〈映画の見方〉がわかる本80年代アメリカ映画カルトムービー篇 ブレードランナーの未来世紀 町山 智浩 (2005/12/20) 洋泉社 この商品の詳細を見る |
能天気な80年代ハリウッド映画の陰で狂い咲いた、カルト映画作家たちとその作品を紹介。アメリカでクリスマスに必ずTV放映される「素晴らしき哉、人生!」(1946年フランク・キャプラ監督)というハートウォーミング映画を軸に、それを観て育ったであろう映画作家たちが、いかに自分たちの人生を作品に注ぎ込み、またそのために闘い抜いてきた(あるいは挫折した)のか、さまざまな苦難の道のりを綿密に解読する。
有名な、またはさりげなく見えるシーンの数々がいかに製作者の人生を反映しているのか、製作過程のさまざまな状況など、非常に奥深い。
カルトというとマイナー作品という誤解をしそうだが、キャメロンの「ターミネーター」「タイタニック」、ヴァーホーベンの「ロボコップ」、ストーンの「プラトーン」などメジャーヒットした作品でもカルト。
これらの映画を「あー、面白かった」で観終えたつもりになっていると、この本でビックリさせられる。読後、いくつかの映画をモーレツに観直したくなり、レンタル屋でいくつか借りてしまった。
表紙は言わずと知れた「ブレードランナー」から麗しのレプリカント・レイチェル。世界的な禁煙運動の昨今、紫煙をくゆらす美女、というシーンは映画からももう絶滅かもしれない。
★★★
昨日市内で多少仕入れたので、今日は外出せず。午前中に掃除を終える。蒸し暑く、汗がしたたりおちる。
それで気が緩んだのか、一時間半も昼寝しちまったよ、おい。
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