調査!破滅する日本の食卓
(2007/10)
岩村 暢子

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「変わる家族変わる食卓」、「<現代家族>の誕生」に続く本。

20~40代の主婦がいる家庭を対象に調査したもので、「変わる家族変わる食卓」では日常の食事の現実が無茶苦茶になっていることを提示し、次の「<現代家族>の誕生」では、その親世代60~70代の食文化・家族観はどうであったのかを調査。現代の食の乱れはその親世代からの流れから当然のものではなかったかと説く。そしてこの3冊目では「ハレの食」であるクリスマスと正月の食風景を調査。

さきの2冊を読まないで、この本だけ読んでも誤解してしまうかもしれない(Amazonのレビューもそんなのが多い…)。しかし誤解されてしまうのも無理がないと思うのが、調査者のコメントの意地悪さ。たとえば、

市販の惣菜を彩りよくお重に美しく詰めあわせ、「自分でも、私、よくやったなぁ!」
実家からもらった市販のお節セット・同じく貰ったお供えを飾って「結構、私もまじめにやってるなぁ!」


という調査シートの記述に対してのコメントが、

頑張った自分にご褒美をあげたい気持ちであろうか。

…そう書きたくなる気持ちもわからないでもないけど、こういう意地悪なコメントが多くて、読者を無駄に怒らせているような。その結果、写真と詳細なインタビューで暴かれる「現実とまったく違うことを語る母」「現実を見ない母」「言うことがすぐ変わる母」「現実に自分が行っていることとはかけ離れた考えや展望を語る母」の奇妙さ・怖さを提示したエピローグまでたどりつけてない読者もいそうな感じ。

わが身にふりかえってみると、このシリーズの調査対象のまさにビンゴ世代なので、考えさせられることが山ほど。去年からこの本のことはずっとひっかかっていて、結論というか、あー、読んだ、と片付けることがいつまでもできないまま。

先日、NHK朝のニュースを観ていたら、「幼稚園児のお弁当がヘンだ」というような特集が組まれていた。「(とりあわせが無茶苦茶な)こどもの好きなものばかりが詰めてある」「何を詰めるのか“こどものアドバイスどおりにする”」とかいう展開で、「あ、出るな」と思ったら案の定、この本の著者が登場。

どうやら次回作は「お弁当」らしい。

★★★
少し肌寒いくらい。このぐらいの気温がちょうどいいなぁ。

仕入れ処理を終えた後、母親のものをまた少し片づける。手にとった瞬間じわっと泣けてくるのは、もう、パブロフの犬状態。
“現代家族”の誕生
“現代家族”の誕生―幻想系家族論の死“現代家族”の誕生―幻想系家族論の死
(2005/06)
岩村 暢子

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『変わる家族変わる食卓』に続く本。

『変わる家族変わる食卓』調査家族の親世代を対象に、文字通り“親の顔が見てみたい”調査をおこなったという内容。

自分の子供には「教えない」けど、「自分のやっているところを見ているから大丈夫」と思っていて、『変わる家族変わる食卓』で提示された崩壊した食卓風景が、自分の娘家族の食卓風景であるとは夢にも思わない親世代、という調査結果。

さらに、ほんの数十年前の食文化のことを、誰も正確に覚えていないことがよくわかる。戦中・戦後の食糧難により「質素ながらもバランスのとれた食事」どころか食べるものすらロクにない時代を経た後、欧米の食文化がどっと輸入され、新しい価値観・新しい商品がめまぐるしく登場する。そんな時代に成長したこの世代は、自分の親世代の料理・家事・育児を軽蔑・軽視・時代遅れとし、新しいものを貪欲に取り入れていった。自分の親から習うのではなく、料理番組や料理本に登場する「伝統的なおせち料理」をつくったりする。

現在紹介されるような、伝統的な食文化とか料理とかはかなり幻想の産物である、というのがまたもセキララに暴かれる。

確かに、こどもの頃毎日どんなものが食卓に並んでいたか、なんてほとんど覚えていないなぁ。

しかしこの本、内容の面白さ・わかりやすさに比べて、タイトルも副題も装丁も堅すぎる。

★★★
来週に予約していた病院に今日行ってしまう。今後の予定を立てる。
はまひるがおの小さな海
今日、過ごしたところは夫ブログで→

月初め早々からなげやりなエントリ。…いやいやいや、夫ブログと共同でお届けしております、ってことで。

はまひるがおの小さな海 (日本の幼年童話 15)はまひるがおの小さな海 (日本の幼年童話 15)
(1973/01)
今西 祐行

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はまひるがお、というとむかし教科書に載っていたこのお話を思い出す。とはいってもほとんど覚えていなくて、切ない雰囲気の断片しか思い浮かばないが、ネットで調べるとどうやらハッピーエンドらしい。

灯台のある岬の一番突端にたったひとつだけ咲いているはまひるがおの花。はまひるがおは、ぼくに「わたしをつみとってください。」と頼みます。それは、岩のくぼみにある小さな水たまりの中にいる、はまひるがおのたった一人の友達、小さなお魚のためでした。

井伏鱒二の「山椒魚」とごっちゃになっていたような気もする。
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