本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
僕のやさしいお兄さん 4(今市子)
僕のやさしいお兄さん 4 (花音コミックス)僕のやさしいお兄さん 4 (花音コミックス)
(2011/09/29)
今市子

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新刊を読み始めたものの、前回のあらすじをすっかり忘れ果てていたので、押し入れの「入れと庫」から全巻引っ張り出して最初から読み返す。面白い!面白いんだけど。おそらく来年出るであろう5巻を買ったら、また最初から読み返しだな…。自分の記憶力減退を自覚するシリーズ。

★★★
経理前任者から携帯に着信。源泉徴収票送ってほしいとのこと。彼女は今、某病院でフルタイムで働いているのをこっちは知っている。病院の前は仕出し屋だった。ウチが下請けをしている会社の人が目撃して、世間話としてウチの耳に。病院勤めも、通院している人が見つけてやはり世間話としてウチの耳に。

どこに勤めていても、見かけた知人からまわりまわってこっちの耳に入ってくるのだ。田舎は狭い。
嘘つきは紳士のはじまり(松尾マアタ)
嘘つきは紳士のはじまり (EDGE COMIX)嘘つきは紳士のはじまり (EDGE COMIX)
(2010/07/23)
松尾 マアタ

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紳士というからてっきり英国が舞台かと思ったらアメリカだった。

偽装結婚だけど家庭を大事にしている大学教授と教え子の不倫…関係の始まったきっかけも不純で、BLではかなりご法度の人物設定。BLというよりゲイテイスト。洋画っぽい。駆け引きのあいまに微妙に見え隠れする心情。一歩間違えばドロドロ陰惨話になってしまう設定なのに、主役の二人=薄くなる一方の頭髪を気にする教授と、ツンデレの学生ジョナサンがいい味出していて、スマートで上手い絵・セリフ回しとあわせて、不思議と爽やかな読後感。この先二人はいったい…?と、どうとでも想像できるラストの余韻も素晴らしい。

これが最初のコミックス、しかもほぼ一年に一作というペースで描かれた連作短篇集とは思えない、うまくまとまっている。どこのレビューをみても高評価だが、納得の内容。

★★★
台所の流しの水道栓、レバー式に交換するためホームセンターへ。2軒ハシゴして購入、取り付け。自分は見てるだけだが。
交渉人は嵌められる&交渉人は諦めない(榎田尤利)
交渉人は嵌められる (SHYノベルス)交渉人は嵌められる (SHYノベルス)
(2010/07/29)
榎田 尤利

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交渉人は諦めない (SHYノベルス)交渉人は諦めない (SHYノベルス)
(2010/07/29)
榎田 尤利

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交渉人シリーズ最新刊、予約していたのが本日着。次巻は春の予定だったのが出ないなーと思っていたら、2冊同時発行。この2冊で前後編だとカバーに明記していないので、ちょっと不親切では。

作家生活10周年にふさわしい力作。10年…。小説JUNE誌「小説道場」への応募作(中島梓が“道場主”だった)でデビューだったんだよな。今回も伏線とどんでん返しがウマイな~と読了した後、そういう道具立てを全てブチ込んだカバーイラストを堪能。しかし絵柄変わり過ぎ、絵師。

★★★
ここ数日、予約していた新刊が毎日一冊づつ届く。発売日が全て一日ずつズレているのね…。
幻月楼奇譚 (3) (今市子)
幻月楼奇譚 (3) (キャラコミックス)幻月楼奇譚 (3) (キャラコミックス)
(2010/06/25)
今市子

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3年ぶりの続刊。いちおうレーベルはBLコミックなんだけど、若旦那との仲はいっこうに進展せず、むしろ「百鬼夜行抄」寄りのホラー路線。あいかわらずギューギュー詰めのおトクな内容というか、一回読んだだけでは伏線・お話が読みきれない…。それどころか、そもそも人物設定すら忘却の彼方。一巻と二巻を「いれと庫」からひっぱり出さねば。

★★★
頭痛ケロリと治る。もし片頭痛の発作なら、今日は中日(なかび)で、明日は左側が痛くなるかもしれない。けど、パターン読めないので杞憂に終わるかもね。とりあえず、今日の頭が痛くない一日を喜ぶ。頭痛が消えた後は少しナチュラルハイ。
地獄行きバス(明治カナ子)
地獄行きバス (バンブー・コミックス 麗人セレクション)地獄行きバス (バンブー・コミックス 麗人セレクション)
(2010/06/26)
明治カナ子

