本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
ガラクタ捨てれば自分が見える
「風水という中国古来の知恵を生かし身のまわりのエネルギーの澱みをなくす」

風水理論の真偽はともかく、いままでとても捨てられない、と思い続けていたものを始末してしまえばスッキリ爽やか!“気”の流れも変わる!ホレ、やってみればわかるよ、という記述で埋め尽くされた内容。Dr.ナントカと違って、あそこにアレを置け、黄色のナニを飾れ、じゃなくってとにかくあるモノを始末しろ、ということなので実行にお金はかかりません!(粗大ゴミ代とかゴミ袋代はかかるか)

モノを捨てることで、自分自身がそのモノにいかに支配されていたかがわかり、捨て去った後はまた新たなエネルギーを得ることができるというのは、説得力があり、過去に少しでも整理処分を経験していれば、その気持ちの想像はつく。

どんな人でも「捨てる!」ヤル気が湧いてくる本、ってことでしょう。
精神面についてもいろいろ言及されているので、物心両面行き届いた内容。

ひとから薦められて知った本だが、まずチェックしたAmazonのカスタマーレビューの数が半端じゃないのに驚く。みなさん捨てまくっておられます。本を読まなくてもレビューを読むだけで捨てまくりたくなるかと。しかし、「使わない英語教材を捨てたらTOEICで自己最高得点」「衝動買いや無駄遣いをしなくなりました」、はいいんだけど…「新しい彼ができて昇格もしました」…ん?ナントカ・パワーの石の広告だよそれじゃ。
いつまでも
数年前辛かったときに、そのことを話した人たちはみな、「あと何年かたったら終わるよ」と言っていた。

でもいつまでも終わらず、どちらかというと悪化してゆく。

身辺を整理しといたほうがいいな。どんな状況であれ、身軽なことにこしたことはないし。

本はイザとなればまとめて処分できるしねー。
引越し手伝い
義妹の引越し先と、そこへ入りきらない荷物をとりあえずウチへ運ぶ。車庫と、ひと部屋がいっぱいになるくらいの量。

部屋の広さにあわせてモノが増えてゆくのだな、というのがよ~くわかりました

義妹は夕方から仕事へ行き、このたびめでたく私立高校にしか受からなかったお嬢様はほとんど手伝わない。70を越した義父母と中年の息子と嫁が往復して運びまくった。

あしたもまた続き。

内心、怒りがくすぶる自分は変なんでしょうかね?
クレーマーだっちゅうの
実家へ。天気はいいが気分は欝。

塞翁が馬。
明るい節約生活入門
節約界のカリスマ・丸山晴美と横田濱夫の明るい節約生活のススメ。

「入門」というタイトル通り、節約が明るい未来を目指すものという基本的な思考と、具体的ノウハウは既に節約に目覚めている人には物足らない内容かもしれない。でも節約を暗いイメージでとらえ、なかなか実行できない人には目からウロコな本かも。

自分はというと、丸山晴美の本をいままで読んだことがなかったので、最初の一冊として読んでみた。二人とも独身なので、即実行に移せる身軽さはいいよな。

たとえば、丸山氏のススメで横田氏が玄米生活をスタートさせるところ。いいな、と思ったけど、ウチなんか炊飯器を置く場所を作ることもできないし、家族にイキナリ玄米食を強制もできないし。

とまぁケチをつけてみたが、何故・何のために節約するか?というくだりは「となりの億万長者」に通じるものがあり、結局こういう考えは洋の東西を問わないね。
不勉強が身にしみる
歯科医が主、著述業が副業、とのスタンスで、文芸批評・家族や若者の問題などについて執筆活動する著者。今回は「大人からみた勉強(=子どもにこう勉強して欲しい)」。国語・倫理・歴史・自然科学といった幅広い分野で「勉強とは何だろう」と自戒を込めて問い直す。

著者と同年代だが、学校の勉強の意味がこのトシになってあらためてわかるような気がする。そしてそれが昨今の「ゆとり教育」をめぐる問題となっていることも。

「努力しやすい人」と「努力しづらい人」がいるだけで、「努力しなくていい人」はいない。

一貫して押し付けがましくない姿勢のもと、若者はもちろん大人も「勉強する」努力をするべきではないか、と説く本。

★★★
今日は肉体労働で努力(?)した。

総重量数100キロ運びまくって汗だらだら。

風呂の底板を洗っていたら、ひびがはいっていたところから破片が手のひらに突き刺さり、こんどは血がだらだら。毛抜きで破片を抜こうとするがはまり込んでいて抜けない。合間に血を拭こうと押さえると、血で滑ったか破片が飛び出た。うまいことできてるね。
クイーンエメラルダス
西へ向かう車中で聴いたFM番組で、ゲストは「明和電機」のヒトだった。

ゲストが選んだ曲と司会者とのトーク番組なのだが、かかる曲はアニメソングばかり。

松本零士作品の話で「全国の男の子の90%は、あの描きこまれた計器にシビレたんですよ!」と力説。「周囲の男性の方に聞いてみてください!」

夕食のときに夫に聞いてみたら、やっぱりあの計器には心惹かれたらしい。女子にはわからんロマン?

