本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
英国王室史話(下)
英国王室史話〈下〉 英国王室史話〈下〉
森 護 (2000/03)
中央公論新社

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だんだん調子が出てきて8月中に読了。読み物としても大変面白かった。

下巻はジェイムズ一世から、現エリザベス二世の父であるジョージ六世まで。

通して読んでみると、著者のクセというか、王妃たちが政治の表舞台に出ることを、著者は非常に嫌っている、ということがよくわかった。各王妃たちを紹介するときに、「内助の功を発揮」タイプか、「出しゃばる」タイプかの記述がしょっちゅう出てくる。しかし、宰相ウォルポールと名コンビとなってジョージ二世を支えたキャロライン王妃のように、どこまでが「内助の功」でどこからが「出しゃばり」になるんじゃー!と、その線引きがよくわからん。

★★★
ようやく「過ぎ行く夏を惜しむ」という雰囲気になってきた。やれやれ。涼しくなると読書意欲が湧いてくる。リストが増える一方だが、さすがに年齢によるペース・ダウンがあり、カネもないので、まぁ、ぼちぼちと。

8月30日
こないだの自衛隊演習、さっそくアップされている。Part16くらいまであるみたい。

006 Annual JGSDF Fuji Live-ammunition Exercise Part1


直木賞作家の坂東眞砂子女史による子猫殺し発言について、けっこうあちこちで盛り上がっているようだが、

こういう解決法って…。

★★★
用事をたのまれて外出しなくてはならなくなったので、ついでに今日でなくてもいい雑用をいくつかこなす。
新ゴーマニズム宣言SPECIAL靖國論
新ゴーマニズム宣言SPECIAL靖國論 新ゴーマニズム宣言SPECIAL靖國論
小林 よしのり (2005/08)
幻冬舎

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「戦争論」からの転載が多い。相変わらず過激な論調だが、いままであまりにも知らなかった(知らされなかった)ことが描かれ、歴史のある一面を知ることができる。ただ、他の一連の著書と同じで、とても鵜呑みにはできない記述もあるので「間違い探し」としても勉強になるのではないかと。

このたびの旅行で初参拝。遊就館がここまで充実した日本戦史博物館だとは思っていなかった。館内においてある感想ノートを見てみると、「靖国参拝が大きく報道され問題となっているので、何故なのか知りたくて参拝しました」という記述があちこちにある。若いモンが歴史を知ろうとするのはイイコトだのぉ~感心感心と、自分も今頃参拝したクセしてすっかりオババ気分。

首相が靖国へ行っただけで、「軍靴の音が聞こえてくる」という幻聴を訴えだす人たちがいるが、その人たちは実際靖国へ参ったことがあるのだろうか。

★★★
昨日はいつも市内を回るのだが、家でたまった雑事を片付ける。
今日からいつもの日常に戻り、西へ仕入れ。
8月27日
今朝は3時半起き。タイマーをセットしていたが、不思議と3分前に目覚めた。

陸自の総合火力演習 イラク派遣部隊活躍で注目度上昇

朝の7時に会場に到着。でもスタンド席はもう満員。
携帯からネットの情報を読むと、朝の2時からタクシーで乗りつけた人もいるらしい…。ようやるわ。

終了後、電車をいくつも乗り継いで羽田へ。

帰宅すると結構売れていて、ヘトヘトなのだが気力を振り絞ってメール処理だけする。
8月25日
明日は5時起床で旅立つ。
あさっては4時半の始発に乗るらしい(いったい何時起きになるのか怖くてきけない)。例によってスケジュールびっっっっしり。

では、行ってきます(泣)。
この人ゴミを押しわけて、はやく来やがれ、王子さま。
この人ゴミを押しわけて、はやく来やがれ、王子さま。 この人ゴミを押しわけて、はやく来やがれ、王子さま。
イチハラ ヒロコ (1999/11)
アリアドネ企画

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ランゲージアーティスト・イチハラヒロコの作品集。インパクトのある言葉それ自体を作品としたアート。

