本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
テレプシコーラ(8)
「ダ・ヴィンチ」連載も毎号読んでいるが、いつもどおりコミックスも購入。

「くるみ割り人形」のクララ役に抜擢された主人公・六花(ゆき)。とりたて上手でもないヒロインが大役に抜擢され、自分の未熟さや周囲からの嫉妬・プレッシャーに苦しむ、という展開はしょーじょ漫画黄金のパターンだ。

しかしご都合主義的に一足飛びで上手くなるのではなくて、感受性鋭い主人公が、それを諸刃の剣として傷つき、成長するというのが描かれている。このように悩み苦しんで成長する過程を描くのがホントに上手い、山岸先生。リアルタイムで連載読んでいるとヘタレな主人公にイライラするけど。

また、周囲からアドバイスされる、あの手この手のイメージトレーニング、メンタルヘルスケアの方法は、舞台人やスポーツ選手に実際に指導されるものらしい。オビにもあるように「不安になったら笑顔になるといい」とか「失敗した自分のイメージをブラックボックスへ捨ててしまえ」など、イメージによる精神のコントロール方法がいろいろ登場して面白い。

★★★
いつもの病院へゆき、常備薬をもらう。
医者との会話。
「背中は痛くないですか」
「痛くないです」
「すい臓が悪いとみぞおちの背中側が痛くなりますから」
「痛くないです」
「すい臓の検査しませんか。検査したほうがいいですよ」
「痛 く な い の で い い で す」

今月のレセプト点数が目標に達しないのだろうか、と勘ぐる。

七夕の時期、待合室に飾ってあった短冊に、「サッカーがうまくなりますように」「足がはやくなりたいです」という子どものお願いに混じって、「レセプトひと月30枚になりますように」という先生の短冊があって笑えた。
エリート狂走曲
「ドラゴン桜」からこれを思い出した。

いまから20年以上昔、受験戦争という言葉が登場し、講師がハチマキしめてビシビシ教えるような進学塾が話題になった。そういう世相を題材にしたコミック。

田舎から都会の学校へ転校してきた主人公・哲矢は、学校・塾の猛烈なスパルタ教育に反発していろいろ騒動を起こすが、勉強そのものを否定してはいない。スパルタ合宿からクラス全員を脱出させ、アジトに隠れてそこで何をするかというと自主的に勉強を続ける、なんていうエピソードもあった。哲矢は結局エリートコースを歩み、同じクラスのエリート美少女・唯と一緒に東大に進学したことが中学の教師達の思い出話で語られる、という最終話だった。

そういや、これ読んで純粋にマンガとして面白がりつつも、モチベーションひねり出そうともしていた。昔からしょっちゅうそういう読み方をしている。

★★★
パソコンの青画面の原因はどうもこないだ増設したメモリのせいではないかと思い、店でチェックしてもらう(自分でするのヤダ)。ACアダプタをもって行くのを忘れ、時間とガソリンを無駄にする。

チェックの結果、やはり原因はメモリの初期不良だった。
注文して交換するので、その間、遅さに耐えねば。

テーマ:マンガ - ジャンル:本・雑誌

ドラゴン桜(1)
「下流社会」で紹介してあるのを読んで、モーレツに読みたくなった。とうとう買ってしまった。

内容は期待以上。

つめこみ教育とか、とにかく合格だけを目指してまっしぐらに頑張る、という一時期教育論争で否定されてしまった路線を主人公達に課し、その方法の素晴らしさを説く。

大多数の子どもは、家と学校の往復で成長してゆくしかない。その学校で一番しなくてはならないこと=“勉強”への情熱を燃え立たせるチカラがこのコミックにはあるなぁ。

勉強ってのは苦しいものだから、モチベーションを補給しなくちゃやっていけませんワ。

コミック読み的には、絵が…絵がチト辛い。

★★★
それはそうと、安っぽいファミレスで「ドラゴン桜」を読んで燃えている四十路女ってどうよ。



テーマ:心を強く幸せに出来る本 - ジャンル:本・雑誌

暮し上手の家事ノート
山崎えり子の節約生活の手法はともあれ、成果はインチキだったことが暴露されたが、彼女もかなりパク…もとい、参考にしたであろうネタ本のひとつはこれ。

「婦人之友」というキリスト教系婦人雑誌があるが、その友の会の会員が著者。といってもこの本に宗教くささはなく、明治生まれのプロフェッショナルな主婦による合理的・システマティックな家事手法が紹介されている。

長年培われた完成度の高い内容なので、あくまで一つの理想として参考にすることからはじめればよいとおもう。最初から“手抜き”“ズボラ”に安易に流されるのではなく、家庭運営とは本来どうあるべきなのか、という理想を意識することは大事だ。家庭という共同体があるかぎり、そこで発生するさまざまなことを中心になって管理する人間がいなくてはならない。

★★★
家電量販店がセール。家に2通きている引換券で、ご来店記念品がもらえるというので出かける。テキトーなものをもらい、その足でオフハウスへ行き、売っぱらう。予想したよりいい値段だった。といっても500円と370円だが。

テーマ:心を強く幸せに出来る本 - ジャンル:本・雑誌

節約生活のススメ

夫の突然の交通事故で山崎家の収入は60%ダウン。その時からドイツ流「シンプルライフ」がはじまった…。「健康」「環境」「倹約」-3つのKで快適に暮らしながら、35年住宅ローンを7年で返済したノウハウを伝授する。



…ということですが、みんな騙されてました。マーサ・スチュワートがインサイダー取引で逮捕されたときのような衝撃が、日本の主婦業界(あるのか?)を襲っているもよう。

戸籍偽造による著者とその夫の逮捕にともなって、経歴のすべてが大嘘であると判明。
「シンプルライフを手本にしたドイツ」に行ったこともなく、職歴も嘘、「住宅ローン返済」も嘘。「夫」も嘘。

著書の経歴が大嘘、というのは「一杯のかけそば」騒動のときのように創作だったと思えばそれまでだが、今回逮捕された罪状=他人の戸籍を買うなんて尋常ではない。そこから積み上げてきた嘘まみれの人生。先日獄死した福田和子を連想した。これからなにか色々出てきそうだ。

