本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
父の暦

父親へのわだかまりで、ずっと故郷鳥取を離れていた主人公が、父親の葬儀で帰郷する。忘れていた父の一面、父と母・姉・伯父、両親を決裂させたきっかけとなる鳥取大火(昭和27年)、父の再婚、主人公の上京。日本の高度成長期を背景に、変化してゆく家族の思い出が通夜で語られる。
自分の世代とは10年以上違うけど、自分の子供時代や、若かりし時代の両親、もうこの世にはいない人たちのことが思い出されるノスタルジックなコミック。

★★★
雪がまだ降らないので、いつもは火曜日に行っている市へ、今日出かけて仕入れ。土曜日の分とあわせて仕入れがたまる。明日はどこへも行かず、仕入れ処理をするつもり。
今月はいままでの売り上げ最高を更新した。喜ばしいことだが、正月を休まずに売ったことだけのことかもしれない。それに来月はダウンすることが予想されるので(そもそも日数が少ない)、来月に備えておこうと思う。

夕食:蛸・きゅうり・もずくの酢の物。ししゃもを焼く。しめじ・白菜・ねぎの味噌汁。昨日の残りがかなりある。
やっぱりだらしな日記+だらしなマンション購入記

Web日記第2弾。今回は通常の日記+書評に加えて、怒涛のマンション購入記と、断食ダイエット日記がついて盛りだくさん。

蔵書場所確保のためにマンションを衝動買いし、本の山に囲まれて仕事している著者に大変共感。でもこれだけ美味しそうな食事を大量に食べて、デスクワークしてりゃ痩せないよ。著者のダイエット成功を祈る。

★★★
夫と買い物。
ちと気合が入れたくて、ふだん行かないファッションコーナーをぐるりとまわる。今日は何も買わない。食料と、夫は熱帯魚を購入。

寒波がじわじわと迫ってきて、雪がちらつく夜だが、犬は「いつでも散歩OK」とポーズを決めている。ご期待にこたえていつものコースを2周。

夕食:刺身(姑の)、惣菜のトンカツ、ほうれん草の胡麻和え、鍋の残りの鴨と白菜・豆腐で味噌汁。あと姑と私がそれぞれ作ったり買ったりしたあれこれが並ぶ雑多な食卓。
女帝エカテリーナ

ドイツの小領主の娘から大ロシアの女帝になったエカテリーナの伝記。ロシア語を学び、改宗し、姑にあたる女帝エリザヴェータや、低脳の夫に仕え、…と結婚前後の数十年はひたすら忍従の日々。同時代の(もうちょっと後だけど)マリー・アントワネットがいかに能天気な娘だったか、なんて比べちゃ気の毒なくらいレベルが違う(共通点っていったら外国から嫁いだこと、結婚当初に夫が不能だったことぐらいか)。
んで、従順な嫁として仕えつつも、虎視眈々と自分が専制君主となるための準備は整えていた。読書・外交・男出入りまですべて玉座への踏み台。

ところでこの伝記は、あまり出来がよくない。
池田理代子による同名のコミック作品と併せて読むと人物像がよく捉えられるように思える。

★★★
実家のある市で仕入れ。
来週から寒波が来る。来週の仕入れが危ぶまれるので、ちょっと無理して多めに仕入れる。

夕食:タラのムニエル。玉ねぎとじゃがいものかき揚。昨日の豚汁の残り。
マダム・ジョーカー

ゴージャスな気分に浸りたいときには名香智子のコミック。
主人公は常にブルジョアか上流の優雅な階級に属し、美貌と財力と知性の持ち主。ありがちな「ビンボー人(の描き手)が想像したお金持ち」ではない。

美貌と財産、優秀な(当然美形の)こどもたち。すべてをもった理想の未亡人・月光寺蘭子が主人公のシリーズ。
でも「マダム・ジョーカー」というタイトルの意味が未だにわからないんですが。

