本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
いやげ物
ISBN:4889915591 単行本(ソフトカバー) みうら じゅん メディアファクトリー 1998/04 ¥1,365

もらって嫌な、ヘンなおみやげをオールカラーで紹介。
湯のみ、栓抜き、椰子の実人形、貝殻人形、灰皿、ひょうたん、べつに希少でもなんでもなく、日本中どこにでもあるものばかり。おみやげコーナーに立ち寄っても視線は素通り…でもふと気がつくと、家のガラス戸棚の奥にあるよ、コレ!と戦慄。

最近は旅行に行っても、おみやげは食べて無くなるものばかり買っている。そんな自分の過去の恥ずかしい思い出を掘り起こす本。

★★★
西へ仕入れ。そこそこの成果…かな。
今月も当社比でかなりの売り上げ。でもいい仕入れがないので、来月は落ち込むかな。先月末も同じようなことを予想していた。「塞翁が馬」思考の自分。

夕食:林檎入りポテトサラダ(姑作成)、鯛のあら汁、厚揚げの煮物、牛肉を炒めてかいわれで色どり・市販のタレで味付け

いつもよくある風邪気味状態なので、ご飯少しと梅干を食べ、薬を飲む。
はるかなる風と光
ISBN:4592883721 文庫 美内 すずえ 白泉社 2000/03 ¥550

昔の少女マンガは濃かったな、と思う。いわゆる大河ロマンというのでも巻数は今に比べると少ないものがほとんどだった。

18世紀、キング島の長の娘と英国人入植者との間に生まれたヒロイン・エマは、教育のために一人英国へ旅立つ。ところが父親が急死、援助が絶たれたエマは尼僧院へ幽閉される。数年後、そこを脱走し、国王暗殺の陰謀に巻き込まれながら、やがて生まれ故郷の島の独立を夢見る。そんな彼女を見込み、手助けするナポレオン。エマは、島を植民地にしようとする英国の脅威・幾多の苦難を乗り越え、島を統治する初代女王となるのだった。

…とこのスケールのお話で文庫たったの2冊。「ガラスの仮面」もこれくらいのスピーディさでお願いしたいところです(辛酸なめ子風)。

ところで、これをリアルタイムで読んでいた小学生時代、衝撃的だったのは「金髪男(英国人将校)と黒髪男(幼馴染の海賊)に求愛されたヒロインが黒髪のほうとくっつく」だった。当時、正統派少女漫画の流れからすると、下克上といっていいような出来事に思えた。その後、そっちのほうが当たり前になっていったけど。

★★★
仕入れがふるわないので焦燥感にかられる。
仕入れも売るのも「運」まかせなところが大なので、どうしようもないのだが。

タダ券で某美術館へ出かける。
普段、仕入れと、スーパーで野菜や肉しか見てない生活なので、ゴージャラスな毒気にあてられる。

夕食:買ってきたお惣菜、卵と葱のすまし汁
独り居の日記
ISBN:4622045451 単行本 武田 尚子 みすず書房 1991/11 ¥2,940

自分の作品で同性愛を告白したメイ・サートンは、大学職を追われ、愛の破綻、父親の死で失意の底にあった。彼女が自分を見つめなおし、新しい出発を決意して始めた、片田舎での生活を綴った1年間の日記。

その後も死の直前まで書かれる日記シリーズの第1冊目。
ガーデニングに興味のない自分にはいまひとつだった。

川本三郎が彼女を訪問し、のちに日記にそのことが綴られていたのをエッセイで披露していた。同じことを期待して訪問した客もいただろうな。

★★★
一歩も家から出ない一日。
昨日の仕入れを処理し終えるが、ハズレが多くて苦痛な作業だった。

レビューも画像がないとさみしいですね。

夕食:アジの塩焼き、チキンの唐揚げ、ポテトフライ←もうあるものを加熱するだけって感じ
草刈民代のすべて―バレリーナを生きる
ISBN:4403320058 単行本(ソフトカバー) ダンスマガジン 新書館 1998/02 ¥1,680

「日本を代表するプリマ・草刈民代は主役を踊る器ではない」というのは、日本バレエ界公然の秘密。

それは少しバレエを観慣れた人にはもう、歴然とわかるくらい、ヘタクソ。スタジオ撮影の決めポーズですら下手なのがわかってしまうのはある意味凄い。外国から客演した相手役が、舞台後怒ってアンコール無しに帰ってしまったとか悲惨な噂にも事欠かない。彼女が主役で踊れるのはひとえに、その美貌と財力の賜物なのである。
よって公演パンフレットや雑誌記事などでは、みなこぞって彼女の美貌を称えるのに終始している。辛いですねぇ。