すてきな奥さんからいきなり火曜サスペンスの世界へワープした気分。

★★★
昼イチで地上デジタル放送のデモンストレーションに夫と出かける。夫の目当ては毎日ニュース番組で必ずトチる女子アナがナマで見られるから。やっぱりトチった。

それをはさんで、昨日の仕入れ処理。
戦場のメリークリスマス
英国人サー・ローレンス・ヴァン・デル・ポストが、大戦中の捕虜体験などをもとに書いた「影の獄」その他の小説を、大島渚が映画化。南洋の捕虜収容所を舞台に、収容所所長の日本人将校(坂本龍一)、軍曹(ビートたけし)、通訳をつとめる英国人捕虜ローレンス(トム・コンティ)、新たに捕虜になった空軍将校(D・ボウイ)。メイン・キャストが、本職の俳優よりミュージシャンなどの素人が多くて、大根ゴロゴロの非常に見苦しい映画。特に坂本龍一のセリフの聞き取れなさ加減はハンパじゃなく、公開当時から彼のセリフには日本語字幕を切望されていた。マジで。

「東洋と西洋の邂逅」「キリスト教が云々…」と小難しい論評が当時飛び交い、難解な内容とかいろいろ騒がれた映画だが、えーと、単にホモ映画として観ればいいかと。

坂本龍一演じるヨノイ大尉(いかにもガイジンの考えた苗字というか)が捕虜となったボウイ演じるセリエ少佐に一目惚れ、大尉に心酔する側近は嫉妬メラメラ。他にも捕虜の豪州兵が朝鮮人兵士とデキて、豪州兵は処刑・朝鮮人兵士が後追い自殺するというシーンがあったり、何をやっとるんだこの軍隊は。これじゃ負けるって。

セリエ少佐には不具の弟がいて、弟に冷たくあたってしまった罪悪感が深い負い目になっている(パブリックスクール時代が回想シーンで登場。36でコーコーセーを演じるボウイ)。

反抗する捕虜を斬首しようとするヨノイを止めるために、セリエは彼を抱擁し頬に接吻する。ヨノイはいきなりそんなことをされたショックで卒倒(←貴様、それでも軍人か)、その後更迭される。後任の所長は捕虜たちへの見せしめのため、セリエを生き埋めの刑に処す。衰弱した彼は、弟と和解する幻影を見ながら死んでゆく。

ってのがこの映画のひとつの流れで、もうひとつトム・コンティとビートたけしの、友情というかなんというか、なんだかかんだか、最後に「めりーくりすます!みすたーろーれんす」てな流れがあるんだけど、どーでもいいので忘れた(批評家はここぞとばかりに褒めてた)。

公開当時大きな話題となり、イタイケな高校生だった自分は映画館で涙した想い出の映画。しかし、いまこうやって思い出しながら書いてみたけど…なんじゃこりゃ。

★★★
体調はあまりよくなかったが、いつものように実家へ。収穫もあまりなし。

テーマ:ゲイを扱った映画 - ジャンル:映画

假屋崎省吾の華麗なるおもてなし
シンプル、スッキリが全盛だが、あえて時代に逆らったデコライティヴなお方。草月流・勅使河原宏氏に師事、美輪明宏に賞賛される(いかにも、だ!)華道家によるおもてなしレシピ集。

彼は、デコライティヴな家具調度を配置した美しく華麗なお部屋でないとくつろげないそうです。ホコリが!掃除が大変!と思ってしまうような貧乏性一般ピーポーと彼の間には、とてつもなく深くて暗い河が横たわっているのでしょう。

もちろんオールカラーのゴーヂャスな写真満載。料理も美味しそう。ただ、華麗なインテリアと料理とともに登場する彼がみんな同じ表情なのが妙に気になるのだった。

ゴーヂャスに当てられて文体乱れ気味。ぜひ本屋でお手にとってみられることをおすすめいたします。

★★★
ゆとりの日。バックアップでもしようかねぇ、と思ったらCD-Rの買い置きがちょっとしかないのでヤメた。でもちょっとはやろう、と頻繁に使うファイルだけコピーしとく。…とかしているとたちまち2~3時間は過ぎてゆくのだった。

テーマ:料理の本 - ジャンル:本・雑誌

もっと悪女な奥さん
前作と同じ趣向での既婚OLたちのコミックと、自分と3番目の夫(現在籍を抜いて事実婚になったそうだ)との結婚式にまつわるエッセイが収録されている。

なんか、もうツッコむために読んでいる感じ。

内田春菊は岸田秀の理論に心酔しているらしいが、彼の著作「ものぐさ精神分析」を本当に読んでいるのだろうか。岸田は「積木くずし」や「子育てごっこ」を例にあげて、親が子どものことを不特定多数の世間に向けて書く行為を厳しく非難している(これらの本が出版された後に、書かれたこどもたちがどんなに苦しんだか。特に穂積家はもう…壮絶)。中島梓は「息子に夢中」という本のあとがきで、岸田のこの本に感銘を受けたことを書き、「もう子どものことは書かない」と宣言していた。だが内田春菊はいままでもこれからも子どもネタを描き続けるらしい。

それから彼女の作品で御馴染みの「早く結婚したくて良妻賢母をみっともなくアピールする女」がこのたびも登場している。

岸田は「気に障る他人の欠点は、自分の欲望・願望の鏡だ」ということも主張している。たとえば誰かをケチだ、と思うとする。それは自分こそケチな振る舞いをしたくてたまらないのであるが、見得があってできない。で、それを実行している他人が気に障って仕方がない、という理屈(すべてにあてはまる理屈ではないと思うし、他人をくさす自分への戒め、という程度に受け止めればよいと思うが)。

内田春菊が繰り返し嫌悪を込めて描く「良妻賢母アピール女」は、そのデンでいくと内田の願望ってことか。本人は絶対否定するだろうけど。

“ほんとうは稼ぎのいいダンナと結婚して専業主婦になりたかったのに!”“でも自分の稼ぎをアテにするヒモのような男としか結婚できない!”彼女の“稼いでいるのはこの私”主張や“離婚した元ダンナに莫大な慰謝料を払ってやっている”がしつこくしつこく書かれるのを読むと、そういう願望が透けてみえて仕方がない。

★★★
ひたすら仕入れ処理。
ポツポツ売れるので、仕入れ処理の合間に発送作業をはさむ。

夕食の支度をしていると、義母が「今日は今の家に引越しした記念日だから…」と寿司&刺身パックを買って帰ってきた。

昨日の豚汁の残りと、酢豚と、揚げ出し豆腐と、寿司と刺身…
コンセプト全く無しの食卓。
リヴァプールから手紙(Letter to Brezhnev)
リヴァプールから手紙1985年英国映画。不況でロクな職がない港町リヴァプールが舞台。失業中のエレインは友人のテレサと夜遊び中、ソ連から一夜だけ寄航した船の船員たちと知り合った。英語がまったくしゃべれないピーターとカタコトなら話せるセルゲイ。ピーターとエレインとお互い一目ぼれし、セルゲイとテレサがヤリまくっている隣の部屋でプラトニックな夜を過ごす。翌日彼は金のロケットをエレインに渡し、帰国してしまう。彼のことを忘れられないエレインはブレジネフ書記長に手紙を書く。「ピーターを愛しています。彼に会いたい」