★★★
あまりに天気がよいので買い物に2度出かける。梱包用品を購入。

夕食:豚汁、鯖ごまだれ、厚揚げの煮物
皇女アナスタシアとロマノフ王朝―数奇な運命を辿った悲運の王家

アナスタシアの謎ファンなので購入。半額での購入だけど。

ニコライ二世一家のものとされる遺骨のDNA鑑定結果にはまだ異論があり、謎が尽きない。アナスタシアを名乗ったアンナ・アンダーソンのDNA結果は別人という判定だったのだが、鑑定結果の詳細は公表されず、本人であるという説も未だ尽きない。現在のヨーロッパ王族たちにも深く関わる問題だけに、真実が隠蔽されているという陰謀説がぬぐえないのだ。あ~面白~♪

皇太子時代のニコライが、日本で暴漢に斬り付けられたときの血痕のついた布が、DNA鑑定の資料として提供されたらしいが、役立ったという記述の本と、古くて役に立たなかったという記述の本と両方あるんだけど、どっちやねん。

★★★
歯医者。麻酔打たれて削られる。仮埋めのプラスチックがうっとおしい。
ノートパソコンにソフトをインストールしたら、このパソコンでは使えないことがわかった。削除しようとしてもできなくて、結局レジストリをいじって削除する羽目に。こういうことをしてたらどんどん時間が経ってしまう。

夕食:きゅうりともずくの酢の物。大根おろしに缶詰いわしをブチ込む。ウィンナ炒め。じゃがいもと玉ねぎの味噌汁。
変わる家族 変わる食卓

写真を添えた家族の食卓調査。
お菓子を朝食にするなど食事の乱れがセキララに暴かれる。

…って、「ほ~ら、こんなにヒドイでしょ、最近の主婦は」とでもいいたいのだろう調査結果の羅列なのだが、調査する側の基準もちょっと変。理想の朝食は「旅館の朝食」だとか(ああいうのが一般的な家庭の朝食だった時代っていつよ?)、納豆は朝食に食べるものだ、とか。

確かにこりゃひどいワ、という食卓オンパレードの本だが、これほど簡単に多彩な食材・加工食品・外食が食べられる時代はかつてなかったという現実を思うと、仕方のないことと思う。

★★★
大量(当社比)発送。
終ってすぐ昨日の仕入れ処理。
今夜は雨・雪が降っていないので、2日ぶりに犬とお散歩。10年同じコースを同じ犬と歩いている。
フロイト先生のウソ

日テレNNN24「ネット中毒」録画してあったのを観る。予想通りのネット依存者が登場していたが、「ネット世界に埋没するあまり多重人格となり、新たな人格が消費者金融で借金をした」という箇所で「おいおいおい」と思い、この本を再読。

心理学書でまことしやかに語られる症例をメッタ斬りの本書。いわゆる“心理学業界”は日常の些細なことに無理矢理病名をつけて「医源性の」病気をつくりだしている。フロイトの提示する「抑圧」「投影」「昇華」という基本概念からして実証性に乏しいものであると立証していく。

特に「多重人格」には1章をさいて、作家や脚本家が生み出した幻想にすぎないと論破し、あまつさえ犯罪者が罪を逃れるための意図的な隠れ蓑としようとした実例をあげている(日本にもいるな)。

幼いこどもが花瓶を割って、「ボクじゃないよ、よその悪いコがやったんだ」そういうようなものである。
その理屈で借金したり、人を殺されたりされちゃタマラン。

アカデミックな世界ではトンデモ扱いされている概念が、さも正式な病名のように紹介されてしまうのは、真に受ける阿呆を増長・増加させちゃうんじゃないの?

★★★
いつもの仕入れ。アート写真集をまとめて売り払った人がいたらしい。ありがたく買う。
今夜は20冊売れたので(単価は低いけど)、メール処理が大変。先週からの取り置きの人もいて、間違えないように気をつけながらの作業なので、余計に時間がかかった。
物は言いよう

政治家・マスコミの「セクハラ問題発言」を検証。

フェミ的にはヤンヤの喝采本…なんだろうけど、どうも最近この人の本を読んでもあまり面白くなくなってきた。この人の揶揄文体に飽きた、のかもしれない。
斎藤美奈子は、常に鋭く対象を揶揄しているが、自身の気に入ったもの、好きなものはいったい何なんだろう。世に毒舌評論で知られる人々はまた、褒めるものも全力で褒める。でも彼女はさんざん他人をあげつらっておいて、じゃ、アナタは何が好きなの?という疑問に答える著作はない。それは斎藤美奈子の芸ではない、といえばそれまでだが。