以前観たTV番組で、Tシャツに気の利いた言葉をプリントしたものを作品として売り込んでいるNYのアーティストが紹介されていた(「アタシが可愛いからってジロジロ見ないで!」とかプリントされている)。あれもそうか。

しかしそれでいくと、インパクトのある本のタイトルの多くはランゲージアートになりそうだ。例えば(今たまたま思いついたからだが)、ふかわりょうの本「ひとんちで充電すんなよ!! 」「休んだ日に席がえ?!」とかね。

★★★
実家のある市へ仕入れ。今週は一日前倒し。毎週読んでいる週刊文春が本日発売(田舎だから一日遅い)なので丁度よかった。
英国王室史話(上)
英国王室史話〈上〉 英国王室史話〈上〉
森 護 (2000/03)
中央公論新社

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本や映画などで断片的に知っている、イングランド王・王妃・愛妾たちを時系列で読んでみようかと思って。
夏休みの読書!って感じだ。

上巻はウィリアム1世征服王からエリザベス1世まで。数日かかってやっとこさ上巻読了。わかってはいたが、ヘンリーだのエドワードだのが別人で何度も何度も登場するので、下巻の家系図をのぞきながら「今ここ」と思いながら読む。

途中、青池保子「王城 アルカサル」でおなじみのカスティリア王ペドロ1世の娘たち(コンスタンス、イザベル)がイングランドに嫁いでくるもんだから、ついこの本を中断して「アルカサル」を読み耽ってしまった。

今下巻を読み続けているが、同時進行で別の本も読みながらなので、読み終わるのは来月になりそう。

★★★
朝から気合を入れて頑張る。午後早いうちに仕入れの山の処理終了。

急いで美容院へ。夏はちょっと髪が伸びると襟足がカユい。

昨日は別にめでたくもない誕生日。ポイントサイトだけが祝ってくれた。100ポイントGet!
きょうの猫村さん
きょうの猫村さん きょうの猫村さん
ほし よりこ (2005/07/14)
マガジンハウス

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今さらのベストセラー。今まで立ち読みしていたが、105円コーナーにあったので買う。

人気が出るだけあって、とーっても面白い。お話自体は古めかしいベタな展開なのだが、中途半端に擬人化された主人公の猫というキャラクターが、そのへんの無理っぽさをうまく読ませる。…な~んて今ごろ何を書いても、ほんとに今さら。

全編を通して、セリフ廻しの言葉の美しさ・優しさは、しみじみさせられたよ。

★★★
仕入れの山があるのに、ついマンガを読み耽る。
8月21日
爆睡がたたって、昨夜は寝るのが遅くなってしまったので、朝からヤル気が出なかった。

それでも、出かけてしまうとあれこれ用事をこなしてしまい、帰宅後滝汗を流しながら掃除をしてスッキリした。

団塊の世代の人のブログを読んで、あまりの典型的な記述に読みながらもにょもにょしてしまう。また、わざわざそういうのを読み終えてしまう自分のマゾっぷりにさらにもにょる。
8月20日
午前中に買い物を済ませる。

午後イチで夫は撮影に出かけた。
自分は仕入れ処理をやりかけたものの、睡魔に襲われ爆睡。
8月18日
ふだんの数十倍wordしゃべった一日。ぜぃぜぃ。
さあ、あなたの暮らしぶりを話して
さあ、あなたの暮らしぶりを話して さあ、あなたの暮らしぶりを話して
アガサ・クリスティー (2004/08/18)
早川書房

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クリスティ大佐と離婚後、年下の考古学者マックス・マローワンと再婚したアガサ。

彼女が夫とともに過ごしたシリアでの発掘旅行記。幸せそうなアガサのほのぼの結婚記録ともなっている。

「アラビアのロレンス」ファンとして見逃せないのが、人夫頭ハムディが登場すること。ロレンスは若い頃、カルケミシュ発掘作業に加わっていた。そこでの人夫頭がハムディで、彼はロレンスの友人ともなり、いっしょに訪英したこともある。こんなとこで知った名前が!と喜ぶが、アガサはロレンスについては何も書いてくれていない。あー、残念。