早めにプリマは引退して、女王様役で美しく突っ立ってるのをお願いします。

★★★
明日は吹雪、という予報なので今日実家のある市へ仕入れに出かける。洗濯物を干すときに「イイモノがありますように…」と朝日を拝んでいたら、姑に「毎日拝まなきゃだめ」と言われた。
んで、結果は…

…毎日拝もう。

夕食:肉じゃが、レタスとスモークタンのサラダ、白菜と豆腐の味噌汁
下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん
ISBN:4094080236 文庫 嶽本 野ばら 小学館 2004/03 ¥630

田んぼだらけの町で浮きまくる、ロリータ少女とヤンキー少女の友情物語。

ロリータ桃子がヤンキー・イチコの特攻服に刺繍をいれてあげる時、参考にした本「図案辞典」(野ばら社発行)。

野ばら社という出版社「実在するんだよ。小説だからって適当に作った出版社の名前じゃないんだよ」

…と作者・嶽本野ばらが、主人公のモノローグ中に突然介入している。本屋でこの「図案辞典」を見るたび思い出して可笑しい。この一行にウケて買った。

★★★
あまり行かない店に仕入れにいったが、やはり買うものは無い。文庫が50円だったので2冊買った。
故障したリモコンを修理店へもってゆく。掃除してもらったけど、あとで電話がきてはやり駄目だと。リモコンも純正を買うとなると高い。

夕食:カレー、ゆで卵、塩鮭
トーキョー・リアルライフ 42人の消費生活
ISBN:4408105392 単行本 パルコ 実業之日本社 2003/03 ¥1,575

東京在住42人の一ヶ月の「消費生活&日記」。
いろいろな人たちが、それぞれの日々の生活にいそしんでいる。

自分が買わないものをある人が買っている。ヒトはこんなものを買うのか…とちょっと不思議な感覚を覚えた。

★★★
ふとネットで、同業者日記ランキングでアクセストップの人たちの日記をのぞいていたら欝になった。日記で語られる稼ぎの額を否定したら僻んでいるってことになるし、かといって賞賛する気にもなれないし。怪しいといえば怪しい。わざとらしい馴れ合いコメントがついてるし。

…目に見えない相手と比較するのは精神衛生上よくない。
天気がよいので気分を変えるためにも、ちょっと肉体労働をした。風呂の薪はこび(←いかにも肉体労働って感じだな)。
その後、仕入れ処理。

メーラーを近々変更しようかどうか検討しているので、Becky!とかチェックする。Outlook Expressは使いたくないので。決定は数ヶ月以内にするつもり。

夕食:大根と油揚げの酢の物(姑作成)、アマサギの唐揚げ、ポテトフライ(フィッシュ&チップスになるのこれ?)、なめこと豆腐の味噌汁、なんか物足らなかったので、ウィンナを炒める。

アマサギを揚げているとき、油が眼にハネてあせった。洗いもののときも水ハネもそうだし、どうしてよりによって眼にめがけてとんでくるのだろう。料理用ゴーグルがほしいと思った。商品名「キッチンゴーグル」。…無いよな。
森茉莉―贅沢貧乏暮らし
ISBN:4484032244 単行本 神野 薫 阪急コミュニケーションズ 2003/12 ¥2,310

無許可で使用した写真があるそうで、書店から回収され、現在取寄せ不可。マニアックな書店にまだ置いてあったので購入。

遺品・再現料理など美しい写真で仕上げられている。独自の美的世界を(現実はゴミ部屋でも)構築していた人だけに、この本のビジュアルは賛否両論のようだ。「スローライフ」ブームにのっかったような本の構成だけに、美化しすぎと自分も思う。

以前、茉莉のエッセイだけを読んでいたときは、彼女が一番鴎外に溺愛されたこどもなのだと思っていた。のちに彼女の兄弟妹それぞれのエッセイを読むと、自分こそこんなに父に愛されて…という美しい思い出をみなこれでもかと連発している。