読了後、Amazonで売っぱらう。

★★★
こまごました用事をまとめた片付けるため、リストメモを作ってから出かける。こうするとなんだか無駄無く行動できたような満足感がある。
午後は前回、医者の手違いで受けられなかった検査を再度要請。
夕刻までひたすら土日仕入れの処理。

夕食:たらのムニエル、豚肉とピーマン炒め、豆腐を入れた鯛のあら汁、マカロニサラダ。
「魔法使いの台所」を発掘したので、明日の買い物の参考にしようっと。
刑務所の中

銃刀法違反で服役した花輪和一による、ム所生活のたんたんとした過ごし方。三度三度の食事、バランスのとれたいいモン食ってます。描かれる刑務官たちに父性的なイメージを感じるのは、自分の亡き父親が刑務官だったせいもあるのかな。この本、父親が読んだら面白がっただろうな。

★★★
新聞に載っていた白鳥のたまり場へ、寒風吹きすさぶなか観に行く。
白鳥たちは会話してるね。言い争ったり、いっせいに盛り上がったり、いろいろ情報交換してるんだろう。来年もまた来てください。

自分は仕入れ、夫は中古ゲームを購入。

夕食:チャーハン、味噌汁、昨日の残り
魔法使いの台所

何年も前に購入しているのに、ぜんぜん使いこなせていない。というか在庫の山に隠れてしまって簡単に出せないのだ。
婦人之友・羽仁もと子発案による計画的な家事・家計管理法は、最近特に気になっている。きちんと実行できたら素晴らしいと思う。少しでも実行できることが今年の目標なのだ。とりあえずこの本を明日「掘り出」そうっと。

いつもどおり実家のある市へ仕入れ。
母親にこないだの「日暮らし」と「さいごの恐竜ティラン」を渡す。

帰りに叔母の家に寄る。叔母がかつて婦人之友「友の会」に入っていたことを初めて知る。その思い出話や、計画的な貯蓄の助言を受ける。こちらからは、叔母が勉強中のExcelトレーニング本で行き詰まっていたところを解決してあげる。

とかなんとかしているうちに日没。
あわてて帰って、塩鮭を焼き、できあいの餃子を焼き、薄揚げと大根の味噌汁をつくる。あとは昨日の残り。
反=文芸評論―文壇を遠く離れて

やっと読了。
次から次へと女性が言い寄ってきて、いとも簡単に「寝て」しまう主人公になど断じて共感できない!という「村上春樹」批判が白眉。どういう論点であれ、村上春樹批判はタブー視されているそうで、本書も書評では黙殺同然だったと別のところでふれていた。
ドストエフスキー「罪と罰」主人公も同じことで批判されていて(母・妹・友人・娼婦・判事などがわらわらわらとよってたかって主人公を構う)「モテ男」主人公を断罪する筆者の期待通りのルサンチマン芸に満足。

★★★
友人と待ち合わせてランチ&お茶。
友人から彼女の母親の度を越した言動の悩みをきく。それは呆けとはいわないまでも老化現象の現れではないの?と言う。こんな答えでも彼女にとっては有効なアドバイスになったらしい。

ある程度事情を知っている友人・知人に話すと、なんでこんな簡単なことがわからなかったのか、と急に目の前の霧が晴れたような気分になることがある。自分も過去に幾度かそういう体験をした。いつまでも自分の心を悩ますことがあったとき、それを誰にも言わないのはよくない。
なんでもかんでもすぐしゃべりまくるっつーのもヤだけどさ。

今日は買ってきた惣菜でまかなう。メンチカツ、白和え。酢の物と味噌汁をつくる。
さいごの恐竜ティラン

夫とこどもをいっぺんに亡くした草食恐竜のお母さんが、みなしごの肉食恐竜ティランを卵から育てる。幸せに暮らす母子だが、やがて地球環境が激変し…

立ち読みしてたら涙が出てしまってですねー、買ってきて家で読み返したらまた泣けてきましてですねー。こうもたやすく泣けるようになってしまったのはやっぱり老化現象?

