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本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
星新一 一〇〇一話をつくった人
星新一 一〇〇一話をつくった人 星新一 一〇〇一話をつくった人
最相 葉月 (2007/03)
新潮社

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小学生のころから読み親しんできた作家の評伝を読む、ということだけでも意義がある本。

星新一の生前には一読者に過ぎなかった最相葉月が、膨大な資料を丹念に読み解き、可能な限りの関係者取材を行い、人物像を掘り起こした力作であるというのがひしひしと伝わってくる。戦後の日本SF黎明期、そこから現在活躍する人々がどのように世に出てきたかという経過、時代の流れ・当時の空気もよくわかる。異母兄の存在や、ショート・ショートの後継者と目した人物がいる、ということなど初めて知ったことも多かった。

「1001話を書くこと」に心血を注ぎ、まだやらなければならないこともやりたいこともあったであろうに、その気力も体力も失われがちだった晩年。そのくだりには、ただ無心に作品を読み散らかしていた自分には、どうしようもないこととはいえ、「正直スマンかった」ような気にさせられた。

★★★
来月6日はホシヅルの日。キャラクターグッズがありそうだけど無いのね。
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