なんと政府から返事が届き、モスクワへの招待状と航空券までが同封されていた。エレインは一躍時の人となってしまう。マスコミに追い回され、外務省の役人はエレインを脅す。「ピーターにはもう深い仲の女性がいますよ」役人が見せた写真にはピーターと女性が仲むつまじく写っていた。

迷うエレインをテレサが励ます。
「こんな写真は英国政府の偽造よ。夢も希望もない失業暮しより、ロシアで恋を実らせなさい!」

決心したエレインはモスクワへ旅立つ。空港で見送ったあとテレサは呟く。「(セルゲイに)愛してるって伝えて」

地味~な低予算映画なんだけど、ジャケットの写真がロマンティックで、ジャケ買いした人がけっこういる感じ。

昨夜の「クローズアップ現代」で「ロゼッタ」という職を得るために苦闘する少女の映画が紹介されていて、この映画のことを思い出した。「ロゼッタ」と違ってこっちはファンタジーっぽく終わる映画だけど。

さらに関係ないけど、この映画で、エレインとテレサがトイレの個室に一緒に入り、かわりばんこに用を足しながら会話するシーンがある。それを見て思い出したのが自分の小学生時代。一時期3~4人でいっしょに個室に入り、用を足すことがブームになった。今考えると、なぜあんなことが流行ったのかわからん。

★★★
市内で仕入れ。
帰宅して処理にかかるも、多すぎてなかなか進まない。

夕方灯油の買い置きが心細いことに気付き、買いに行く。車庫から置き場所まで、また腕が抜けそうな思いをして運んだ。

今日はパソコンに恐怖の青画面が突如出現し、冷や汗をかく。再起動すると「致命的なエラーから回復しました」とメッセージが出て支障なく動き、とりあえず安心。ていうかバックアップしなくては…メンドクサー。

ロスノフスキ家の娘
本作は「ケインとアベル」の続編だが、「ケインとアベル」を読まなくても面白いので大丈夫。貧しいポーランド移民からホテル王にのし上がったアベルのひとり娘・フロレンティナがヒロイン。英国人家庭教師(=ガヴァネス)がいかにも~な役柄で登場するというので読む気になった。

裕福な家で何不自由なく育ったフロレンティナは、家庭教師ミス・トレッドゴールドのもとで勉学・レディの心得全般の薫育を受け、父の後を継ぐべく成長していた。ところが学校へ行くようになって人生初めての壁にぶつかる。ポーランド移民の娘ということで、同級生たちに“ポーラック”と嘲られるのだ。

激怒したアベルは娘にそんな学校をやめさせようとする。
しかし家庭教師ミス・トレッドゴールドはそれをおしとどめ、主人に進言する。

「生まれてはじめてなにかの問題にぶつかったとき、あなたがそれから逃げ出すことを選ぶとしたら、どうして彼女に人生と対処することを教えられるでしょうか?」
「これから一ヶ月間フロレンティナにポーランドの歴史を教えてください。彼女がポーランド人であることをからかう人々に、無知ではなく知識によって対抗することができるでしょう」


父に母国の歴史を教わり、自分の出自を教えられたフロレンティナは、自らのポーランドの血に誇りをもち、愚鈍なクラスメイトのからかいにも動じなくなる。父から教わった自国の歴史・誇りは彼女の重要な根幹となる。

…とまぁここまでは全体のほんの最初で、フロレンティナはこれから山あり谷ありの人生を強靭にのりきり、やがて米国初の女性大統領になる、というお話。父アベルのライヴァル、ケインの息子と駆け落ちしたりすったもんだがあるが、最後に(もう中年?初老?になってから)ずっと彼女の傍で見守っていてくれた幼馴染みの男性と結ばれる。彼はフロレンティナを最初にからかった少年だった…って、あーた、赤毛のアンですか。

★★★
西へ仕入れ。
半額セールをやっていたので、腕が抜けそうなほど大量に仕入れる。

喜び勇んで帰宅するも、玄関開けたらいきなりカメムシの悪臭に出迎えられ、脳が痺れる。狙ってるのかテメーは。

気を取り直していつもの掃除をする。
マンガ嫌韓流の真実
売れているモノにはすぐ飛びついて、臆面もなく追従商品が続々と出版されるのは昔も今も変わらないが、ベストセラーになったにもかかわらずなかなか類似本が出てくれなかった「マンガ嫌韓流」。ようやく宝島社から出た。

「~の真実」というタイトルだと反論本であることが多いが、これは「マンガ嫌韓流」の副読本といった内容。「マンガ嫌韓流」出版後の日本・韓国での反応、本家では描か(け?)なかった韓国のあれやこれやのもっとエグい実態が紹介されている。

冒頭では、ランキングから意図的としか思えない状況で除外されていた経緯と、ようやく書かれた書評をサカナに、メディア・言論人が、発売後一ヶ月で30万部のベストセラーになった「マンガ嫌韓流」をどうにも扱いあぐねている様子をまとめた大月隆寛「嫌韓流現象に困った人々」があり、面白かった。

しかしあいかわらず白々しいヨイショをしているメディアの発信者は、リサーチによって数字に表れているに違いない“嫌韓流”をどうみているのだろう?

★★★
例の受賞した写真が展示されている小学校へ行ってみる。
応募した全作品が展示してあって、嬉し恥ずかしな夫。

その後、日本一の生産量を誇る花を見に行く。いろいろなことに町をあげて力を入れており、人口も増加し続けているらしい。ヤル気のある町だ。

お歳暮商戦スタートのおり、こんな運動が。

ザビ家販促 竹島の日のお礼に島根のお歳暮を!

