本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
暴れん坊本屋さん1
暴れん坊本屋さん (1) 暴れん坊本屋さん (1)
久世 番子 (2005/09)
新書館

この商品の詳細を見る
書店員さんのエッセイ・体験談は今までもいくつか読んだが、これは期待以上に面白かった。ただでさえ重労働の書店員さんたちに、さらなる過重労働を強いている最近の本屋事情がわかって、気の毒だけど面白い。

著者が現役のマンガ家であること、同僚が腐女子であることでスパイスが効いている。

★★★
そういえば、ボーイズラブ棚にものすごく担当者が力を入れている本屋を知っている。新刊には細かいあらすじカードを沿え(もちろん本のカバーに記載されたあらすじとは別に書かれたもの。え?もしかして全部読んでるの?)、その書店だけの「砂漠の王子様フェア(ハーレクインにもあるが定番だ)」とかするのよね。サイン本が置いてあるのを知りながら、とくに思い入れはないので、あえてサイン無しの本をレジに持っていったら、「この本、サイン本がございますよ♪」と勧められ、「…いえ、いいです(…担当者はアナタでしたか)。」と赤面したこともあった。

実家のあった市へ行ったついでに、大型書店へ寄る。

中身をチェックしたい本を探したが、どれも無い。帰宅後、楽天ブックスで注文。ごめんね本屋さん。
星新一 一〇〇一話をつくった人
星新一 一〇〇一話をつくった人 星新一 一〇〇一話をつくった人
最相 葉月 (2007/03)
新潮社

この商品の詳細を見る
小学生のころから読み親しんできた作家の評伝を読む、ということだけでも意義がある本。

星新一の生前には一読者に過ぎなかった最相葉月が、膨大な資料を丹念に読み解き、可能な限りの関係者取材を行い、人物像を掘り起こした力作であるというのがひしひしと伝わってくる。戦後の日本SF黎明期、そこから現在活躍する人々がどのように世に出てきたかという経過、時代の流れ・当時の空気もよくわかる。異母兄の存在や、ショート・ショートの後継者と目した人物がいる、ということなど初めて知ったことも多かった。

「1001話を書くこと」に心血を注ぎ、まだやらなければならないこともやりたいこともあったであろうに、その気力も体力も失われがちだった晩年。そのくだりには、ただ無心に作品を読み散らかしていた自分には、どうしようもないこととはいえ、「正直スマンかった」ような気にさせられた。

★★★
来月6日はホシヅルの日。キャラクターグッズがありそうだけど無いのね。
鳥
ロッド・テイラー、ジェシカ・ダンディ 他 (2007/06/14)
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

この商品の詳細を見る
美容院でカット。

美容師さんと、なぜか「大量の生き物が襲ってくる映画」の話になり、この映画の救いの無いラストシーンの記憶を辿る。美容師さんはこの映画のせいで、群れた鳥が大嫌いになったそうだ。

ほかにも、「子供の頃にTVの洋画劇場で観た、蟻に襲われるシーンがある映画」の話に。蟻に襲われる古い映画といえば↓これしか知らない。

黒い絨氈【字幕版】 黒い絨氈【字幕版】
エレノア・パーカー、チャールトン・ヘストン 他 (1998/02/21)
CICビクター・ビデオ

この商品の詳細を見る


「動いたら刺されて死んでしまうから、全身たかられてもじっと動かず耐えるシーンがあった」
と言われたが、自分はその記憶はない。違う映画だろうか。
楽園 上・下巻(宮部みゆき)
楽園 上 (1) 楽園 上 (1)
宮部 みゆき (2007/08)
文藝春秋

この商品の詳細を見る
楽園 下 楽園 下
宮部 みゆき (2007/08)
文藝春秋

この商品の詳細を見る
「模倣犯」のスピンオフ。

どちらも自分は未読で、母親用に購入。
読めば面白いんだろうけど、読むファイトが湧かない。

★★★
明け方からの雷雨で気温は多少下がっているみたいだが、湿度が高いので涼しいという感じにはならない。
人妻魂
人妻魂 人妻魂
嵐山光三郎 (2007/08/23)
マガジンハウス

この商品の詳細を見る
明治大正昭和を彩る文人、または文人の妻たち53人が勢揃い。同じ著者の「文人悪食」「文人暴食」「追悼の達人」がどれも物凄く面白かったので、その系統かと思って新刊即買いしたらちょっと期待ハズレ。おちゃらけた軽い調子で書かれていて、かったるい「ですます」文体なのもウンザリ。上記三冊は「である」調だったのに…。

とはいっても、取り上げられた人妻たちの波乱万丈変幻自在の人生そのものが面白いので、イッキに読んだ。

坪内逍遥の妻センから、武田百合子、森瑤子まで。全員物故者だが、息子や娘が現役の文人であるとか著者が実際面識のある人物には少々控えめに書いてあるような。気のせい?