押入れからこの本をひっぱりだして、再読。少年マガジン連載をリアルタイムで読んでいたが、砂漠からクイーンエメラルダス号がゴゴゴ…と姿を現す見開きページの連続だけで次号へ続く、なんて回もあったことを思い出す。まとめて読むと気にならないが。

で計器だけど、そう思って眺めると、確かに凄い情熱を込めて描きこまれてますな。

ファーストガンダムのBGMもかかった。ガンダム放映時に彼(当時中学生)の父親が経営する明和電機が倒産。家族が離れて暮らしていたそうだ。今でもガンダムの曲を聴くとどこかへ行きたくなるとか。

★★★
西へ。またもや数だけは多く仕入れ。
ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド 2003
タイピング練習ソフト。アーケード版でちっとも先に進めず、お金ムダ遣いの空しい思い出があるので、せめて得意なタイピングで最終場面まで進もうかと思って購入。

タイピングは別に練習する必要はないので、レベルを高くしなければラクラク最後まで到達。画面に迫り来るゾンビの集団と表示される文字の落差に笑う。

ソフトの本来の目的とは違っているが、そもそもこれ、練習ソフトとしてはいいのか悪いのかさっぱりわからない。

しばらく放置していたが、もうこんなのいらないや、と処分。

★★★
吹雪の中、市内で仕入れ。
掃除。

不幸な子供
本屋へ行き、探していた本が見つからなかったので、ささくれた気分でコレを立ち読み。

愛情ある両親のもとで育っている少女シャーロット。彼女がページをめくるごとにどんどん不幸になってゆく。お父様は戦死、お母様はたちまちやつれて病死、叔父様は(なぜか)レンガの落下で脳天を割られ死ぬ。寄宿舎に放り込まれたシャーロットはそこで生徒たちから虐めぬかれ、耐えかねて脱走する。しかし悪人に捕まって、アル中・ヤク中の男に売り飛ばされ、卑しい場所で失明するほど働かされる。ところが戦死したと思われていたお父様が無事戻ってこられた。お父様は車でシャーロットを探し続けるが…。

ありがちなハッピーエンドへむかうと思いきや、そこはエドワード・ゴーリーですから~。あっけにとられるような不幸のドン底でお話はおしまい。

悪趣味?とも思えるが、その緻密な筆致、乾いた文章とあいまって嫌悪を超える不思議な読後感。立ち読みだけど。

★★★
早めに起きて、昨夜の遅れを取り戻す。昼までにめいっぱいやってひととおり終了。
婦人会役員引継ぎ
役員引継ぎの会。少人数なので気はラク。

退職してヒマ(らしい)人が、
「自分は若いころはずっと働いていて(←ココ、三度くらいしつこく繰り返す)、でも今退職して、自分の居場所とか探してて、やっぱり大事なのは地域の付き合いだと思ったのよ」
と、みんなが集まる機会をもっと設けましょう!という、とっても建設的な正論を提案する。

子育て真っ最中と、老親の介護中と、生計のために働きまくっている人が混在しているメンバーに向って、堂々とよく言えますな。

確かこのヒトは10年前くらいは、

「いまはみんな忙しくて、地区のつきあいだ、何だなんていつまでもやっていたら、特に若い人には敬遠されてこんな田舎から離れる一方じゃない」

って言ってたんだよなー。

この夜の集まりで夜10時をまわってしまった。自分はといえば、これから仕事を片付けないと眠れない。
3月10日
実家へ。
暖かくていい感じ。

こないだ隣家からもらった本のうち、いらないのを(大半だけど)ブックオフで売る。540円也。

資源ゴミに出すよりずっとマシ。ブックオフは出版業界から忌み嫌われる存在らしいが、こういう役目を担っているだけでも素晴らしい。町の小さい古本屋しかなかった時代は、売りに行ったってその大半はケンモホロロな態度で断られたりしていた。仕方ないので何冊の本を捨ててきたことか…。そのときの嫌~な思い出があるので、ブックオフの台頭で、新刊書店はともかく、そういう古本屋が潰れていくのはザマーミロだ。
赤毛のアンの手作り絵本