★★★
西へ仕入れ。帰宅後、処理を全て終える。

やればできるじゃない。あなたはきっとできる子だって信じてましたよ…って誰だよ。
アガサ/愛の失踪事件
アガサ 愛の失踪事件 アガサ 愛の失踪事件
キャサリン タイナン (1988/11)
文藝春秋

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またも記憶で書く。

アガサ・クリスティ自身が真実を秘めたまま他界して以降、永遠の謎となってしまった13日間の失踪事件を元にしたフィクション小説を映画化。

著名な推理作家クリスティは、突然失踪し、その捜索に大人数が動員され、大いに世間を騒がせた。ところが数日後、彼女はとあるホテルに偽名で宿泊しているところを発見される。失踪時の記憶はないという主張で、母親の死、夫アーチー・クリスティ大佐との不仲など、情緒不安定のための突発的行動だったと思われるが、本人の晩年の回想録にもそのときの記述は一切なく、公式には「なかったこと」とされてしまっている。

この小説(映画)では、最愛の夫から離婚を宣告されたアガサが世をはかなみ、夫が再婚を目論む相手・秘書ナンシーを自分の命を賭けて陥れようと画策する。そのサスペンスを主軸に、アガサに取材目的のジャーナリスト(ダスティン・ホフマン)が正体を隠して近づき、心惹かれあうというラブロマンスが絡まる。スレンダーな長身のヴァネッサ・レッドグレーブ演じるアガサと、彼女よりかなり背の低いホフマンとの、お互い秘密を秘めつつのロマンチックなダンス・シーンは名場面。

しかし、アガサがいったい何を考えているのか、クライマックスまでさっぱりわからないので、のんびりロマンスにひたっていたら終盤で驚かされる。ミステリーの女王らしい(フィクションだけど)念の入った復讐計画。

もちろん現実はそうではないので、映画のラストは、この失踪事件の後、クリスティ夫妻は離婚、大佐は秘書ナンシーと再婚。アガサはその数年後、考古学者と再婚。としめくくられる。

早くDVD出ないかな。

★★★
市内でふだん行かないところへ行き、ちょこっと仕入れ。洗車して帰宅。午後は棚卸と蔵書の整理。

よく読み返すため本棚の手前に並べてある本はヤケや色アセとかの劣化が著しいのに、奥のほうにあってその存在すら忘れていた本がキレイなのが悲しい。
オリエント急行殺人事件
オリエント急行殺人事件 スペシャル・コレクターズ・エディション オリエント急行殺人事件 スペシャル・コレクターズ・エディション
アルバート・フィニー (2006/02/24)
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

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アガサ・クリスティ原作。これも何を今さらの名画。名優てんこ盛りで、収録されているTV版日本語吹替えともどもその「演技」(ストーリー上、役者たちは二重に演じているわけで)に魅せられる。

取り澄ました上流階級の乗客たちや、控えめな使用人階級の乗客たちに秘められた過去や感情が、ポアロの名推理によって明らかにされる場面はやはり素晴らしい。リンドバーグ家幼児誘拐殺人事件を題材とした復讐劇なのだが、昨今の悲惨な犯罪報道をみていると、遺族・関係者による復讐だった、という結末に非常にカタルシスを感じてしまう。

DVDを購入したのだが、Amazonレビューにもあるとおり、画質に難有。TV放映時によくあるような退色画面っぽい。数年以内に高画質デジタル・リマスター版が発売される悪寒にまたも襲われる。…のでコピーしてとっとと処分。

ところで、出演者の一人であるヴァネッサ・レッドグレーブは「アガサ・愛の失踪事件」という映画でアガサ・クリスティ自身を演じている。この映画もまた観たくなったが、DVD出てないのね…。面白いのに…。Amazon DVDを「愛の失踪」で検索すると、アダルトカテゴリへ飛ばされてしまった。