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2つの別の連作を収録。いっこ目のシリーズは、タイトルや表紙絵や帯の惹句だけみると、どんだけ暗くて切ない系話…と思ったら、前半から一転甘々オチ、犬も喰わないバカップル連作…。いい意味で裏切られてヨカッタ。

↓こちらとは全く関係ありません。

地獄行きバス 水木しげるの原作フィギュアコレクション第3弾地獄行きバス 水木しげるの原作フィギュアコレクション第3弾
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不明

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もう一つの連作も、どんだけ泥沼展開かと思ったら浮上を予感させるしめくくり。明治カナ子の作品のほとんどは、トラウマ持ち登場人物・どエロてんこ盛りなのに、不思議な雰囲気で甘くまとめてくれるのがイイ。新刊即買い。

★★★
キャンペーンでもらった今月いっぱいが期限の楽天ポイント4000余を、今月末のコミック新刊&予約で消化。ごっつあんです。
あて馬ライダー(語シスコ)
あて馬ライダー(ジュネットコミックス ピアスシリーズ)あて馬ライダー(ジュネットコミックス ピアスシリーズ)
(2010/02/27)
語 シスコ

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今回のお話はわりと叙情的な雰囲気。主人公のモノローグの言い回しの上手さはあいかわらずのカタル節なんだけど。

一年に一冊ペースは寂しいけど、すりきれて劣化されてはもっと悲しいので、次作も気長に待ってます。

ところで、語シスコ作品のアウトローたちはなにげに貯蓄率が高い…そんな(本筋とは関係ない)細かいことが気になる自分。以前読んだ三浦しをんの小説でも、主人公の作家が締め切りが守れるかどうか、ストーリーのオチに関係が無いのに気になって仕方が無かった。

★★★
タンスの衣替えをしなくてもいいぐらい服の総量を減らしているので、ここ数日の気温の乱高下にも余裕で対応。明日はますます冷えるそうなので、ババシャツ復帰だな。

Blind Bookmark [ブラインドブックマーク]
UN TROIS CINQ(アントワサンク)という、ネーミングからしておフランスでオサレな文具ブランド。文具老舗のHISAGO系列のブランドだが、ここからBlind Bookmark [ブラインドブックマーク]という商品が販売されている。

Blind Bookmark [ブラインドブックマーク]
↑この商品ページを見ただけで、その用途がピーンときたヒトは…まぁ、ちょっとアレです。…要するに、1ページまるまる使ったイラストが頻出するラノベやBL本を人前で読むときに、自分にだけイラストが見えるように隠すしおりなわけ。

企画・立案したのはカラサワさんという女性だそうだが、彼女はもちろん腐女子。当初、企画をなかなか理解してもらえず、具体例とばかりに「こういう本を電車で読むようなとき、イラストを隠すために使用するんです」と“こういう本”を最初の企画会議の席上に披露。「世の中にはこんな、こっ恥ずかしい挿絵の本を電車で読んだりする大人がいるのか!」と“こういう本”の存在すら知らなかった会社の上役のヒトたちに衝撃が走ったそうで、その場を想像すると笑える。

もっと隠したい!のご要望にお応えし、より見えにくくリニューアルしたハードタイプまである。

さらには、BL本レーベルとコラボした「人気作家のイラスト入りブックマーク」シリーズまで登場。あれ? 当初の「イラストを隠す」というコンセプトはどこへいったのよ(一応“着衣”のイラストなので、隠している本のイラストはもっとスゴイんです…ということかもしれんが)。

★★★
過去に電車通勤していたこともあるが“こういう本”を電車で読む漢気はハナから無かった。BL本の書評サイトを見てると、けっこう通勤時に読んでいる人も多いので、わりと需要はあるのかな。
秘密(木原音瀬)
秘密 (ホリーノベルズ)秘密 (ホリーノベルズ)
(2007/04/21)
木原 音瀬

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あらすじ:圭太は悪夢のような秘密のために自分の部屋で安眠できず、たまたま知り合った奇妙な男・杉浦の部屋へ泊めてもらうことになる。圭太を一途に想う杉浦も秘密を抱えた人間だった。

木原音瀬のミステリー風味BL。

この小説は圭太の秘密というのが「殺人」であることで、いったいどういう結末になるのか、雑誌掲載時は読んでいて大変不安だったが、結局、禁じ手といえるオチになっていて少々「おいおい…」と言いたくなる感じだった。