★★★
滝汗流しながら掃除。
今日で暑さがひと段落、という予報だけど、いま現在むっちゃ暑いので信じられない。
それがし乞食にあらず
それがし乞食にあらず (平田弘史傑作選 (昭和四五年~四六年)) それがし乞食にあらず (平田弘史傑作選 (昭和四五年~四六年))
平田 弘史 (2005/05)
青林工芸舎

この商品の詳細を見る
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2005/05/post_6502.html
↑で読みたくなって注文。表題作と「始末妻」が読みたくて。

「始末妻」。下級武士が上からの命令で、強烈なワキガの持ち主である隣藩の姫君との結婚を強制されるお話。

武士にはすでに想い合った許婚がいるのだが、上からの命令には逆らえない。「3年たったら姫を斬って、必ずや迎えに参りますぞ」と許婚に誓った後、やむなく姫を娶ったものの、高貴な身分にもかかわらず自らの欠点を自覚し、かいがいしく仕える姫に武士の心は曇る…。

自らの鼻をそぎ落としてまで武士が守ろうとしたものとは、そして姫君の運命やいかに!

…なんてひっぱってみたけど、唖然とする結末。上記ブログのサイドバーにある紹介文で「平田流フェミニズムの極限」と評されていたけど、結末と腋臭描写にだんだん頭痛がしてきた。

ネズミも逃げ出し、密室で嗅がされた人が発狂するほどの腋臭ってどんなんだ。そしてこのお話はもちろんギャグではありませぬ。念のため。

★★★
ブックオフで腋臭のおっさんがいた。その人、わざわざTシャツの袖を肩までまくりあげている。これはわざとなんだろうか。

呼吸を止めて傍を通った。
8月22日
ポイントサイトとJALがメールで誕生日を祝ってくれる。
8月21日
夕ご飯を作ろうとしていたら、夕方6時から「ドキュメンタリードラマ ニュルンベルク裁判」の再放送をやっていて、第一回アルベルト・シュペーアのことはぜんぜん知らなかったので、面白く、つい最後まで観てしまう。おかずが貧弱に。

第二回のゲーリング(役者がそっくりさん)の途中から録画してもらったのだが、デジタル放送録画なので、買い置きのDVD-Rでは規格が合わず、コピーできない。明日の実写版も観たいけど、HDへの録画のままだと自分の部屋で観られないから、結局観なくなってしまいそう。
プリンセス GOLD (ゴールド) 2007年 09月号
プリンセス GOLD (ゴールド) 2007年 09月号 [雑誌] プリンセス GOLD (ゴールド) 2007年 09月号 [雑誌]
(2007/08/16)
秋田書店

この商品の詳細を見る
別冊付録「青池保子スペシャル」のためだけに購入。雑誌本体は1ページも読み(め)ません。

「青池保子スペシャル」は雑誌掲載作品の再録で、「王城 アルカサル」の番外編「天使の飛翔」と、手塚治虫トリビュート「指輪物語 BLACK JACK ALIVE」。ブラック・ジャックと「エロイカ」の面々との共演。青池保子が描くブラック・ジャックはやっぱり馬面…。性格はまんま少佐だし…。

★★★
風呂のボイラーと蛇口も新しいのが設置されたのだが、蛇口取り付け口あたり(?)の水漏れ発見。この暑さで床タイルがたちまち乾くのに、蛇口の下がいつまでも濡れているからヘンだと思ってた。
熱いトタン屋根の猫
熱いトタン屋根の猫 熱いトタン屋根の猫
エリザベス・テイラー、ポール・ニューマン 他 (2006/10/06)
ワーナー・ホーム・ビデオ

この商品の詳細を見る
こういうクソ暑い時に観ると気分が出ていいかも、な映画。

アメリカ南部の旧家、当主のビッグ・ダディ(バール・アイヴス)はがんに侵されているが、本人はそのことを知らない。彼に溺愛されている次男ブリック(ポール・ニューマン)は酒びたりで妻マギー(エリザベス・テイラー)とも上手くいっていない。そんな折、父の財産を目当てに長男夫婦が帰省してきた…。
夏の南部を舞台に、登場人物ほぼ全員がイライラジリジリしているドラマ展開。ニューマンもテイラーも若く美しい。リズ演じる若妻マギーが、美貌と豊満な肉体をもってしても夫にいっこうに愛してもらえず、熱いトタン屋根の上にいる猫のように苦しみ悶えるところがタイトルの由来。映画ではかなりボカされているが、夫が同性愛者であるという隠し味もあり(だから妻からのアプローチにも冷たい)、直接的なセクシー描写がなくてもこんなにエロい作品になりますよーという見本。