吉田ふるさと村 たまごかけご飯専用醤油「おたまはん」はウチの食卓にずいぶん前から放置プレイだったことに気付く。こんなに人気だったのか!と、俄然食欲が湧く(単純)。
間違いだらけのアトピー治療
著者の前書「アトピービジネス」を読んでわかったからもういいか…と思いつつも立ち読みしたらやっぱり購入を決意。イッキ読み。平易な言葉で、かつ理路整然と、世間に流布する説の誤り・誤解を解説。アトピー性皮膚炎は決して難病ではなく、アレルゲン除去・食事療法の厳格な適用で日常生活を犠牲にする必要も全くなく、日常の範囲内のスキンケアと適切なレヴェルのステロイド外用薬を適切に使用してコントロールしていけばよい。ただそれだけ。

ちなみに自分は、ほとんど薬を必要としない時期と悪化とを、不規則な周期で繰り返している。見た目ですぐわかる病気だから、オススメ治療法を話しかけられる機会が過去に何度もあった。初対面でいきなり、ということもザラ。スーパーの試食売りの人に突然腕をつかまれて話しかけられたこともあるし(驚いた)、家業の手伝いで納品に行った先の奥さんから「有名な先生が来て講演会があるから、今からすぐ来てみない?」という電話がかかってきたこともある。「わしゃ主婦で今から夕飯を作るんじゃ」と言い放ちたいところだが、そこは抑えて大人っぽい言い回しで断るも、かなりしつこくなかなか電話を切れなかった。

現在薬を必要としない時期が続いている。台所の洗い物も素手で洗っている。どうあがこうとダメなときはダメで、良いときは少々ハードなことをしても平気でできてしまう。

アトピービジネスでかならず聞かされるのが、「この治療法で一時的に悪化するが、それはいままで溜まっていた悪い毒素が出ているだけなので、その時期を脱したら必ずよくなる」という説明。以前からこれを否定する説明になかなかめぐりあえなかったのだが、本書では「その毒の物質名をきいたことがない」「悪化に対するインチキ療法の言い逃れである」と、バッサリ。すっきりした。

★★★
ひたすら仕入れ処理に励む。
パソコンの前でじっとしていると、身体がこわばって寒さがこたえる季節になってきた。気分転換に庭で出ると、義母が庭でとれた巨大な大根を見せてくれた。今年は野菜がどこででも、ものすごく育っているらしい。気候のせいだろうが、あまりの育ちっぷりに薄気味悪いくらい。庭の片隅になぜか春菊が伸びている。これも不思議。どこからやってきたのか。

先週と同じく夕食は外食、その後本屋へ、という同じパターン。またもやおっされ~♪な本を立ち読みしてしまう。
カリオストロの城
もう3日も経ってしまったが、しかしNHKのニュースにはビックリした。これだからNHKは押さえておかなきゃいかんのよ(大相撲を特集した「クローズアップ現代」にゲスト出演した「デーモン小暮閣下さん」にも驚いた)。

皇国の由緒正しきプリンセスによる架空の公女のコスプレ。中学生時代に描かれた絵まで。

かのお方がアニメヲタという噂はかねがね聞き及んでいたが、まさかご自分の華燭の典でコスプレなさるとは…。お二人が並ぶ後ろ姿はまさしくルパンとクラリス。民間人となられた清子さんとご夫君のお幸せを祈らずにはいられません。

★★★
いつもどおり実家へ。
ガストのメニューが新しくなったが、ドリアは相変わらず姿を消したまま。こよなくドリアを愛する自分は悲しい。ドリアって採算がとれないメニューなのかな。

また次々と読みたくなる本を知ってしまい、リスト追加。旬のときに読まないとダメな本は多い。そういう本の成れの果てを日々眺めているうちに、じゃんじゃん読んでじゃんじゃん始末しなくてはいけないな、と思うようになってきた。
セキララ結婚生活
独身時代に読んで今も持っている。
この後、本人の続編も含めて続々と類似本が出たヒット作。

この本以前には、こういうほのぼの夫婦生活を綴るような書籍はあまりお目にかかれなかった(はず)。

「はじめに」に断り書きがあって、“ノロケてるだけじゃねーか!と非難してはいけません”“でないと結婚生活をわざと悪くとらえた情報(ナマの声)ばかりが耳にとびこむことになるぞ”のくだりは強く印象にのこった。

自分も言われたことがあるが、「結婚生活はそんなに甘いものじゃないわよ」とか結婚前の既婚者のアドバイス(?)は悲愴なものが多かった(「自分の貯金は秘密にしておきなさい」ってのもあったなぁ。自分は素直に助言通りに秘密にしてたけど。ていうか今も秘密)。結婚後も「どう?新婚生活の夢はだいぶ破られたんじゃない?」などといわれた。自分はそんなに夢見がちに見えたのだろうか。

本書は、いや、別に、こんなふうに暮らしてるだけですよ~、というあっけらかんと普段の生活を披露したのが、結婚を過度に深刻にとらえた巷の情報を蹴散らして、読んだ人の目からウロコ、だったのではないだろうか。

★★★
今日はゆとり日、ということで部屋を少し片付ける。同業者のブログを読んで、もっと商品の風通しをよくしなければ、とあらためて思う。

幼少時から数年で引越しをする生活だったので、強制的にモノが整理されてきた。しかし結婚以来10数年同じ家で、これからも何事もなければこのままだろう。このままではモノがたまる一方だ。いつもワンパターンな悩み。

テーマ:感銘・共感した言葉 - ジャンル:本・雑誌

完全自殺マニュアル
この本で糾弾されまくったり、クスリで人格改造できるよ!主張するもたちまち塀の中の人となったり、「レイヴ」で踊りまくったり、の鶴見済氏。レイヴときたら今をときめく(本を出しすぎというか)斎藤孝氏と同じ主張ってこと?

さて、実際に自殺者が出てしまい、未成年購入不可のパッケージ本となってしまったが、よくブックオフの105円コーナーにころがってるので無意味な規制。そもそも自殺志願者は、太宰を読んでも、芸能人が自殺しても死ぬわけだし。

「ほら、これこれこういうダンドリを踏めば、こんな感じの苦痛度で、これくらいの確実さで死ねるよ」というテキパキした記述。自分はこの本で「ダンドリを踏めば人はいつでも死ねます。ま、ある意味簡単なんだから、生きられるだけ生きれば?」という感想を抱いた。

この本で自殺を思いとどまった、あるいは心の安定剤となった、という人は沢山いると思う…ってAmazonのレビューをいま見たらやっぱりそうでした。

そういや「自殺仲間求む」サイトを利用した自殺志願者が、トンでもないサディストのイケニエになった事件があったが(それにしても世の中に絶望した?人間なのに、サイトを介した他人を信用して会うというのが哀れというか、アボガドバナナというか)、あれ以降、自殺サイトがらみの自殺は確実に減ったんだろうね?
あんな半魚人顔の男がニタニタして苦悶する自分の姿を楽しんでいる、と想像しただけで死ぬ気は失せるよな。毒を盛って毒を制す。

★★★
仕入れ処理完了。

認めたくはなかったが、どうやら老眼の兆候が出ているようだ。近眼になるのも凄く早かったが、老眼も早いのか、と調べると40くらいから始まるとあった。てことは普通か。

パソコンの前でやれやれと思っていると、夫が無線機を片手に2階へ上がってきて「大統領専用機がウチの上空を通過したぞ!」と喜んでいる。小泉首相が訪朝したときもそうだったなぁ。パイロットと管制官との通信を聞かせたがってやってきたらしいが、あいにく待てど暮らせど電波は受信できず。