ノベルズであらためて読み返してみると、杉浦のほうの「秘密」(思いきりネタバレですが、おどおどした態度と吃音、恋愛に過剰なほどの夢を抱き、ちょっとアタマが弱いのか?と思わせる杉浦は実はディスレクシアで、字の読み書きができないのを圭太に知られて軽蔑されたくない、と必死に隠していた)をさらに掘り下げる書き下ろしも加えられており、1冊全体の完成度がとても良かった。障害を扱うのはかなりデリケートで難しいと思うが、明るい未来へつながる結末はあとあじ良く、BL的にも杉浦は料理が上手くて床上手でエロさ充実、さすが上手いです、木原音瀬。

で、「ディスレクシア」ですが。
秘密 (ハーレクイン文庫)秘密 (ハーレクイン文庫)
(2005/05)
リン グレアム

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同じタイトルのハーレクイン小説があって、内容は全くの別モノだが、この小説のヒロインもディスレクシア。英語圏では特に多い障害らしい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%A2
症状の不思議さと、この障害を公言する有名人の多さにびっくりする。

★★★
気温が下がってきて、いよいよババシャツとセーターの出番。

眼鏡を替えてみても眼精疲労と頭痛に効果が感じられない。もともと、左右の視力にかなり差があるから、今後さらに厳しいことになりそう。どうしようもないが。
僕のやさしいお兄さん
僕のやさしいお兄さん 1 (花音コミックス)僕のやさしいお兄さん 1 (花音コミックス)
(2007/08/29)
今 市子

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たいていのコミックスは10分くらいで読みとばしてしまう、たいへんコスト的に損な読み方をしておりますが、今市子のコミックスはそうは問屋が卸さない。まず登場人物が多い、人間関係ややこしい。

本作も、主人公を含む義理&腹違いの男兄弟三人を中心とした家族関係のややこしさ。どういう親戚関係なのか理解するのにかなりかかった。よくこんな面倒くさい関係を思いつくなー。何でこんなにややこしくする必要があるのか。現在2巻まで刊行されているが、続刊が出るたび、人間関係おさらいのために最初から読み返さなくてはいけないので、5巻以内で完結してほしい…。

そのややこしさを乗り越えて、読み込みたくなる面白さいっぱいなのが、困ったところ。喪服にアルマーニのフォーマルを着こなす75歳の“大じいちゃん”が格好よすぎ。

★★★
昨日はまた山歩きだった。本日は雨、やるべきことを済ませて読書。
交渉人は黙らない
交渉人は黙らない (SHYノベルス)交渉人は黙らない (SHYノベルス)
(2007/02/23)
榎田 尤利

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JUNE創刊からのBL歴を誇る自分だが(誇らんでもいいか)、読んだり読まなかったりの時期の山がある。このシリーズは読んでない時期に始まったため、遅まきながらシリーズ3冊をいまごろ読破。

…で、たちまち4冊目が出る予定の、来年春を心待ちにするカラダになっちまったよ、あ~あ。

寡黙な美少年だった高校時代から、いくつもの暗い過去を乗り越えて、検事→弁護士→口の減らない不屈の交渉人(ネゴシエーター)となった主人公・芽吹章のキャラが魅力的。BLというジャンルは主人公モテモテに設定されている作品が山ほどあるけど、素でここまでカッコイイのはなかなかいない。腕っ節はからきしダメだけどとにかくタフ、口八丁手八丁、あきらめない、シビれます。攻めのヤクザ・兵頭も、なんというか「地に足のついたヤクザ設定」がおかしい。車はカローラ、家は清澄白河のマンション2階(なんかあったら窓から逃げられるから)の3LDK、風俗店経営でシノギ…。イタリアンスーツのお洒落さんで、受けへ迫るセリフもお約束連続ではありますが。

二人の“夫婦漫才”状態の会話のコメディセンスも抜群。愛とエロとギャグをたっぷり堪能、榎田尤利の文章のウマさを再確認。

ところで榎田尤利(漢字登録済み)、新刊が出ると、bk1の総合1位になってしまう。bk1にそういう客が多いというせいもあるのだろうが、BLというジャンルを知らない人が見たら、誰?これ?名前なんて読むの?になるのだろか。

★★★
過去に処分してしまった榎田尤利本が何点かあって、ちと後悔。こういうことがあるから、本の処分がつい後手後手にまわって包囲されてしまうのだ…。
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