鴎外って、ほんっっっっとにモテモテ。

★★★
市内の遠いほうへ仕入れ。
お菓子系発見。写真本なので重い。仕入れとして安くはないが、ないよりマシと買い込む。今日は写真処理まで終了。

夕食:たまり漬け焼き魚、もずくの酢の物、とりムネ肉・玉ねぎのトマト煮、味噌汁
明るい内職
ISBN:414088035X 新書 内職ワーク研究会 日本放送出版協会 2002/07 ¥714

内職では時給に換算してはいけません、というのを肝に銘じ、「ほんのわずかでも稼ぎたい」「社会とつながっていたい」そういう控えめかつ粘り強い人なら「明るく」できる世界。

もう10年近く前の話だが、勤めていた職場でWordの作業のために「パソコンの簡単な仕事を自宅で」と求人チラシで募集したことがあった。チラシに載った翌日の月曜日、ものすごい電話の数で仕事にならなかった。
いかに「自宅で&簡単なパソコンの仕事」をしたがる人が多いことか。詐欺の定番になるもむべなるかな。

★★★
雪は大したことないので、西側の市へ仕入れ。
収穫なくて欝。帰宅後、処理がすぐ終ってしまうくらい少ない。
いつものランチは相変わらず美味しかった。

夕食:鍋の残り、惣菜コロッケ、惣菜焼き鳥、ポテトサラダ、ほうれん草の胡麻和え
炊飯器のスイッチを入れるのを忘れてしまった。
夫はカップ麺とおかず。自分はおかずだけ。
自負と偏見
ISBN:4102131035 文庫 中野 好夫 新潮社 1997/08 ¥820

200年前に書かれた英国小説。映画「ユー・ガット・メール」、「ブリジット・ジョーンズの日記」がきっかけでこの作品を読む人もいるらしい。自分は小谷野敦経由。「わかりきった話なのに面白い」というのに惹かれた。

5人姉妹のベネット家のとなりに青年紳士ビングリーが越してくる。物腰穏やかなビングリーに比べ、親友の紳士ダーシーは高慢ちき。次女エリザベスは、ダーシーの態度にあきれ、彼の過去の噂話をきいてますます偏見を抱く。ダーシーの「自負(高慢)」とエリザベスの「偏見」がいかに是正され、二人の間に愛が育ってゆくかの物語。

まず本の厚さに怯え、確かに面白いけどなかなか読むスピードが上がらないのに不安を感じたが、3/1ほどから俄然エンジンがかかり、エンジンがかかってからもう止まらなくなって3時間ほどで読了。

小谷野敦のいう、まさしく「要約できない面白さ」で、登場人物たちがわかりきった結末へむかって、どのように収まってゆくのかの過程を楽しむ読書。その綿密な過程が書き込まれるレベルの高さが、凡百のロマンス小説に超えられない壁となっている。…な~んて、こんな評価の定まった古典に言うまでもないが。

ドラマ化されたものがDVDで発売されている。「コリン・ファース主演」「BBC製作」というのを知ると猛然と観たくなった。でも、定価いちまんえん超すんですか…(弱気)

★★★
買い物し、レンタルで「バイオハザード2」を借りる。登場人物がゲームキャラと同じ衣装で登場。姐さんたちが派手派手アクションで頑張っているが、ほとんどとばし観。じっくり観る映画じゃないので、もの凄い勢いで終了。今夜は日付が変わる前に寝よう。

夕食:例によって鍋。積雪があったあとの白菜は甘くて美味しい。
明治の東京生活―女性の書いた明治の日記


ISBN:4047032174 単行本 小林 重喜 角川書店 1991/09 ¥1,121

著名な人物の日記は多いが、これは明治に生きたある無名の平凡な主婦の日記。彼女は結核で33歳で亡くなったのだが、息子が生まれた前後1年ほどの日記1冊だけを柳行李の底に残していた。死期が予測できる病気だけに他の日記は始末したのだろうが、遺してゆかねばならない息子が生まれる前後の箇所だけは捨てるに忍びなかったのだろう。その息子(執筆時90歳)が補足してまとめた本。

書き手・信子は、今で言うなら年収1000千万クラスの裕福なサラリーマン家に後妻として嫁いだ。25歳の彼女は、妊娠中の身で、夫・姑・先妻の遺した長男の世話をし、車夫・女中2~3人の采配も務める。親戚宅訪問以外の外出はめったになく、ひっきりなしの到来物・返礼も含む家事で一日が終る。