★★★
買い物と一番近い店で仕入れ。
ついでに不良在庫を売り払う。1年間出しっぱなしでもある日突然売れたりするのだが、なんとなく自分で見切りをつけて整理している。

夕食:昨日のキューピー3分クッキングでみたメニューをいいかげんに思い出してつくる。寒ブリとネギの炒めもの、レタスとハムのサラダ、厚揚げの煮物、具を省略した鍋。
ブレンダと呼ばれた少年―ジョンズ・ホプキンス病院で何が起きたのか

医療ミスで性器を失った生後8ヶ月の「男児」が、「性は生物学的に決まるものではなく、環境によって作られるものである」との主張を持つマネー博士によって、「女児」として生きるように性転換手術された。

博士の指示によって両親は「彼」を女の子として育て、手術・ホルモン投与によって「彼」はマネー博士の理論を裏付ける理想的なモルモットとなったかに見えたが…

マネー博士はブレンダを自説の証明例として発表し、現在でもその説を利用するフェミニストたちがいる。その嘘と欺瞞を暴いたのが本書。ブレンダは成長するにつれて「心と体の違和感」に苦しみ、ついに真実を知る。自分が物心つかないうちに変更された「本来の性」を、14歳で取り戻したのだった。

「彼」は結婚し、妻の連れ子と家庭を築いていた、とのことだったが、後日ニュースによると、「彼」は自殺してしまい、さらに「彼」の双子の兄も自殺してしまったそうだ。直接の原因は不明だが、実験台となった生育過程での苦しみと無関係ではないだろう。

そういや、「ブラックジャック」に、ブラックジャックと相思相愛になった女性が、癌で子宮・卵巣を全て切除し、手術後男性として生きる…というエピソードがあった。
…手塚治虫センセー、マンガだからってあんまりです。

★★★
外出は郵便局へ行っただけ。掃除をし、昨日の仕入れの処理。

ニュースのNHK幹部の怒りの記者会見を観る。捏造がバレバレで、てっきりトーンダウンしてうやむやにするのかと思ったら、昨日の新聞ではさらに大々的に捏造記事を掲載したらしい。
昔教師に「朝日新聞を読んでみなさい。他の新聞とは違うから!」と勧められたことがある。ホントに違いますね、先生。

夕食:焼くだけの魚、マカロニサラダ、チキンのトマトソース煮、しじみの味噌汁
あしながおじさん

この版じゃなくて、小学生のころ持っていたのと同じ本を見つける。懐かしくて買ってしまった。挿絵・装丁・文章のあちこちで記憶がよみがえる。翻訳は曽野綾子だったんだ、へぇ~。

大学でヒロインと学友たちが「体育館のプールにレモンゼリーがいっぱいあったら、泳ぐひとは浮くか?沈むか?」などと議論するシーンがあって、「大学というところは、そういうことまで議論する場なんだ」と小学生当時思っていた。長じて大学生となり、学食の素うどんについては議論したな。

孤児院育ちで一般教養に欠けるヒロインが必死に読書しまくったり、「絹の靴下」「マホガニーの家具」への憧れを少しずつ叶えていくなど、この本で覚えたモノは多かった。

ヒロインは「メーテルリンク」が誰だか知らなくて、学校中に知れ渡ってしまったが、そういや、中学生の姪は「森鴎外」の名前を知らなかった。教科書に載らなきゃ仕方ないか。

★★★
西隣の市へ仕入れに出かける。
ファミレスでいつもほとんど同じランチ。こういうので心の底から満足してしまう自分に乾杯。

夕食:サンマ、大根おろし、味噌汁、お歳暮でもらった焼き豚をさらに炒める あいかわらず脈絡なしメニュー
日暮らし

宮部みゆきの新刊。「ぼんくら」の続編。
まーたーもーやー上下巻での発行ですか。そうですか。

メール返信がこないので、朝の梱包・発送準備をするはずの時間が空く。そのおかげで土曜日の仕入れをすべて処理終了させる。
昼すぎてもまだメールがこないので、市内の遠めの店へ仕入れに出かける。千円程度の値引きで宮部みゆきの新刊「日暮らし」上下巻を発見。宮部みゆきの時代物は母親の愛読書なので、母親に電話して確認してから購入する。