…平和だ。
天国の日々

20世紀初頭のテキサス。殺人を犯し放浪するビリー(リチャード・ギア)は、妹リンダと恋人アビー(ブルック・アダムズ)を連れてテキサスの農場へやってきた。若き農場主(サム・シェパード)はアビーに一目ぼれする。農場主は病気で余命わずかと知った恋人同士は、お互いを兄妹と偽って、財産目当ての結婚を承諾する。しかし、農場主は予想に反して寿命が尽きる兆候はなく、徐々に妻とその兄を名乗る男との関係に疑惑を抱くようになる。


まるで一幅の絵のような美しい画面が目白押し。
イナゴの大群に全滅させられる農場を背景に、呆然とするリチャード・ギアを逆光で佇ませた画面など、名画のような情景は枚挙にいとまがない。


Sam-Shepard.jpg俳優では、サム・シェパードのカッコ良さがダントツに光っている。自分の余命を覚悟しつつ、ヒロインに一途な思いを寄せる物静かな農場主を演じる彼は、一応主役(?)のリチャード・ギアを完全に喰ってしまった。サム・シェパードの画像も貼ってみた(「ライトスタッフ」のだけど)。眉間のシワが消えないヒト。

監督のテレンス・マリックは極端に寡作で、「天国の日々(1979)」制作後に消息不明となり、その後なんとホームレス状態で発見された。で、次に撮影したのが「シン・レッド・ライン(1998)」。20年経ってる。


登場人物全員が幸せになれない映画なので、ストーリーに感情移入すると辛い。徹底して映像美と俳優の美しさにうっとりするのが精神衛生上よいかと。


★★★
コンタクトレンズの検眼と購入のために眼科へ。
冷たい雨が降りしきるせいか、比較的すいていてよかった。待合室のテレビではサーヤの実況。ロイヤルな気分で眺める。

昨日と今日の仕入れ処理開始。
三村家の息子
寡作な明治カナ子のコミックスだから即買。彼女のボーイズラブ本では初のSMなし。いままでのは掲載誌がSMだったから仕方がないのだが、なんかこう、読んでて痛いというかSMが浮いているというか。「キミたち、充分お互いのキモチは通じているから、頼むからフツーにセックスしてくれ…アイタタタ」と思えてならなかったので、今回は安心してオススメできます(誰にだ)。

ただし、表題作はまだ連載中で先行き不透明。しかも今回、ええええっ?ってとこで終わっているのでこれからどうなるかわからず、違う意味で読者をMの世界へ誘うのだった…。

そのぶん、同時収録の短編でフォロー。お古マニア?の朝日君、いいコだ。世代の差カップルの急転直下のハッピーエンドも良し。

★★★
西へ仕入れ。
冷たい雨。車中で暖房を入れる。

ふだん寄らない店に足をのばしてみたが、いつのまにか違う店になっていた。

帰宅後、掃除を済ませ、ヒーターやストーブを引っ張り出す。

テーマ:腐女子的読書感想 - ジャンル:本・雑誌

上京ものがたり
サイバラの80年代あたりの下積み時代を語ったエッセイコミック。
高校を中退し上京しての貧乏暮らし、酔客の心無い言葉の連続で顔面麻痺にまでなった歌舞伎町のミニスカパブでのアルバイト、働かない男との同棲、絵を描いてもただの便利屋…痛々しく苦いあれこれを乗り越えて、西原理恵子として稼げるようになるまでが綴られている。

「ただのつまらない女の子だったあたし」が、「自信と度胸を身につけ」てゆく。その過程の記述は多かれ少なかれ社会に身をさらした経験のある人なら身につまされることだろう。

叙情的な表現の本書だが、「努力しない」「努力が実を結んでいない」人へは厳しい。かつて酔客に傷つけられがっくりしていた彼女が、「ばかやろー。だから高い時給がもらえんだ」とパブの店長に叱られたように。

自信と度胸を身につけた彼女は、働かない男を追い出し、友人に悪口を言われても集まりに呼ばれなくなっても「でも平気」、連載を打ち切られて大泣きしている同業者へ「あんたがつまんないからわるいんだよ」と心の中で思い、売れている先輩同業者の話は楽しいけど、売れてない先輩の話は悪口ばっかりだ、と冷ややかにみる。

そこらへんが巷の甘い癒し系本とは一線を画している。

ただ、このマンガではあまり描かれないが昼は美大に通っていたことだし、上京した女の子がみんながみんな水商売のアルバイトをするわけではないし、苦労といってもまぁ、彼女が自分で選んだ道なわけだ。

そこらへん棚上げして、本にひたってどっぷり泣かされてもよし、「こういう商売の人は、水商売バイトの過去もネタになっていいねぇ」とヒネクレて読むもよし。

★★★
やっとこさ車のオーディオが修理完了。FM民放一局とNHK-FMだけしか聴けないと辛かった。パーソナリティの空疎なおしゃべりは苦痛。

今年もまた白鳥を見に行く。
夫がカメラを構えている間、ヒマなので白鳥たちの声にアテレコする。
「きた」
「今年もきたわよ、カメラヲタが」

テーマ:ぐっときた本 - ジャンル:本・雑誌

哀しみのラストダンス

第2次大戦のガダルカナルの戦闘で顔にケロイド状の傷を負ったガーネット・モントローズ(マイケル・ビーン)は、戦後バージニア州の人里離れた農場でひとりひっそりと暮らしていた。彼の住む森の向こう側には、かつての恋人ジョージナ・ランス(モーリン・ミューラー)が暮らしていたが、彼は今の自分に愛は無縁と思いながらも、彼女への押さえきれない愛に思い悩んでいた。そんなある日ガーネットは、ポッター・ダヴェントリー(パトリック・デンプシー)という青年と出会った。さすがの彼も、最初はガーネットの顔に恐れを抱くが、次第にお互い心を寄せあうようになる。そして彼のジョージナへの思いを知ったポッターは、彼女への恋文を届ける橋渡し役を約束する。ところがそんな幸せな日々もつかの間、やがてガーネットはポッターとジョージナが愛しあっているのではないかと疑惑を抱くようになる。そしてそれは突然訪れた嵐の夜、悲劇的な結末をもって幕を閉じることになる……。(goo映画より)


主演のマイケル・ビーンが「ターミネーター」「エイリアン2」で脚光を浴び、そのおかげでビデオ化された地味な映画。15年前くらいに観ただけなんで、記憶を辿って書いてみる。