★★★
朝から夫にクルマをとられてしまったので、家で梱包職人。
こういうときに蔵書の整理・処分だっ!と思うものの、結局なんとなく過ごしてしまった。暑さで能率悪く、これから月末までいろいろとバタバタするので、いっそ月末まで仕事をセーブしようか、と思い始める。
8月14日
家にはまだ仏がいないので、いつもの日常業務をこなす。

婚家の本家の墓は、ヨメに入った最初の年しか参ってない。山の中に墓所があり、途絶えた分家の墓石もあちこちにあった。自分には子どもがいないので、ここへ入らせてもらうのかな?
衝動買い日記
衝動買い日記 衝動買い日記
鹿島 茂 (2004/05)
中央公論新社

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フランス文学部教授・鹿島茂氏のお買い物エッセイ。あとがきでそれぞれの品の「その後」が記載されているのが楽しい。

のっけから「腹筋マシーン」。最初の使用で腰を痛めてしまった。→「書斎の片隅で一種の洋服掛けとして使われている」

つくづく、この手のシェイプアップグッズを継続使用している人は、この世にいるのだろうかと思わされる。

「男性用香水」とか「ワイン」「チーズ」は薀蓄が素晴らしく、なんだかこちらも購買意欲をそそられた。

傑作なのは、「毛沢東・スターリン握手像」。氏は「世界の独裁者」というテーマのコレクションを志しておられるそうだ。香港骨董街でこれを買う直前に「毛沢東を真ん中に挟んで、左に林彪、右に江青女史(二人とも満面の笑みで毛沢東語録を掲げている)」というとんでもない組み合わせの像を発見、「このレアーさは素人にはわかるまい」と(どこがレアーかという歴史的解説も記述していただいております)、購入。しかしその直後、氏は「毛沢東・スターリン握手像」という超ド級の像を発見してしまう。「世界の独裁者コレクションという観点からすれば、毛沢東とスターリンという、大虐殺では甲乙つけがたい大物独裁者が一挙に二人集まってしまうのだから、こんなありがたいことはない。よし、買いだ。」

しかし、同行の夫人の反対と、その重さから三人群像のほうをあきらめねばならなかった。この像はその後、「書斎に鎮座して訪問客を驚かしている」

フランス文学者らしい気品と教養が感じられる品から、なんだよ、それ!という愉快な品まで、生活必需品ではないお買い物の愉しさあふれるエッセイ。

★★★
夜、寝苦しくて何度も目覚めるため、昼寝をするとぐっすり。悪循環だ。
サブウェイパニック
サブウェイ・パニック サブウェイ・パニック
富田耕生、ウォルター・マッソー 他 (2006/01/25)
キングレコード

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「脳内ロバート・ショウ祭り」継続中。

そのものズバリの安っぽい邦題だが(かといって原題も映画を観ないと意味不明)、観て損はない秀作。派手な特殊効果に頼らなくても、スマートに練り上げた脚本・演出で面白い映画が出来上がるということがよくわかる。

お互いを偽名で呼び合う4人のグループが、地下鉄の一車両を乗っ取る。車両には17人の乗客と車掌がおり、彼らの命と引き換えに100万ドルを要求。タイムリミットは一時間で、時間を過ぎると一分ごとに人質を一人ずつ殺すと宣言。地下鉄公安局警部補ガーバー(ウォルター・マッソー)は、犯人と音声だけの交信で、困難な要求に応じつつも、同時に彼らを捕らえるべく策を練っていた…。

ショウ演じるのは乗っ取り犯のリーダーで、英国訛りの傭兵くずれの男。現金到着を待つ間、クロスワードパズルで時間を潰したりしてて、クールかつ冷酷な役柄。顔を隠すための扮装シーンがほとんどなので、ご尊顔がラスト近くでしか拝めないのがちょっと残念。

事件解決に奔走するのは、働くプロフェッショナル(←しつこいけど必須)なむさくるしい男たちばかりのキャスティング。う~ん、マンダム。人質のなかに偶然私服警官が混じっていた、という伏線がクライマックスにちゃんと生きてくるのがお見事。