著名人の日記にあるような劇的な出来事や出会いは何もない。顔を会わせる人といえば家族と親戚だけ。だが、そのこまめな日常の記録に、不自由ながらそれを当たり前のこととして淡々と生活していた女性の充実した毎日が感じられる。

信子は決して「私らしく生きたい♪」とか「もっと別の生き方があるかもしれない♪」な~んて考えに惑わされることはなかっただろう(多分)。可能性が広がったことは必ずしも幸福ではないよな。

★★★
いつもの実家のある市へ。3軒回ったが収穫が乏しく、ようやく最後の店でいくらか収穫。

夕食:甥姪が「お泊り」なので、舅姑がスキヤキの材料を買っていた。孫にイイモノを食べさせたいというジジババ心に泣ける。…で、作るのは私ですかい。
若者はなぜ「決められない」か
ISBN:4480061290 新書 長山 靖生 筑摩書房 2003/09 ¥756

フリーターに代表される「決められない」若者たちへの提言。

著者の職業感とその選択に共感。会社組織でやっていけそうもない自分の適性を自覚し、「歯医者」という自営(生計をたて、他人のためになる仕事)と文筆業(趣味の仕事)の2足のわらじを選択した過程は説得力がある。

もうひとつ、ネット上の同好の士のような「わかってくれる」人との関係を重視する危険を説いているのが印象に残った。価値観の異なる「わかりあえない」人たちとの、努力を要する関係を絶やさないことが、文章を書くうえでも役にたったと。

「ネットは孤独な人間の救いにはなるかもしれない。だが、かえって自分の価値観のなかへ引きこもるのを助長する要素があるのかもしれない」

  ↑ なんか、いろいろなことが思い当たります。

★★★
さーて、今日もヤルぞ~、と気合をいれ、恒例の「今日やることリスト」作成。
現在それが全て完了したことに深い満足感を覚える。
いつもほとんど同じことをしているだけなのだが。

夕食:アマサギのてんぷら、もやしとにらの卵とじ、昨日の豚汁の残りに豆腐をつぎ足す、ウィンナ・茄子・玉ねぎのトマト煮込み
悲しい日記―天国にいる夫へ
ISBN:4938913003 単行本(ソフトカバー) 冒険社編集部 冒険社 1996/07 ¥1,020

平成8年に、池袋のアパートで餓死した母子(77才の母親・41才の息子)。死に至る数年間の母親の日記。

「現代社会のひずみ」「福祉問題」など、社会的な視点で語るべく出版されたのかもしれないが、そういう視点になかなか至れないほどの内容。人間がここまで閉塞的な状況を何年も過ごしていると、いかに「狂って」くるのかがわかる。

世界はある不思議な法則に支配されている、という思い込みに怯えながらこの母子は暮らしている。不思議な筆算が唐突に書かれ、世界の法則を計算しようと試みる。新聞集金人がいつ来るか常に気にして、息子が来る、といったら来た、と神秘な出来事のように書く。

その描写の合間に「トイレにサニポンF」。トイレの清掃にこだわり、水道の蛇口を締めた直後に漏れる水に「もったいない、故障だ」と憤り、「息子のパンス替えた」「今月も家賃を納めることができました。ありがとうございました(円谷選手の遺書のようだ…)」、老いた自分の身体の不調の苦しさ、という記述が延々と続く。

人間が追い詰められてゆくと、なるほど、世界がこのように見えるのか、とわからせてくれる。

…いや、わかりたくはなかったんだけど。

★★★
歯医者治療ひとまず終わり。「来月また歯のお掃除に来てくださいね♪」といわれたが、多分行かない気がする。

歯医者の帰りに買い物と仕入れ。
仕入れついでに、自分用のCDで安いのを購入。仕入れはハーレクインどっさり。店員は「ロマンス小説を読みふけるオバさん、プ」と思っているのだろうか。勝手に思ってください。

餓死母ではないが閉塞的な気分が昨日から続いているので、電話でおしゃべり。かけてくださった人、ありがとうございました。ヨモヤマはもうしゃべれません。なんちて。

夕食:豚汁(冬は、鍋とコレを一週間に一回は作る)、ほうれん草のおひたし、揚げ豆腐
ミリタリー・グルメ 戦闘糧食の三ツ星をさがせ!
ISBN:4769810083 単行本 大久保 義信 光人社 2002/11 ¥2,415