ガーネットとダヴェントリーの仲は友情、となっているが、原作のジェームズ・パーディはゲイ作家で、ひらたくいってこの映画はガーネットとダヴェントリーの悲恋物語。ガーネットはダヴェントリーとジョージナの仲を疑い、ダヴェントリーはガーネットの心はジョージナのものであると思い込んでいる。お互い愛し合っているのにお互いを誤解している悲劇。

え?じゃ、ジョージナは?っていうと、彼女は刺身のツマ、というか、男二人を悲恋にするためだけに配置された、って印象だった。なんちゅーか、姉御系女優で、一途な思いを寄せられるほど魅力的かぁ?という人物設定。

嵐の夜に、ガーネットにナイフをつきつけて「一緒に死のう」と迫るダヴェントリーとの“ラストダンス”シーンは大変盛り上がったのだが、その後急転直下、ダヴェントリーはいったい何処へいったんじゃぁ!!とわけがわからんままに、取り残されたガーネットとジョージナが寄り添ってジ・エンドって、おいこらちょっと待て。

…中途半端に友情で誤魔化した感じの、消化不良映画。

文句いいつつもう一度観てみたいけど、マイケル・ビーンの美しいお顔は、劇中ワンシーンくらいしか登場しないのが祟ってか、現在入手不可。絶対DVDにはならないだろうな…。

★★★
ひたすら仕入れ処理。

夕食は外食。
帰りに本屋で、おっしゃれーなアートコーナーの本を手当たり次第に手にとって眺めてみる。悲惨な自分の部屋を思うとちょっと惨め。仕事がらみなのだが。

もう人生折り返し地点となったわけだし、置いてあっても二度と読み返すことがない本が大半だしなー…と思う反面、唐突に読みたくなる瞬間が幾度もあるのも事実。

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しょこたん☆ぶろぐ
白血病でお亡くなりになったミュージシャン…で思い出したのが中川勝彦。
娘がアイドル&声優になってたって最近まで知らなかった。彼女のブログが書籍化。………一生手にすることはないであろう本だが、なんとなく中川勝彦を偲んで今日はコレ。

中川勝彦は和製デヴィッド・ボウイ!とか言われてた。ボウイの息子のゾウイ君(韻を踏んでんのか?)の顔って見た事ないけど、父親似だったらいいなぁ。そうだったらどうなるってもんでもないけど。


★★★
実家へ。
可もなく不可もなく、という収穫か。
実家でごろごろしていると寒くなる。
双子シリーズその3「戦慄の絆」(映画)
んで、おっそろしい耽美映画に仕上がっている「戦慄の絆」(しかしこの邦題なんとかならんか)。原題の「DEAD RINGERS」は双子を意味する言葉。

不妊治療専門の双子の産婦人科医・内向的な弟ヴィヴァリーと社交的な兄エリオット(ジェレミー・アイアンズの二役)はお互い一人のふりをして女性たちと割り切った関係を楽しんでいた。だが、患者としてやってきた女優クレア(ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド)は、二人の違いに気付き、自分が兄弟に共有されていることに激怒。クレアに去られて傷ついたヴィヴァリーはそれをきっかけに自分のアイデンティティが揺らぎ、薬物に溺れ、兄もまた弟と同じ闇へ共に堕ちて行く…。

奇怪な形状の診察・手術用具(ヴィヴァリーがアーティストに注文して作らせるという設定)、真紅の手術服、無機質な診察室やアパート内装、シャム双生児の幻想…。ホラー映画の棚においてあることが多いこの映画、ホラーというよりアート映画。「死霊のナントカ」の隣に置いてあったりするのを発見すると、何だかおいたわしゅうございます。双子の関係は、小説のモロ近親相姦を読んでから観ると、ずいぶんまどろっこしい。監督クローネンバーグはゲイっぽい題材をわざわざ選んでおいて、それなのに直裁に描かない演出をする奴で、小心者なんだかジラしているのかよくわからない。主人公役にいつも自分に似た俳優を起用するのも深読みしてしまう。

公開当時、批評眼に信頼をおいていた人たちがそろって「こんなに完璧な映画はない!」と大絶賛だったが、シナリオが少々破綻しているように思えるのは「…ま、主人公ヤク中だからな」ってことでOKということでしょうか。

ともあれ双子を演じたジェレミー・アイアンズの演技は素晴らしかった。彼は翌年に「運命の逆転」というどーでもいい映画でアカデミー賞を受賞したのだが、前年度の「戦慄の絆」で認められた故の受賞であることは間違いない。受賞スピーチでおなじみの謝辞、「(感謝を)妻に、家族に、○○に、○○に…」の列記のあと、最後に「クローネンバーグに」としめくくっていて、場内拍手喝采。

耽美な気分になりたいときに観てはいかがでしょうか。

★★★
ラッキーなことがあったので、今日はその手続き。ラッキーに馴れていないので挙動不審な女になっていたかもしれん。ぎくしゃく。

こまごま用事を片付けるともうお昼。帰宅して今日の仕入れの処理を済ます。

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双子シリーズその2「戦慄の絆」(小説)
「双子の産婦人科医変死事件」をもとに、「双生児(のちに映画化に合わせて改題)」という小説が1970年代に書かれた。惹句に“彼らは子宮の中で姦淫していた”とあるように、この兄弟がユダヤ人・双子・ゲイという3重苦(?)の絆で近親相姦関係に陥るという大変エロい同性愛小説。腐女子必読。押しの強い兄デイヴィッドが、幼少時から繊細な弟マイケルに執着し、他人に渡すまいと画策する。マイケルは兄を愛しつつも、“つかまってしまう”のを恐れ、これまた必死の抵抗。兄とは違う病院に勤め、キャシーという女性と結婚するが、兄から逃れることはできず、“つかまって”しまう。近親相姦の現場をキャシーに見られてしまった二人は、アパートに閉じこもり、クスリを打ちながら愛し合い、死んでゆく。

二人の周囲の人間たちはそれぞれ、兄を気に入る人は弟を軽んじ、弟を好きな人は兄に嫌悪を抱く、という設定になっていて面白い。

映画になったあと、エピローグが新たに追加されて文庫化されたが、なぜかエピローグが収録されている版とされていない版があった(奥付みても日付は一緒)。最初それを知らなくて、エピローグ読みたさに原書まで買ってしまったが、その後翻訳が収録されているのを知り、仕方ないので収録されている版を探してまた買った。おかげで原書・翻訳本とあわせて3冊も持っている。