赤毛のアン・シリーズにまつわる料理やお菓子、手芸品などのエピソードや作り方を紹介したレシピ絵本。オールカラーの写真とイラスト満載で乙女向き。

最初は鎌倉書房からB5版・3巻総重量2kgを超えるサイズで発行されていた。重いって!こんなんでギルバートの頭をブッ叩いた日にゃ脳挫傷だね。

現在はA5版の比較的コンパクトなサイズで刊行中。住宅事情に恵まれないわが国のアン・フリークにはこれくらいがお手ごろサイズかと。

★★★
ちょっと時間ができたので、棚卸めいたことをする。


サッカー食
表紙にインパクトがあり、気になっていた本。

カラーページの料理写真が今風の美しい写し方になっており、美味しそう。タイトル通り、基本的には育ち盛りで激しいスポーツをするこども向けの本ではあるが、基礎的な栄養学、サプリメントの効果的な摂取方法など、誰が読んでもお役立ちって内容。買物テクニック、調理テクニックなどいたれりつくせりの項目で、表紙のお母さまのように凛々しい気分になりそう。

★★★
隣家からいらないという本をもらう。いままでもよく雑誌・家具・食べ物・服などいろいろもらっている。もらえるものは何でももらっとけ、というのが婚家の方針。

他人の本、しかもいらない本って、どこか気恥ずかしいラインナップ。
ダ・ヴィンチ 04月号 [雑誌]
今月は「テレプシコーラ」休載。つまんないよー。

特集「文科系女子としたい」…って何だ?ひとむかしまえ「不思議少女」とかいってた感じの路線っぽい。かなり苦しい企画に思える。

いくつか新刊・既刊をチェックする。

★★★
西へ。
数だけはけっこう仕入れた。


誤読日記
この人の文体に飽きたと前に書いたが、面白そうなので読む。書評コラム集。

よく知られたベストセラーになった本が中心で、「世間ではウケてるけどちょっとどうなのよ」といった調子でいつものツッコミ満載だが、なにせ短いので飽きる間もなくあっさり楽しんで読めた。

「ライ麦畑でつかまえて」→新訳「キャッチャー・イン・ザ・ライ」はTV番組「大改造!劇的ビフォーアフター」にひっかけて、「そこで匠が立ち上がった。日本語遣いのマジシャン、村上春樹である。」という趣向。野崎孝の発表当時は新鮮な口語体訳(でも現代では往年の日活青春映画のよう)と、村上の新訳を比較して、

日活映画っぽい装飾を剥いだリフォーム後の『ライ麦畑』は、かなり見晴らしがよくなった。そしてなんということでしょう、物語の全貌が改めて見えてきたのである。

と、匠の“新築物件”『海辺のカフカ』との共通点を指摘する。どっちも読んでいないけど面白い。

こんな感じでいろいろぎっちり170冊あまり。

★★★
市内で仕入れ。ショボい。

一部ご不快を感じるやもしれぬ表現がございますのでこちらに↓
やっちまったよ一戸建て!!
女30歳、独身、漫画家。…で一戸建てを建てました!実録コミック。
A5版のコミックスで既に持っていたのだが、描きおろしマンガつきで文庫化されたのでまた買う。

伊藤理佐は三姉妹の長女。姉妹三人で四畳半(!)の育ちから、上京してボロい四畳半アパート2万8千円からスタートし、30目前にして1LDKマンションを購入済み。そこから土地を購入するまでひと騒動。さらに土地購入資金融資の条件のため、すぐ家を建てなければいけない展開に。現在住んでいるマンションを売却して資金を捻出。それから家の設計を個人の設計士さんにするか?ミサワホームにするか?と悩み、やっとこさ家が完成、引越しまでのドタバタが描かれている。

作者はもちろんのこと、不動産屋営業さん、設計士さん、工務店さん、その他すみずみまでいいキャラクター揃いで、このマンガに登場する人たちでお家が建てたくなってしまう面白さ。そしたら「近況あとがきマンガ」で“同じメンバーで家を建てた人”がいるとのこと。やっぱり。

★★★
「カメラ用一脚」を下見する夫。

そのへんで棒を拾って使えば?