世界の軍隊のみなさんは何を食べているのか?
コンバット・レーションから、駐屯地の食堂まで世界食べある記。

メニューにお国柄があらわれているのが面白い。自衛隊には、たくわんやおこわの缶詰がついている。
細かいレイアウトでさまざまな食品・食事風景が紹介してあり、食欲増進。

★★★
暖かい雨の一日。
市内を遠出して仕入れにゆくが、不発。天気のせいもあって余計じっとりした気持ちになる。

夕食:サンマ、パスタサラダ、大根と油揚げの味噌汁、酢豚。
おばあちゃんからの手紙 ― クラーラ・シューマンから孫娘ユーリエへ
ISBN:4393495225 単行本 伊藤 はに子 春秋社 2000/12 ¥2,310

ロベルト・シューマンの妻であり、名ピアニストであるクララ・シューマンが親代わりに養育した孫娘ユーリエへの書簡集。

厳しい小言ばかりのお手紙。“礼儀作法、健康管理、倹約、「女性として職業を持ち精神的な自立をはかること」”が繰り返し説かれている。芸術一家シューマン家の次代を担う女性としてへの教育なのだから、当然ともいえる厳しさなのだが、ユーリエにはかなりプレッシャーだっただろう。読んでるこっちもうんざりするほど。

早死にした父親(クララの三男)のかわりに経済的に全て世話になり、母親はクララにとっては気に入らない嫁。母親の牧歌的で家庭的な世界と、祖母の芸術的でハイソな世界の両方をいったりきたりしていたユーリエは、その後、母親の家の隣に住む建築士と結婚する。

最高の音楽・家政教育を施された孫娘は、結局、祖母の世界“シューマン家”から離れ、母親の世界へ戻ることとなる。
ユーリエは早くに夫を亡くし、音楽教師で身を立てて子どもたちを育てあげたのだが、祖母クララが生きていたら何を思ったのだろうか。

★★★
掃除。昨日の仕入れ処理。
社会派くんがゆく!逆襲編
ISBN:4757210973 単行本 村崎 百郎 アスペクト 2004/12/19 ¥1,575

ネット連載の単行本化第4弾。
鬼畜ライター村崎百郎・トリビアの唐沢俊一による時事放談。自分の怒りスイッチがどこにあるのか知るにはいいかも。

俗な凡人である自分が思ってしまうのは、これほど暴言を吐く彼ら自身または身内が、しゃれにならない悲惨な事件・事故の当事者になってしまったらどんなコメントをするのだろうか、ということ。

★★★
昨日仕入れ処理を済ませてしまったので、新たに西へ仕入れに出かける。スーパーでの買い物で、ついでに夫と義父へのヴァレンタインチョコをテキトーに買う。なげやり。

昨日とは反対側の片頭痛。薬で抑える。
右にくらべて左は大抵一日で収まるので、明日は大丈夫だろう。

夕食:昨日の鍋残り、惣菜コロッケ、焼くだけギョーザ、煮豆、レタスとハムのサラダ
間取りの手帖
ISBN:489815090X 新書 佐藤 和歌子 リトルモア 2003/04 ¥998

「ヘンな間取り満載」。建て増しした家にはよく妙な間取りがみうけられるが、ワンルームの間取りもあなどれない。この本に掲載された間取りの部屋は実在して、今も誰かが住んでいる(はず)。賃貸情報誌のシンプルな間取り図からさまざまな妄想が湧いてくるようになれば、アナタも立派なマドリスト。

★★★
昨日からの頭痛をひきずって辛い。
昼イチに出て、スーパーの買い物だけですぐ帰宅。
…と思ったら絶好調になって、おととい、昨日の仕入れをぜんぶ処理し終えてしまった。またも自分を褒め称える。

夕食:鍋
うさぎとくらたまのホストクラブなび
ISBN:4048837915 単行本 倉田 真由美 角川書店 2002/11 ¥1,575

中村うさぎと倉田真由美によるホストクラブめぐりルポ。

客として楽しめて本にもできて美味しい仕事~と思ったら大きな間違い。接客のせの字もわからんような、多分どこへいっても使い物にならない男子たちと過ごす修行のようなひととき。