ショウはこの映画でも壮絶な死に方をなさいます。

★★★
郵便局へ用があったのだが、車庫の自分の車が、1トントラックの奥になってしまっていたので、ま、いっかーと思い立ち、歩いていく。照り返しで猛烈に暑かったが、途中あぜ道を突っ切っていったので、水田からの冷気をちょっと感じた。しかしこういう田舎道を真昼間に歩く人間は他にいないので、きっと目立ってる。
ダ・ヴィンチ 2006年 09月号 [雑誌]
ダ・ヴィンチ 2006年 09月号 [雑誌] ダ・ヴィンチ 2006年 09月号 [雑誌]
(2006/08/05)
メディアファクトリー

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「テレプシコーラ」、衝撃の先月号の余韻といった感じ。と思っていたら来月号で「第一部・最終回」。第二部再開がいつになるのかわからないけど、毎月の楽しみが当分お休みか~、さみしー。しかし作者の年齢を思うと、このまま未完という不吉な悪寒が。

そして抜け殻のようになったダ・ヴィンチ誌の将来は!?(余計なお世話)

★★★
運転中、前のトラックに貼ってあったシール「最大積載量おやつ400円分」。せんせー、バナナはおやつですか?
8月7日
先週、車庫の前に積み重ねてあった容器に溜まった大量の雨水を捨てた。中にはボウフラが大量発生していた。

偶然だったが、蚊の効果的な駆除となったらしく、夕方庭に出ても蚊がいない。

ところで、右側の「アマゾンおまかせリンク」、正常に機能しているのか謎だ。

スティング/ブリムストン&トリークル
スティング/ブリムストン&トリークル スティング/ブリムストン&トリークル
デンホルム・エリオット (2002/10/25)
ジェネオン エンタテインメント

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ブリムストン&トリークルスティングつながり(無理矢理)。

スティング演じるのは最後まで素性がわからないままの謎の男。通りすがりの他人に、知り合いを装って近づき、なりゆきで何らかの利を得て暮らしているらしい。

冒頭、たまたま出会った小心そうな中年紳士ベイツ氏のちょっとした弱みにつけこみ、彼の家へ押しかけ、人のよさそうなベイツ夫人に口からでまかせの嘘をつきまくって居座ろうとする。…という展開だとスティングが平和な家庭に侵入し、かきまわす邪悪な男…と思ってしまうが、そうはいかないのが、ヒネくれた英国映画。その家には交通事故のショックで意識朦朧・寝たきりの娘・パトリシアがいた。そもそも娘が事故にあったのは、父親が醜い中年秘書と浮気している現場を偶然見てしまったショックから道路に飛び出したためだった。夫人は娘を献身的に介護しているが、そんな事情は知らず、ベイツ氏は誰にも言えないそんな事情を抱えて煩悶するばかり。

スティングは「娘さんと僕は結婚を約束していたんです」と大嘘こいて居座るものの、この家族のメンバーも尋常ではないので、だんだん調子が狂ってくる。しまいには無邪気で敬虔な夫人に誘われて、ベイツ氏とともに賛美歌を無理矢理合唱させられるくだりもあり、困惑した表情で仕方なく歌うスティングが笑える。

そんな目にあった夜、潮時とばかりに夜中にこっそりパトリシアのところへ夜這い。ところがパトリシアは迫るスティングにショックを受け、絶叫する。あわてて窓ガラスを突き破って逃げだすスティング。ショックのため意識を取り戻し、すべてを思い出したパトリシアは、駆けつけた父親に向って不倫を糾弾する。呆然とする両親。

一方ほうほうのていで逃げ出したスティングは、またいつもの手で赤の他人に知り合いを装って話しかけようとする。すると初対面のはずのその男は「やぁ!君か!久しぶりだねぇ」と肩を抱き寄せる。わけがわからず面食らうスティングは、その男にぐいぐいと肩を組まれたままどこかへ連れてゆかれて、おしまい。

いったいどういう感想を抱けばいいのか悩む映画。タイトルの意味は小児用の薬、ということらしいが、だから何なの?