夕食時、仕事場から戻った夫といつも一緒に台所に上がりこむ犬がいない。訊くと夫曰く「自分探しの旅に出た…」
そうですか。またボール遊びの合間、目を離したスキに脱走したのですね。一応ごはんの用意はしておいてやる。青い鳥は自分の家にいるのですよ>愛犬。
クックブックに見るアメリカ食の謎

料理は嫌いだけど、こういう本を読むのは大好き。

ネイティブから受け継ぎ、発展してきたアメリカ食。生き延びるために必死だった開拓時代から今日までの料理の情景を、料理本を参考に紹介。読むだけで美味しい気分。

★★★
図書館で借りる。購入したいけど、きりがない…。蔵書+仕入れで部屋は本まみれ。結婚前は何度も引越しをし、仕方なくそのつど本を淘汰してきたが、もう引越しをすることはないので、ジワジワとたまる一方。何年か前のニュースで、2階の床が抜け、階下の親が息子(←ヲタ)の本で圧死という事故があった。自分の下には舅&姑がいてヒトゴトではない。
…でも処分した本ほどあとで読みたくなるんだよなー。

美術館へ行く。
売店を見ると、ボッシュの描いた怪物が立体化され置物として売られていた。むきだしに飾ると埃がとれなさそう。

今夜は鍋。去年もらった白菜がまだゴロゴロある。
半眼訥訥

著者初のエッセイ本。
弟、祖母、父母を看取り終え、独り暮らしの著者。
「わたくしは」という一人称で、国、労働、子供たち、家族、物語づくり、風土、住まいへの想いを語る。世相への視点は深くうなづくことばかり。
しばらく「わたくしは…と思う」と考えてしまうのがクセになった。

母親の本だったけど、借りっぱなし。しばらくしたら母親はもう一度買ってた。スマン。

★★★
実家のある市へ出かけ、仕入れ。
着物が好きな人とバレエが好きな人が売ったのだな~という本がざくざく。選んで買う。

夕食は、寒ブリのムニエル、味噌汁だけ作ってあとは残りもの。
中学校のシャルパンティエ

本屋のイベントコーナーで「宮台真司V.S.小谷野敦」なる場が作られ、両者の著作がずらりと並んでいて仰天。だ、誰の発案ですか?と訊きたかったがもちろんそんな勇気はなく、保留にしていたこの本を購入して帰宅。

クラシック音楽エッセイ。

作曲家フォーレはフォレが正しい、から始まって人名にこだわる記述が続き、イスパニア系の複合姓(バルガス=リョサとか)、フランスの二重姓(サン=テグジュペリとか)、フランス革命でおなじみのサン=ジュストのフルネームの長さが“死の大天使”にふさわしい、と続き、そこから歌舞伎役者の「襲名」の話になり、相撲の行司の襲名までいってしまって、このややこしさが「伝統」というものなのだろう。と果てしなく脱線してゆく。

「比較文学」的な、曲からそれにまつわる広範な事柄へどんどん広がってゆくいつもの展開にシビレる。
挙げられた曲も猛烈に聴きたくなるが、とりあえず脳内で反芻。

読書してのんびりとした午後を楽しむ。
…とメールチェックしたら、振込みがあり、それがポストに入らないサイズのものだった。あわてて準備をし、郵便局に駆け込む。間に合った。

夕食:すきやき、塩鯖、すきやきの具を流用した味噌汁

風呂を薪で焚いていると(五右衛門風呂だもん)、夫が熱帯魚の水槽用の水換えにお風呂の湯を使うというので、多めに水を入れておく。終ったころに見にいくと、水槽からホカホカ湯気が…可愛いエンゼルフィッシュちゃんがゆだっちゃうよ~
両国花錦闘士(おしゃれりきし)