どんな職業でも、身の程を知って努力しなければ駄目だということがよくわかりました、先生。

★★★
往復200キロの行程で用事を済ませて帰宅。
ついでに、1軒寄って仕入れ。意外と収穫ありで嬉しい。

夕食:ファミレスで済ます。外食の機会があまりないため、メニューに目を輝かせ、深く味わいながら食する夫の姿が涙を誘う。
知的生活の方法

ISBN:4061158368 新書 渡部 昇一 講談社 1976/01 ¥735
いつのまにか、講談社現代新書が強烈な色遣いのカバーに変わっていて驚いた。

この本&著者をけなす人は、内容の変な箇所をあげてこの本そのものを貶める。ほめる人は変な箇所は変だと認めた上で、良いと思うところをほめる。この本の書評はいつもこのように二分されていて、不思議に思う。

自分は中学生時代から続編とともに愛読。
変な箇所はすっとばしているが、良いと思える箇所は何十年たっても真理だ、と思い続けている。

★★★
明日は用事があるので、いつも行く実家のある市へ今日行く。
新装開店のところでいい仕入れが得られた。同業者らしき人がいたが、ぜんぜんジャンルが違うものを抱えていた。

実家でおやつを食べすぎて胸焼け。

夕食:茶碗蒸し、惣菜のコロッケ、のこりもの
ヘルタースケルター

ISBN:4396762976 コミック 岡崎京子 祥伝社。
アイドル・りりこの完璧な美貌とプロポーションは、全身整形とメンテナンスによってつくられたものだった。大量の薬物によるメンテナンスはやがて破綻をきたし、身体が徐々に崩れはじめる。一方、悲惨な被害者をつくりだすこのクリニックを追う検事は、トップクラスの患者であるりりこをつきとめる。

自分の再生としてりりこをつくりあげた「ママ」、生まれながらに美を備え自分の美には執着しない新進モデルこずえ、りりこに罵倒され踏みにじられながらも離れられない付き人たち、りりこに憧れ身体をすこしずつ改造してゆく妹、犯罪を追いながらも破滅と虚無の世界でりりこに共感し、“タイガー・リリィ”の愛称で呼ぶ検事。「この街にはちっちゃな“タイガー・リリィ”でいっぱいだ」

何もかも暴露されメンテナンスも不可能になり、崩壊寸前の肉体を抱えるりりこのとった手段は…

高いテンションで連載時から目が離せなかった作品。
また、連載終了後に作者を襲った悲惨な事故が、この作品の単行本化をはばみ、さらに伝説化させていった。

数年前まで「M・ジャクソンがビートルズの曲の版権を持っているからこのタイトルのせいで単行本化は不可能」というわけのわからん噂が流れていた。
マイケル自身とこのコミックの内容がかなり一致しているためだったのだろうか。

★★★
人造美女といえば叶姉妹。
恭子姐さんの「蜜の味」を購入。いつのまにかこの本、取寄せ不可になっていたのね。

夕食:買ってきたカキフライ、モツの煮込み、なめこと豆腐の味噌汁、オクラ、レタスとトマトのサラダ、たまり漬け鯖を焼く。
家族てんでに好きなものを食べるので、メニューは統一性がなくただあれこれと作ったり買ったりするのだ。
ダ・ヴィンチ 03月号

昨日は車検。田舎の悲しさ、車がないとどこへも行けないので本日購入。そういえば、来月から雑誌が田舎でも一日遅れで購入できるので嬉しい…ってまだ一日遅れるのかよ!
待ちきれずに連載コミック「テレプシコーラ」を店頭で立ち読みしてから買う。

特集は「ダーリンは外国人」小栗左多里&トニー・ラズロ。
この本がヒットしたため雨後のタケノコ本がわらわらわらと出版されていて、新刊コーナーで見ているだけで恥ずかしい気持ちになる。ズバリ「ダーリンは●●人」というタイトルもかなりあるが、この特集記事でこれらの便乗本もレビューすりゃよかったのに。無理か。

★★★
今夜は日朝戦。勝利を願ってスキヤキ(トンカツは一昨日つくったばっかりだからな)。肉は半額になった豪州肉だが。
祖父・小金井良精の記

解剖学の草創期を生きた明治の人。妻は森鴎外の妹喜美子。小松左京曰く、「星 新一の幼年期は、おばあさまのところへ行っては文学に親しみ、おじいさまのところへいってはガイコツとたわむれ」