明日は、この小説の作者が「あれ?僕の小説はどこへいったんだ?」というほど全然違う映画を。

★★★
ヒマか、と思ったら昨夜はいきなりドカドカ売れて、おかげで今朝は梱包職人。その後仕入れ処理をする。
買物に出かけたついでに、母親のために「navy & ivory」のCDをレンタルし、コピーする。ついでに平井堅の新曲も。

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双子シリーズその1「理解できない悲惨な事件」
現実に双子の人はいい迷惑だろうが、一卵性双生児を実際に目の前にすると不思議な感覚に囚われる。それが魅力的な容姿をもっていればなおさら(少年アシベに出てくるようなすっごいブサイクな双子でもそれなりに)。

というわけで(何がだ)、不可解な死を遂げた美形の双子を題材にしたドキュメント・小説・映画をご紹介。

まず実際の事件から。
1975年ニューヨーク。双子の産婦人科医が、マンハッタンの自宅高級アパートで死んでいるのが発見された。

あらましはこの本に収録されている。タイトルは強烈な本だが、アメリカの3面記事事件集というか、日本にも知れ渡るような大事件とはとても言い難いローカル事件ばかりを集めたもの。ほかの事件はどーでもよくて、「双子の産婦人科医」だけが読みたくて手にした。

ハンサムなシリルとスチュワートはお互いの自我の確立が不安定で(子どもの時のエピソードで“ひとりっ子の人、手をあげて”という教師の問いかけに兄弟二人とも挙手したという)、統合失調症の傾向があり、薬物中毒と双子独特の強すぎる結びつきから症状は悪化の一途をたどっていた。患者やスタッフも双子の異常に気付いてはいたが、医師である彼らにそれをただすことは“おそれおおくて”なかなかできなかった。

しかしついに目にあまる異常さから医師を解雇され、彼らはアパートの自室に二人きりで閉じこもり、死んでいった。部屋は飲み食いや排泄で荒れ放題、スチュワートの死因はバルビツール中毒、シリルはスチュワートの死後、いったん外出までしていたが、また部屋に戻ってきて数日後死亡。シリルはただ一人のシリルとしてこの世に生きてゆく気力はなかったのだ。

次はこの事件をもとにした小説について。それではまた明日(多分)。

なんとなく双子が見たくなったらこちら
アメリカの写真家、Mary Ellen Mark のサイト
Twinsと題されたダイアン・アーバス風の双子写真集。

★★★
今月は仕入れも売り上げも不調っぽい。なぜかこういうときは支出が増えてゆく。

受賞した写真をパネルに入れて玄関に飾る夫。賞状立ても買ってきて、床の間に飾っている。そこに記されているのは夫ではなく自分の名前なので、居心地悪い。修正液で消して上から夫の名前を書いたらどうだろう。
ダ・ヴィンチ 12月号 [雑誌]
いつものとおり「テレプシコーラ」を真っ先に。

漫画表現の定石として、簡素に描かれるキャラは脇役。そう思い込んでいたが、この「テレプシ」は違うワ…と思えてきた。先月号でも、ストーリー上あきらかに脇役のプリマ・草間のものすごく丁寧に描きこまれた描線。そして茜は、舞台メイクをしてさえピカソ的キュビスム顔。茜はとっとと消える脇役かと思っていたが、当分しぶとく出番がありそうだ。

などと下らないことが気になるけど、あいかわらず伏線満載で面白い。

ところで今月号のシルヴィ・ギエムの絵は、あれは“トレース”になるのかな?

こないだ知った、シャレにならないトレース告発サイト↓
藤原薫氏関連著作権検証用サイト。

どーどーとコミックスの表紙にまでしているとは…いい度胸というか。

★★★
他の用事を済ませつつ、西へ仕入れ。
視界が悪いと思ったら今どき珍しい黄砂だった。
諸君!
また買ってしまった。朝日新聞と中国をクソミソにけなした大特集。

チベットを中国が“併合”するのが朝日的にOKなら、日本の過去の歴史問題もOKって理屈になるわな。

小谷野敦の鼎談も目当ての一つ。“禁煙ファシズム”に孤独な闘いを挑んでいるが、『禁煙ファシズムと戦う』という本も出しているのを初めて知った。鼎談相手の他の二人に「あなたたちは『禁煙ファシズムと戦う』をちゃんと読んでいないようだ」と噛み付いていて、読みながら鼎談の先行きを心配してしまった。相変わらずハッキリ言う人だ。禁煙問題に関しては自分が今は吸っていないので正直どーでもいい。
学問の世界では、左翼的言動より右翼的言動のほうが出世に致命的で、“「諸君!」に論文を載せたために就職をフイにした先輩”のくだりには笑った。

★★★
夕方までパソコンの前で仕入れ処理やら何やらいろいろ。ジジババも昼前に出掛けたので、たとえ数時間とはいえこの家にたった一人!ヨメに来てから、片手で数えるほどしかそんな状態はないぞ。だからといって特に何をするということもないけど。

夕方夫からメールで到着予定の連絡。
近くのスーパーで買物兼時間潰しをしていたらまたメールが来て、到着は今から一時間後ということで、スーパーじゃ時間潰しも限界なので、本屋へ移動。時間潰しには最適。
柿の実の思い出
…というと秋の日のほのぼのしたエピソードのタイトルのようだが、違うよ。

コメントをいただいた方のブログで思い出した去年のこと。

町工場を経営する義父に多大な負債をおっかぶせて、自分は自己破産したヤツがウチに訪ねてきた。負債のわけは、仕事がらみのつきあいで、ウチが連帯保証人になっていたからだ。コイツが自己破産したのはもう何年も前の話だが、ウチはいまだにその負債を返済し続けている。

何の用でソイツが来たのかは自分は知らないが、ソイツが帰ったあと義母から話をきいた。家の前には柿の木があり、ちょうど実がいっぱいなっていたのだが、こっちが「いいよ」とも何とも言わないのに沢山もいで帰っていったと。

柿の実ドロボーだよ、オマエは

ささいなエピソードだが、ヒトに借金おっかぶせるようなことをするヤツは、“ヒトのものも自分のもの”というジャイアン感覚なんだろうな。
彼女のブログに同じような経験者のコメントが続々とついているのを読むと、つくづく常識の通じない相手と関わることの悲劇を痛感する。

「山之内一豊の妻」の逸話は「山之内一豊」が結果として立派な男だったから美談となった。現代も「山之内一豊の妻」はいっぱいいるけど、肝心の「山之内一豊」は風俗やパチスロやデイトレードやネットワークビジネスするヤツばっかだっつーの。