初場所が始まったので、読み返してみた。

「ファンシィ・ダンス」で坊主の世界を描いた岡野玲子が、お相撲さんを主人公にして描いたコミック。「陰陽師」はすっかりわけがわからない世界にイッてしまった岡野玲子だが、この作品は程よい濃さ。ソップ型(痩せ型)力士・昇龍と、芸能プロダクション女社長・桜子の恋のかけひきに、昇龍のライバル力士・雪乃童や昇龍の兄2人、相撲雑誌記者の淳子がからむ…というと普通のスポコン恋愛ストーリーのようだが、もちろん一筋縄ではいかない展開。野球好きなのに相撲雑誌に配属されてしまった淳子も思わず魅せられてしまう、角界の奥深さが、全員「ヘン」な登場人物たちによって展開される。

★★★
きょうは歯医者。さいきんお風呂で長々磨いているおかげか、歯茎の状態は良好。治療済みの歯が多いので、定期的なケアをしたほうがいいのだが、経済的にキツい。
イギリスのある女中の生涯

今世紀初頭、貧しい農家に生まれ、その少女時代から、女中奉公に出て厳しい時代を生き抜いた女性の回想記。
回想記は語る人の記憶力がよくないと面白くないが、ウィニフレッドのそれは抜群。衣食住からメイドの仕事の段取り、当時の社会背景まで詳細に語っている。
「女中という仕事で家全体の動かしかたを知る=いい主婦になる」

彼女の時代の家事の大変さは現代の比ではないが、それでもHouse Keepingの煩雑さはいつの時代でもある。易きに流れるのは簡単だけど、「ちゃんとする」ように努める心は大切ではないかと自戒。

★★★
この寒さに灯油がきれたので、セルフスタンドまで買いに行く。給油していると軽トラで夫がやってきた。それじゃあ、とバトンタッチして仕入れと買い物を済ます。
予想したとおり、反対側の片頭痛が始まった。一番ひどい発作パターンで右側3日、1日痛くない日をはさんで左側へ、というふうになる。祖母・母親と続く頭痛もち家系なのだ。

江戸の奇談に「頭痛時、こめかみを揉んでいるとぬるっとした感触とともに龍が飛び出し、空へ消えていった」というのがあるが、ホント、どっかへ飛んでいってほしい。
評論家入門―清貧でもいいから物書きになりたい人に

自分にとって現在唯一といっていい、新刊定価即買い!の人。
学生時代のような知的好奇心が刺激されまくり。

★★★
隣市へ仕入れにでかける。
年末年始のブームは過ぎたか、大して収穫なし。それでも15冊は買った。
帰宅すると、メール便用の準備を済ませ、それから郵便局で発送するものを持って行く。今日の仕入れのノート付け。なんだかんだで夕方。

大相撲初場所が始まり、けっこう見入っている。
いよいよ結びの一番、というところで家人の邪魔がはいる。…なぜこの瞬間に来るのよ、なぜ。

大鍋に豚汁、キンピラゴボウ。
映画の演技

名作から愚作まで多彩な映画に出演しまくるマイケル・ケイン氏の俳優心得。どんなにくっだらない映画でも常に最善の演技を努力する。

「ハンナとその姉妹」で最初のアカデミー賞を受賞したのだが、名誉ある授賞式に映画のロケ中で欠席せざるを得なかった。その映画とは「ジョーズ4」…。こんな愚作のために名誉ある式に出席できなくても、彼からはすてきなメッセージが披露された。「受賞したからって出演料はふっかけないから、これからもどんどんオファーをよろしく!」

プロとはこういう人のことを言う。

★★★
仕入れ処理。完了。
夫とカメラ屋へプリントをとりにでかける。
ケンタッキーに寄って2階席でおやつをいただく。数年ぶりのケンタだ。ドラゴンツイスターセットを注文。美味しゅうございました。
夕飯はまるで小学生のお昼ご飯のようなメニュー。ししゃも焼いて、しらす入り玉子焼き、ウィンナー炒め。昨日の鍋の残り。
マリー・アントワネットとマリア・テレジア秘密の往復書簡