鴎外のあとを追って日本へやってきたドイツ女性を説得して追い返す役目も果たしたそうな(鴎外ってばヘタレ男…)。

関ヶ原合戦頃までさかのぼる小金井家の系譜もたどり、幕末・明治の時代を生きた祖父とその周辺の人々を丹念に記した味わい深い作品。

長らく絶版だったのが文庫化されて発売。自分がもっているのはハードカバー上下二段組の分厚い本で、見返しに「星 新一」とサインがある。古書店100円コーナーで買ったのでサインの真偽は不明。例の「ホシヅル」が描いてあったらホンモノかもしれないが。

★★★
昨夜編集しようとしたらこのサイトが開かなかった。
最近習慣にしているのでこういうことがあるとスッキリしない。

夕食:干しアジ?焼き、もずくときゅうりの酢の物、麻婆豆腐
一日経っているとメニューがなかなか思い出せないっつーの。
池上遼一 近代日本文学名作選

芥川龍之介「地獄変」・江戸川乱歩「お勢登場」・菊池寛「藤十郎の恋」・山本周五郎「松風の門」・泉鏡花の「天守物語」。
凄みのある絵にうっとり。この絵では「天守物語」のラストを原作通りの大団円にするのはそりゃ無理だ。

★★★
明日は車検なので、西へ遠出して仕入れ。
いつものランチを相変わらず堪能する。いつ飽きるのだろうか。
未処理の仕入れが先週分とあわせて山。ノートつけ、写真撮るだけはなんとか終える。

夕食:トンカツ、鍋の残り
煮たり焼いたり炒めたり

翻訳家の筆者が、いろいろな料理本(原書)から紹介するレシピ。

いろいろな趣旨の料理本が紹介されていて、筆者にぜひ翻訳していただきたいと思ってしまう。世界田舎料理大全、戦争中のイギリス料理、手っ取り早いヴェジタリアン料理、…

「The Not So Retiring Cook」という、60歳以上の著名人100人がそれぞれ好きな料理の作り方を伝授するという本もぜひ読みたい。
英国の慈善団体の企画本なので、おおむね真面目なレシピが寄せられているが、やはりお国柄でこんなのも↓
あるユーモア作家が語るヨークシャー・プディングの作り方。
1. 女房にヨークシャー・プディングを作れと命じる。
2. パブで二時間暇つぶしをする。

★★★
買い物、ついでにちょこっと仕入れ。
昨日の仕入れもぜんぜん手付かずで放ってあるので、帰宅してから一部処理。
玄関のチャイムが壊れたので、新しいのにつけかえてもらう。この家が建ってから使っているものだそうで、いい加減寿命ということだ。
試し鳴らしをすると、犬が来客かと思って吠えた。面白いのでからかって遊ぶ。

夕食:鍋、ほうれん草の胡麻和え
忘れられた女神たち

日本ではあまり有名でない1920年代から50年代にかけて欧米で活躍した女性20人を紹介した本。
各々の名セリフを各章に挙げているのだが、のっけからこれ。
「私の人生がもし不幸だったとしたら、それはわたしの美貌ゆえだ」
ヒロインは金髪!という当時のハリウッドの定番を覆す漆黒の髪と美貌と“みだらな”男性遍歴で話題となったヘディ・ラマーという女優のセリフ。ははーっとひれ伏すしかないというか何というか。
一筋縄ではいかない女たちの人生に圧倒される。

★★★
いつもの実家のある市へ。
なかなかよいものにめぐりあえない。
ピークには万超えしたっけな、というブツをまた見つける。今なら800円ぐらいでしか売れないだろう。もしくは売れないかも。でも、購入。

実家で週刊誌を読んでいたら、「昭和29年は電気洗濯機が急速に普及した年で…」という記述があった。母親にウチが洗濯機を買ったのはいつ?ときくと昭和40年過ぎていたと。父親は自分が欲しい電化製品(冷蔵庫とか)はすぐ買うくせに、自分が使わないモノはいつまでも買わなかったという。電気掃除機を買ってもらうまでの道のりも険しかったそうだ。そういや、台所流しのガス湯沸かし器も、父の死後に引っ越したアパートで初めて使ったなぁ。
「ひっどーいなぁ、お父さん!ちょっと聞いてる?」と仏壇のカネをぢんぢん叩いてやる。

夕食:たらのムニエル。あとは昨日の残り。
最近、豊かな現代で暮らしていることを感謝している(われながらババ臭い)。
「田舎の家」をたたむということ

現在都会に暮らし、田舎に家・田畑と老いた親がいる人が、いつかは直面する問題を語った本。著者自身がそういう立場なので、切実さと、でもとりあえず今はなんとか…という曖昧さがそのまま書かれている。