リズ・テイラーは文句なしの美貌の持ち主ながら、体型には劣等感を持っていたそうだ。しかしハリウッドの衣装デザイナー、イデス・ヘッドのアドバイスもあり、「肩」と「ウエスト」の美しさには自信をもつことができ、それを強調する衣装を身に着けるようになったとか。ぴっちりワンピース(というかシュミーズ?)の肢体の美しさも鑑賞のポイント。

映画は甘いハッピーエンドとなるが、ゲイであるテネシー・ウィリアムズの原作戯曲では夫の同性愛傾向がもっとはっきり描かれ、映画より緊張感のある結末となっている(とか言って、映画を観たあと、原作本の最後のページだけ流し読みした私)。

★★★
週間天気予報を見ると、雨マークがどんどん遠ざかっていって今日はついに消えてしまった。梅雨入り前とおんなじパターンだ。降らねぇつもりか。
8月16日
最高気温37℃超というのを過ごした後では、35℃の今日が比較的マシに感じたりして。

冷蔵庫の中が、食べ残しや、今日は使わない食品などでいっぱい。もっとスッキリさせたいが、ヘタにあけておくとトンでもないものを詰め込まれる恐れがある。レトルトパウチのカレーとか、「すし太郎」(これもレトルトパウチ)をなぜ冷蔵庫に入れる~!
8月15日
義妹と甥も呼んで家族みんなでファミレスでお食事。

姪だけは父親の実家へ行っているので欠席。

日が暮れてから、誰もいないはずの裏山からパンパン音がする。何かと思ったら、甥と夫がモデルガンで「野外演習」をしていた。

そういや、こないだTVで「ランボー デジタルリマスター版」放映してたなぁ。

ランボー ランボー
シルヴェスター・スタローン、リチャード・クレンナ 他 (2004/06/25)
ジェネオン エンタテインメント

この商品の詳細を見る
8月14日
となり町の公園にいるアヒルを見にいく。
あひるんるん♪のフレーズが頭から離れない。
エロイカより愛をこめて (31)
エロイカより愛をこめて (31) エロイカより愛をこめて (31)
青池 保子 (2005/02/16)
秋田書店

この商品の詳細を見る
ソ連崩壊後の連載再開からコミックスを買い続ける気力をなくしていたが、この巻は番外編のみ収録ということなので、購入。

この巻ではじめてフルネームが明かされたエーベルバッハ家執事さん。彼の故郷の秘密話がよかった。作者の大好きな高潔な聖職者のお話。

「スイスでいつまでもまとまらん回顧録」を書いてるらしい少佐のお父さんも電話で登場。それで気づいたのだが、この連載、すでに20年ぐらいの長期シリーズになってしまったため設定にいろいろ苦しいところが生じてしまっている。少佐のお父さんは大戦中にドイツ国防軍の戦車乗りだったはずだが、そうなると息子の少佐は既に50代くらいになってしまう。本編を読んでいないので、そのへんはどうなっているんだろう。

国際情勢がからむ作品ながらも、登場人物はサザエさん、ってとこでしょうか。

★★★
片目瞼の痙攣がなかなか止まらない。
痙攣時にパソコンの画面を見ると、画面が細かく上下して見える。

そのうち治るだろうが、念のため治療法を検索してみると、ボツリヌス菌の注射で神経を麻痺させる…って。面白!
もし部下がうつになったら
もし部下がうつになったら 「携書」 もし部下がうつになったら 「携書」
松崎一葉 (2007/05/18)
ディスカヴァー・トゥエンティワン

この商品の詳細を見る
いや、部下なんていないけどさ。

石を投げればメタボかうつの人にあたるような気がする昨今。職場の人にどう伝えればいいのか、休ませるのか、復帰するときにはどう言うのか、具体例満載。「がんばれ」は禁句なのは知っているが、じゃ、どーすりゃいいんだよ、という具体例とかものってます。

★★★
陰険作戦は完全に失敗。ふたたび嵐が訪れる日が突然やってくるかもしれない。んにゃ、きっと来る。
この子を残して
この子を残して この子を残して
加藤剛 (1999/05/21)
松竹ホームビデオ

この商品の詳細を見る
高校時代、学校で鑑賞。

放課後、古典の教師(中年女性)とこの映画について話した。彼女の第一声、
「加藤剛、素敵よねぇ~♪」

…せんせー。

★★★
陰険に徹しきれない。失敗。
物凄い勢いで悩み相談した日
今朝いきなり、「おいおい、ふ ざ け る な」と脳内電光掲示板がぐるぐる回るようなことを聞かされる。