フランス王室に嫁いだマリーが、母である女帝マリア・テレジアの死まで交わした書簡集。ほぼ全書簡がファイルされ金庫に保管されていたそうで、「ベルサイユのばら」を読んでから30年以上経って、元ネタ(ツヴァイク著の伝記)のそのまた元ネタである本書を読めるのは大変有難いこと。

偉大な女帝であったマリア・テレジアの君主としてのアドバイス、母としての思いやりがきめ細やか。娘の身辺にお目付け係りを派遣して、がっちり手紙の裏をとっている。マリーが手紙で、母の言いつけを守らず嘘をついても、お目付け役からの手紙でバレバレ。手紙でがっちり叱られ、「チクったのはお姉様ね!」と的外れな推測をしているところまで重ねて報告されちゃってる間抜けなマリー。

彼女は本当に平凡で、いい娘なんだけど、遊び好きなその地位にふさわしくない小娘だったのだなぁ。時代の流れもあったとはいえ、もっと賢い娘だったらあのような悲劇的な最期を遂げることもなかったかも。

Amazonのマーケットプレイスで比較的安価で購入。ありがたや。

今朝はまた頭痛がぶり返して、あわてて専用の薬を服用。ひさびさに典型的な片頭痛の発作だった。

午前中かかって梱包・宛名書き。
休日だけど書留つきの発送があるので郵便局の本局へ行く。
雪が降ったりやんだり。
今夜は冷凍してあった猪の肉を使った鍋。
ダ・ヴィンチ 02月号 [雑誌]


昨日からの頭痛が今朝も続いていたが、薬がすぐ効いておさまる。
んで、実家のある市へ仕入れ。

合間に本屋でいつも買ってる雑誌購入。
山岸凉子のバレエ漫画「テレプシコーラ」が毎月の楽しみ。ストーリーの面白さ、登場人物の描きわけのリアルさなど、さすがベテランの風格。…ま、また今月もイイところで続く!あーまた来月か。

あとで新刊情報をじっくり読もう。

今日もやけに売れる。でも今夜は発送の準備ができないので、明日必死こいてやる予定。
日記の魔力


この本読んでないけど、紹介文を読むかぎり自分が20数年やってきたことだなぁ、と。
自分は小学生のときから欠かさず日記を続けている。たんたんと日常のことをメモ的に記す。長続きさせるならそれが一番。簡素な日記でもあとで読み返すとけっこう面白い。
ネット日記はこれが初めてだけど(紙日記は同じく続けている)、キーボードを打つのは楽だからついだらだら書いてしまう。

それにしても「この習慣が人生を劇的に変える」って…
この大袈裟、さすがサンマーク出版。

検査の結果を訊きに病院へ。
こっちが希望もしていない検査の結果を聞かされ、唖然。
「自分がお願いした検査と違うんですけど…」
医者はすぐ謝ったが、あとであらためてもらった検査用具を見て、そもそも最初から間違えられていたことがわかる。この医者への不信感がつのる。

午後ひどい頭痛に襲われ、残った本の処理を終えたあと少し寝る。
保存食品開発物語

お気に入りの一冊。
乾燥・塩漬け・酢漬け・砂糖・燻製・発酵・冷凍・濃縮・缶詰・脱水…と保存方法別に章立てされており、興味深い資料・逸話によって、世界中の人類が、太古の昔から如何に食品の備蓄を絶やさないように工夫し続けてきたのかがわかる。
食品への知識も得られ、日々の食事・食材をまた違った目でみることができ、食事を有難くいただく気持ちになれる本。

★★★
仕入れが溜まってしまったが、「今日は掃除!」と決めたのでまず掃除を済ませる。
発送の手配をしてからいちばん近いブックオフへ行く。買ってもいいかな、という本があったが、部屋にある処理前の本の山を思い出し、やめる。
帰宅後、しゃにむに処理。だいたい終えたがちょっとめまいがした。
こういう日に限って沢山売れる。処理を溜めると明日またキツいのでできるだけ作業しておく。
太りゆく人類

去年は「デブ」がマイブームでやたらとこのような本を読んだ。この本は図書館で借りて読んだ。
「デブの帝国」とほぼ同時期に発行された本で、内容も一部重なっている。生命の危険に陥るほどの肥満になった人が最後の手段として行う、胃袋を縮める手術の紹介から始まる。