★★★
犬小屋の周辺を構う。板を新しくしたり、レンガを敷いたり。

スティング(再見)
スティング スティング
ポール・ニューマン (2006/09/21)
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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こないだは記憶で書いたが、そのせいでまた観たくなり、レンタル。

軽~く観るつもりが、ついついじっくり観てしまふ。
あー、やっぱり名画は何度観てもいい。

現在「一人脳内ロバート・ショウ祭り」が開催されているので、彼の演技にまたも魅了される。この映画ではカモにされる悪役なのだが、それにもかかわらず凄みのある迫力満点。…ほんっとに役者としてこれから、だったのに…。

★★★
夫も利用したことがある某通販店がガサ入れ、との報道。
「いや~ん、ウチも事情聴取されたりして~♪」とはしゃぐが、ホントにされちゃったら真っ青だよ。
マリー・アントワネットの娘
マリー・アントワネットの娘 マリー・アントワネットの娘
藤本 ひとみ (2005/01)
中央公論新社

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表題の「マリー・アントワネットの娘」マリー・テレーズの生涯、を目当てに読んだのだが、本の半分以上は併録「マルゴ王妃」に費やされていた。その記述の少なさ加減は、ブルボン家・ハプスブルク家という超一流の名家の血筋を汲みながら、幸薄く歴史にほとんど足跡を残せなかった悲劇の王女らしいというか。

マリー・アントワネットが産んだ4人の子どものうち、ただひとり成人し、かつ72歳という当時としては大変な長生きをしたマリー・テレーズ。彼女がその出自に相応しい環境に居られたのは10歳くらいまでで、あとは苦難の連続だった。フランス革命により、華やかなヴェルサイユ宮殿からタンプル塔の牢獄に収監され、両親・叔母は斬首、弟は病死、しかもそのことを知らされないまま幽閉されつづける。3年後ようやく政治的利用価値を見出され牢獄から出されたものの、王政復古を目論む叔父の采配により、アングレーム公爵と結婚させられる。その夫ときたら、まともな結婚生活はとうてい営めない愚鈍な人物だった。

不幸な結婚・流浪の人生が始まる。ルイ18世を名乗る叔父とともに、ナポレオンの支配から逃れ、ロシア、イギリスを転々とし、そんな歳月はマリー・テレーズにとって革命を起こした民衆・欧州を蹂躙するナポレオンへの憎悪がいや増すばかりの日々であった。ついにナポレオンが失脚したとき、いわゆる「白色テロ」によって彼女の復讐が始まり、犠牲者は5万人とも8万人ともいわれる。両親は死に際に子どもたちへ復讐を戒めていたのだが…。

「笑顔を見せない女性」として知られ、不安定な身分のまま晩年を迎えた彼女は、日々、泣いてばかりだったという。

時代の流れから取り残され、その上あまりにも長い人生を生き続けなければならなかった王女のことを、少ない記録からせいいっぱい綴りました、という感じの記述。でも文庫ながら図版が豊富で、口絵カラーに成人したマリー・テレーズの美しい肖像画が掲載されていたので、これだけでも満足。

★★★
ゆとりの日。
だらだらしていたらあっという間におわった。
2人で、おうちで、しごとです。
2人で、おうちで、しごとです。 2人で、おうちで、しごとです。
ムラマツ エリコ、なかがわ みどり 他 (2006/01)
幻冬舎

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あいかわらず仲の良い二人で、しごとしてます。

仕事部屋の道具・材料の配置とか、二人の段取りの様子、時間の配分など、イラストと写真でこまごま紹介。

こういうので一冊の本にしてしまうんだから、面白い。

★★★
西へ仕入れ。
帰宅すると、甥がヒマそうにしていたので、「サメが人を襲う怖い映画観ようか?」と誘って「JAWS」を一緒に観る。

甥は11歳。自分が映画館で観たのが10歳のときだから、「30年の歳月を経てこうして二人で観てる」というのが感慨深い。こっちはそういう感傷プラスで観ているが、甥のほうは、当時の封切時での映画館のような緊迫感はないにしても、それなりに面白がっていたみたいだ。
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