今日はあいにく外出しない日で、日中ぐるぐる思考に悩まされていた。相談できそうな友人はきっと今は忙しいだろうな、とあきらめ、2ちゃんねるで人生相談する。聞きたかった言葉が聞けて(読めて、というべきか)おかげで己の不快感に自信が持てた。陰険に闘うことを決意する。
ダ・ヴィンチ 2007年 09月号 [雑誌]
ダ・ヴィンチ 2007年 09月号 [雑誌] ダ・ヴィンチ 2007年 09月号 [雑誌]
(2007/08/06)
メディアファクトリー

この商品の詳細を見る
山岸凉子短期集中連載バレエ漫画終了。何が描きたかったのかよくわからない最終回。コミックスになってから、通して読み直すと何かわかるかなぁ。

新刊や既刊紹介記事で何冊か読みたい本がチェックできた。

★★★
夏真っ盛りの暑さ。
夕方には物凄い雷雨。
こういう天気がしばらく続くか。
私たちは繁殖している 7
私たちは繁殖している 7 (7) 私たちは繁殖している 7 (7)
内田 春菊 (2007/06/14)
ぶんか社

この商品の詳細を見る
帯に「というわけで、離婚しました」。相手の両親・兄弟に愛想をつかし、籍を抜いて事実婚に切り替えましたの巻。

もうこの人はいったいどこまでいくのか生暖かく見守りたくて、何年かぶりに定価購入。あいかわらずの春菊節。舅に代表される「古いタイプの日本人男性」的な言動をクソミソにけなしているくせに、まさにそのような言動を自分がとっていることに全然無自覚なのが凄い。

これからも生暖かく読み続けてしまう…かも。

★★★
姑を総合病院に送っていく。送ったあと仕入れへ。
ところが患者が満員で明日にまわされてしまった、と帰宅後に知る。それじゃ、個人病院に行ってしまおうと別のクリニックへまた送る。

じたばたした午前中だった。
8月5日
祭りの花火を見に行く。

毎回、駐車場所に苦労していたが、母親のところが近いので、そこから歩いて行く。国道に出て歩いていたら、花火からは少し離れているが、落ち着いて観られるいい場所を発見。

帰りも渋滞コースからは外れているので、スムーズに帰宅。
リフォーム風呂初使用
不自由な仮設シャワーにうんざりした舅が、もう風呂を使ってもいいかと左官屋さんに電話。OKが出たそうだ。

姑と一緒に風呂の掃除。

そういえば記念に昨日風呂の写真をとっておいた。
掃除前だから蛇口とか粉っぽいまま。
ReNew-Bathroom-IN-2007-8-2


こっちは炉口。
ReNew-Bathroom-OUT-2007-8-2


ついでに小屋で寝ていた犬も撮影。フラッシュで目を覚ます。
Kyoro-2007-8-2.jpg


ぬるめのお湯を入れて炊いたけど、今までの風呂釜と違ってすぐお湯が沸くみたい。ってことはすぐ冷めるのか?

とにかく、シャワーを浴びるために外をつっきらなければいけない不自由さからようやく解放された。
ルイザ―若草物語を生きたひと
ルイザ―若草物語を生きたひと ルイザ―若草物語を生きたひと
ノーマ・ジョンストン (2007/03)
東洋書林

この商品の詳細を見る
「若草物語」を書いたルイザ・メイ・オルコットの評伝。

「若草物語」は彼女の家族がモデルとなっているが、ルイザは次女ジョーのように結婚はせず、独身を貫いて筆で身を立て、家族を養い続けた。

父親は、教育者として斬新な理論を打ち立てはしたが、家長としては生活破綻者で、家族は貧しさのどん底で苦しみ続けた。過酷な生活で母親も姉妹もルイザ自身も健康を害する。ルイザは苦しい生活のなか、なんとしてでも自立の道を歩もうと努力し続け、「若草物語」のヒットでついにそれに成功する。

身体の不調に苦しみながら、“オルコット女史”として作品や講演で女性の生き方を啓蒙し続け、家族に経済的安定をもたらし、母を看取り、父が亡くなった二日後に自分もこの世を去る。彼女の苦闘の人生を知ってから「若草物語」を読み返すと、彼女の家族への愛と理想が作品に投影されているのがよくわかる。

ノーマン・ロックウェルの表紙絵(The most Beloved American Writer 'But it was a girl!')がこの本にふさわしく素敵。

★★★
昨日は西へ、本日は東へ。
忙しかった週の前半。
copyright © 2005 本に包囲された日々 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.