以前勤めていた会社の先輩に、すご~いデブ(推定体重100キロはいってたな)がいた。彼女はひとり暮らしをはじめて、今の職場に転職してから太った(推定:普通のデブから今の異常なデブへ)そうで、そのとき一人暮らしを始めたばかりの自分は戦慄した。

今思うと彼女はいわゆる睡眠時無呼吸症候群になっていた。仕事中、椅子にそっくりかえってイビキをかくのだ。椅子からズリおちてしりもちをついたこともあった(彼女専用の椅子は重さで変形していた)。

ところで自分のほうは、意識して節制したためどんどん痩せ始め(一人暮らしだと食事コントロールが簡単)、5~8キロくらいやせてしまった。めでたしめでたし。

ある日、彼女は自分に言った。
「ヨモヤマさんって、腕太いね~」

…いや、確かに太いけどさ。

自分の知り合いで彼女を超えるデブにはまだ出会っていない。

回想モードに入ってしまった。
今日も仕入れ。西隣の市へ行く。ハーレクインが大漁。
家に戻って発送準備。今日の仕入れの帳簿つけ。それでもう夕方だ。

夕食:えびと玉ねぎと舞茸を炒めてトマト味+塩胡椒。味噌汁。揚げだし豆腐。あいかわらずなりゆきで作っている。
デブの帝国

去年、ブックオフで半額で購入。
アメリカの尋常でない肥満が蔓延している原因がわかる本。
安価で高カロリーの食材の普及・運動不足etc...

ファミレスやゲームショップ、それにブックオフにいると、日本にもその傾向が徐々に広まっているのがわかる。こういう店の客の肥満率は高い。ライフスタイルにも共通点があるだろう。

自分といえば、高校生のときから20余年、体重は変わっていない(体型は変わったが)。ただし体脂肪率は確実に上がっているので(つまりデブだ)、維持管理に努めたい。

梱包済みの山を減らしたいので、確認できたものからどんどん発送。郵便局に3回も足を運んだ。
1月3日の日記
おととい・昨日の仕入れを処理。夕方までに処理終了。

夫がパチンコへ行くというので「北朝鮮に貢がないでよ」と言って送り出す。振るわなかったらしく、あっという間に戻ってきた。

そういえば結婚当初は免許取りたてで、車をまだ買っていなかったので、1時間に1本しかないバスを待つしかなかった。それで会社帰りに連日打ってから帰宅するということをやっていた。ずいぶん北朝鮮に貢いだもんだわ。

今日はたくさん売れた。今夜メールが来た分はとっとと梱包。
明日から金融機関が動き出すので、暮れから今までに売れた分がやっと発送できる。

今夜はカレー。仕上げにしょうゆをたらすと美味しいのだ。
| 日常
となりの億万長者

「億万長者は高級住宅街に住む派手な暮らしをしている人たちではない。あなたの隣に住んでいる、とても金持ちに見えない地味な暮らしをしている人たちだ」
家や車など高価な買い物をしまくる人たちは決してお金がたまらない、ということを統計的資料とともに提示した本。

予算を立て、計画的な暮らしをする…
そもそも収入が微々たる自分なのですが、とりあえず気持ちだけはこれに見習ってやっていこうかと。

★★★
天気がいいので鳥の公園施設へ出かける。途中の田んぼでコハクチョウが落穂をついばんでいる。
日が暮れるとコハクチョウは公園の池に帰ってくるので、それを待っていたが、天気がいいためかなかなか帰ってこず、あきらめる。

帰りに昨日寄れなかったもう一軒のブックオフに寄る。まぁまぁの収穫。1500円以上お買い上げでくじが引けて、150円の商品券を当てる。ヘビーユーザーなので嬉しい。

暮れも正月も関係なく、地道に「仕事」をこなしている。
はじめてみました
新年元旦から始めるというのは、ありがちだよな、ですが。

体調がいまひとつなので実家へは泊まらず、日帰り。ついでに仕入れ。去年大掃除でまとめて売り払った人のおかげでたくさん買えた。
| 日常
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