_| ̄|○
_| ̄|○


…。気を取り直して昨日の仕入れの処理。

夫が今月末また東京に遊びにゆく計画をたてている。

_| ̄|○


…。気を取り直して晩御飯をつくっていたら、昨日実家で、コタツでうたたねをしたのがたたったか、少々風邪気味。悪循環なのだろうがやっぱり楽になりたくて鎮静剤服用。

3月3日
いつものように実家へ。
昨夜はなぜか眠りが浅かったし、ここ数日サプリメントを摂っていないためか、ひどく疲れを感じる。こんな平穏な毎日に疲れを感じてどうするんだ、うーわんわん。
小さな愛の願い
「ハーレクイン」って面白いのだろうか…。と常々不思議に思っていた。知らない人は知らないこのジャンル、毎月さまざまなシリーズで刊行され、雑誌のように消費されていく不思議な販売形態。きくところによると、週刊少年ジャンプもかくやという徹底した人気実績により作家は取捨選択され、本社から恋愛描写の行数まで指図されるという(真偽の程は知りません)。

世界中で刊行されるハーレクインでは各種ヒーローがよりどりみどり、やり手の大富豪だの、アラブの王子だの、テキサスの広大な牧場主だの、危険な任務に挑む特殊部隊員だの、はたまた中世の騎士だのと取り揃えられており、当然みなさん絶倫で、ヒロインと華麗な恋愛を繰り広げ、人気シリーズになると、彼らがバカスカこしらえた子孫の物語が果てしなく刊行されるらしい。

ちょっと読んでみようかなーと思い立ち、ハーレクインを愛読する友人にオススメをきいてみた。彼女のご推薦シリーズは、主に中世・近代を舞台とする歴史コスチュームもののシリーズ“ハーレクイン・ヒストリカル”。「凛々しいヒロインが多くていいよ」と言われて挑戦してみたのだが、あえなく挫折

映画を観るときには凛々しいヒロインが好きなのに、おっかしいなー…と自分に悩んでしまった。自分にはハーレクインには馴染めないのかも、と思っていたある日、ふと手にとったコレ。

一気に読んじゃった…

あらすじ→ヘンリエッタは幼いころ両親と死別し、養護施設で育った。彼女は高名で裕福な医師、アダムとひょんなことから知り合い惹かれ合う。しかし、貧しい彼女と彼では立場が違うと、二人の間に一線を画そうとする。


大昔の少女マンガ(「どうせ、わたしなんか」「実はキミのことが好きだったんだ!」のパターン)というか、何というか…どうやらヒロインの貧乏っぷりが自分の心を捉えたようです。

ベティ・ニールズはこれとまったく同じお話を何百冊も書いた大ベテラン・ロマンス作家。自分がこんなベタベタなお話が読める人間だったんだ…と軽く衝撃をうけつつ、ついつい彼女の他の作品にも手を伸ばしてみたりして。

★★★
図書館へ本を返却に行く。
借りないつもりが、前から読みたかった本を発見してしまい、また借りる。
文人暴食
「文人悪食」に続く、三十七文人の食癖にみる近代文学史。

あいかわらず興味深いエピソード満載で、どれもこれも面白くてしようがない内容。ひときわ重みがあるのが、著者・嵐山光三郎自身が編集者として直に接した文人たちの姿。

(出版社主催のパーティーで)黒いストールを肩からはおった向田(邦子)さんは、猫のようにきつい眼をした麗人で、とてもガキ編集者が話しこむ隙を与えなかった。

「ゆで卵のソース漬け」ももちろん登場。

寺山修司のライバルである唐十郎と親しかったこともあり、寺山の饒舌にはいささか食傷していた人間であった。

↑嵐山氏、さりげなくカッコイイ。若者へ向けて「(住居は橋の下で毛布一枚でもいいから)マキシムへのりこめ」と挑発する寺山の文を引用後、

どうも「マキシム」がお好みのようだが、(中略)寺山は実際に「マキシム」には行ったのであろうが、「マキシム」の味を心より堪能したとは思えない。寺山の食事の好みは、カレー、ラーメン、コロッケ、焼き鳥に代表される庶民的なものである。

食傷してても観察眼はバッチリ。

もちろんさまざまな箇所で食欲のみならず読書意欲もそそられる。
“男もまた日常の餌”と副題のついた宇野千代の項で、

今東光とデートして道を歩いているとき、八百屋で葱の束を買った。今東光は、そのことを「千代は恋を語り合う散歩のうちに葱を買う女だ」と芥川に話し、芥川はこれをもとに「葱」という短編小説を書いた。

読みてぇ~!

★★★
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