★★★
車のオーディオが故障したので、ディーラーへ。
修理に2万円くらいかかると言われた。トホホ。

こんなときのためのヘソクリはあるけどね。

ちょっとヤケになったので、義母へランチを奢った。夫は留守だし、義父は弁当を持って出かけたので今日の昼は二人。こういう機会はめったにないので「誕生日と母の日と敬老の日を一緒くたにお祝いということで」と誘って出かける。海鮮丼とイクラ丼を食べる。久しぶりの良い嫁ブリッコ。
ニューヨーク・シティ・バレエ・ワークアウト
バレエ・ダンサーのトレーニングを、バレエに無縁な一般の人向けに改良したエクササイズ集。ボーナス映像として、エクササイズを演じるダンサーたちの普段の生活紹介映像があり、雰囲気盛り上げててグー。

観ているだけでシェイプアップできそうな気分になるが、もちろんやらなきゃダメだっつーの。

ひとつ不満なのは、日本語ナレーション吹替えをバレエダンサー首藤康之が担当していること。彼は踊りが専門なのであって、喋りはプロではない。TVの大作洋画吹替えじゃないんだから、ナレーションはプロにやってもらいたかった。プロではない人間のナレーションをえんえんと聴かされるのは苦痛だ。

★★★
新米が美味しくて、体重増加気味。体型も。
手持ちの服が着られなくなる前に節制しとかないと。体型変化にあわせて服を買うことだけは避けたい。だいいちそんなことに使う金は無い。だらしがないことに金を使ってはいけない(←自らを叱咤激励)。

いつもの実家のある市へ。
夫が鈴鹿へ行くので、早めに帰宅する。ホテルがとれたそうで、今夜夜行で出発、あさって帰宅。1泊3日…だよね。
「(身体が)動けるうちに、行けるうちに行く」
とか言っているが、10年前からずっと言ってるよ、アンタ。
ガラスの仮面
フォトコンテスト授賞式に出席。小一時間演技してきた。
役どころは「夫婦でカメラ撮影が趣味。このたびのコンテストで、主人は落選したけど自分が入選しちゃったワ」、という主婦。真実は、夫が撮影した写真を2つにわけて、夫と自分の名前でそれぞれ応募したら、自分の名前のほうが入選しちゃっただけ。

賞状を授与されたのなんて、高校卒業以来(あれは卒業証書だが)だ。

話に真実を20%~30%混ぜ込むのが演技のポイント。演技というか嘘ばなしというか。演じているうちにすっかりその気になってしまうなりきりタイプなので、流れるように嘘がつぎつぎと。マヤ、恐ろしい子…。

受賞者にはどうやら自分と同類の女性がいた。彼女は非演技派のようで、嫌々出席している雰囲気が漂っていた(…というか演技する自分のほうがアレなのだが)。きっとダンナがイヤッッホォォォオオォオウ!タイプで、妻である彼女は常日頃苦々しく思っているに違いない…と勝手に妄想を羽ばたかせる。

帰宅して、夫に賞状を授与した。
下流社会
まぁ~た、タイトルの上手さに惹かれて買ってしまった。

本書の「下流」とは、コミュニケーション能力、生活能力、働く意欲、学ぶ意欲、消費意欲、つまり総じて人生への意欲が低い、ということをさすらしい。そういうカテゴリーに入る人々は現代の状況ではますます意欲を失い、「下流」へと押し流されていく…ということが統計資料によって推論されている。
「キッパリ!」のヒットもそうだが、“自分らしく”という耳障りのいい言葉で誤魔化し、流されるままにダラダラとすることへの警鐘があちこちからあがっているような気がする。

とはいうものの、「就労年齢に達していながら、自分らしさをもとめて努力もせずにぶらぶらしている」という人間が身近にいないので、個人的には実感がいまひとつ。

むしろ、本書の対象読者としては中学生・高校生・大学生がよいのかもしれない。

『13歳のハローワーク』を真に受けて、そうだ、本当に自分の好きなことをみつけて仕事にしよう、と“自分探し”をはじめ、結果としていつまでもフリーターで低所得に甘んじる危険性が…

とか、

『ドラゴン桜』メソッドは下流化を食い止める?

というコラムとかで、彼らの将来への不安・現在の勉強の辛さへの励みになりそうだ。
統計資料分析が文中に多くて読みにくいので、もっと読み物として読みやすい学生向けの内容にしてもよいかも。…おっと、そういう安きへ流れる読書姿勢も“下流”か。

★★★
カメムシが例年より多い。こいつらが多い年は大雪が降る、ということだが。

知人は、500mlのペットボトルに半分ほど水を入れ、カメムシをそこへ落としているそうだ。すぐ溺れて臭いもほとんどないという。
買物から戻ると、姑がさっそく駆除に活用してみたらしく、「ほらほら」とカメムシが既に半分は詰まったペットボトルを見せてくれた。凄い、というかそんなにいるという現状に気分が悪くなる。

朝から舅の上着に潜んでいたヤツの強烈な臭いをかいでしまったので、吐き気に襲われる。いつまでも吐き気が止まらないので、これはカゼか?と思い鎮痛剤を服用。先日からの臭気ショック(?)で体調を崩したらしい。でりけーとなアタシ…ってこんなデリケートはいらん。吐き気に鎮痛剤が効くのが不思議だが、実際効く。なぜだろう。
「俺様国家」中国の大経済
Amazonで表示されるタイトルと実際の本のタイトルが違うのが、いつまでたっても修正されないのが気になる。

人気ブログサイト「俺様キングダム」の切込隊長の新刊。
ネットの特徴ある文体がそのままなのが、好みがわかれるところだろう。

中国共産党の発表する経済に関するデータは無茶苦茶で信用ならない、さまざまな状況から推論できるデータからあまりにもかけはなれている、とこれでもかこれでもかと述べられている(経済以外の主義主張もムチャクチャだとついでに述べられる)。続いて、もし中国政府の発表するとおり大躍進しているのなら、日本経済への大いなる脅威となるし、現在のハリボテ経済(多分)が大コケしてしまえば、日本の投資は全て無駄となり、それどころか大量の難民受け入れ・復興支援をセビられる、というにっちもさっちもいかない予想が述べられる。

日本のとるべき最善の道は、戦後そうしてきたように米国と肩を組み、米中覇権争いの一翼を担い続けること。

「おわりに」でしめくくられているように、靖国の英霊へ「今後も米国と仲良くやっていこうと思います。よろしいでしょうか」と言うほかない気にさせられる読後感。

★★★
ノートパソコンにメモリ増設。
通常の3倍のスピードに…といいたいところだが、ちょっと大きなファイルは期待したほど速くひらいたりはしてくれなかった。エクスプローラ系の動作は速くて嬉しい。

予定外の用事が挟まったりしたので、いろいろ途切れて集中できなかった。
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