なにもかも不便な土地事情、田舎の家やつきあいをキープする大変さ、こういうことがあるからそもそも田舎から人は逃げ出し、さびれるわけで。

自分は配偶者の視点で読むので、なんとなくすっきりしない読後感だった。

★★★
市内で仕入れ。
2度外出してあれこれ用事をこなす。1度で済ませたいのだが、昼食時にいったん家に戻らなければならない。

仕入れ処理をおわったころ、恒例の片頭痛発作がやってきた。明日ぐらいまで続くだろう。

夕食:豚汁、厚揚げの煮物、鯖の塩焼き、青梗菜・ちりめんの卵とじ。
武士の家計簿

加賀前田家の会計係・猪山家の詳細な家計簿から考察する、武家の生活と歴史。

緻密な計算能力を買われて「算用者」の役についた猪山家。幕末から明治にかけての激動のときを、その計算能力で乗り切ってゆく。どんな時代でも、働くためには教育がいかに大切かということがわかる。あとがきの最後の文→「自分の現状をなげくより、自分の現行をなげき、社会に役立つ技術を身に付けようとした士族には、未来がきた。…確信を持って静かにいえる。まっとうなことをすれば、よいのである。」じ~ん。まっとうな努力を怠っちゃいかんよ。

★★★
歯医者。先週削った歯は完了。でもまた来週別の歯の治療だとさ。

食料品の買い物ついでに節分の豆を買う。

節分は夫の誕生日だが、特に何もしない。
夜、夫の父がケーキを買って帰ってきた。よかったな、夫よ。祝ってくれる人がいて。

夕食:節分はいわしを食べるそうで(知らなんだ)スーパーにいわしコーナーができていたが、自分はどうでもいいので、値引きされていたアマサギを買って、てんぷら。
惣菜のコロッケ、もやしとかいわれの和え物、味噌汁。
赤ちゃんは殺されたのか

乳幼児突然死症候群(SIDS)で死亡したとされる赤ちゃんは、実は殺されていた。しかも逮捕されたのは父親だった。この事件を執念で突き止めた気鋭の判事は、これはおぞましい事件のほんの一端に過ぎないと気づく。SIDSの権威ある論文の症例として、5人ものこどもを次々にSIDSで亡くしたとされていた母親の罪が20年の歳月を経て暴かれる。

母親は「代理ミュンヒハウゼン症候群」と名付けられる、自分の代理となる人間に危害を加えることで、自分に注目を集め喜びを得る人物だった。殺すことで、夫の愛を独占でき、しかも悲劇の母親として世間の同情や高名な医師の注目を集めることができる。

彼女が5人もの子殺しの被告として裁かれている間、「注目を集めて嬉しそうだった」という身内のコメントに戦慄。

夏になるとかならず車の中で放置され、死ぬ乳幼児の事件が報道される。親がパチンコに熱中して~などと言われるが、かなりの割合で意図的な殺人なんだろうな。

★★★
朝に「しなければならないこと」リストをメモってから行動。リストはすべてクリアでき、仕入れ処理も全部終った。充実感。しかし肩がこった。

夕食:カレー、ゆで卵、レタスちぎっただけ~、鯛のあらの味噌汁
子どもが減って何が悪いか!

政府やメディアの「男女共同参画が進めば少子化が止まる」が嘘だということを検証。「男女共同参画」を推進するために、統計データをいい加減・デタラメに操っているということを指摘する。
著者あとがきの、「男には、負けるとわかっていても戦わねばならない時がある」(キャプテンハーロック)という気概で主張する姿勢に笑いつつも感動。

ところで、少子化というと合計特殊出生率=女性が一生涯に産むこどもの数、というデータが必ず登場する。いつも思うのだが、これの男性版ってないのかね。男性が一生涯に孕ませたこどもの数。戸籍データからでも自己申告でもいいからさ。少子化の原因を女性側だけのデータで語るのは偏ってる。

★★★
郵便局以外、どこへも出かけず家で仕事。でも寒いのでじっとパソコンに向かっておれず、あれやこれやとうろうろするので能率が悪い。たまった仕入れ処理があまり進まず。
ちゃんと優先順位で予定を立てて、物事をこなさないと一日に充実感がない。

夕食:豚肉ともらってきたサラダ菜の炒め物、高野豆腐&卵、塩鮭のステーキ、しじみの味噌汁。
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