本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
シン・ゴジラ


やっと観た。
評判通りだったので、とくに書くことないなぁ。
この人 ↓ の感想とほぼ一緒。
  『シン・ゴジラ』あたまのわるい感想

しかし何度読んでもいい感想だ。これを読んで、また観る、を繰り返す。

サウンドトラックCDを「音楽集」「劇伴音楽集」両方とも買って、連日聴いてる。デン!デン!デン!デン!デンデン!
ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃


町山智浩の映画塾!「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」<予習編> 【WOWOW】#162

町山智浩の映画塾!「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」<復習編> 【WOWOW】#162

↑ この解説動画を観て、いてもたってもいられなくなってレンタルして観た。

「ゴジラ=英霊説」と諸星大二郎的民俗学の合体!
「インファント島の守り神モスラ」「金星から来た宇宙怪獣キングギドラ」という設定は無し!倭護国の神として登場!
タイトルで省略されちゃった上にゴジラにボコボコにされるバラゴン可哀想!
わんこ助かってよかった!

現代のCGしか知らない世代は知らんけど、着ぐるみ特撮で育った世代だから多少のチャチさも平気。

ひさしぶりにゆっくり映画を観る時間がとれたので、堪能した。

あとは復習。
川本三郎の評論「ゴジラはなぜ“暗い”のか」を読み返そうと収録された本をひっぱり出すために、いれと庫大移動。
伊福部昭のサントラCDもえっちらおっちら掘り起こす。
「ベン・ハー」で気になるどーでもいーこと
ローマ帝国時代のユダヤ人貴族ユダ・ベン・ハーとイエス・キリストの生涯を交差させた物語「ベン・ハー」。その中の名シーン。



陥れられ、罪人として連行されて水も与えられないベン・ハーに、大工のイエスが水を恵む。映画ラスト近くの、十字架を背負ってゆくイエスへ、ベン・ハーが水をあげようとするシーンと対になっている場面。

名場面なんだけど、端役のローマ兵のおっさんがヤケに印象に残ってしまう…。この映画では徹頭徹尾イエスの顔を絶対に見せないように撮影しているので、彼に気おされるローマ兵のおっさんの一人芝居のアップがけっこう長い。こんなハリウッド史に残る超大作で、このオッサン俳優、演技を見せてのアップ。よかったね。

★★★
「赤毛のアン」で、アンが授業中「ベン・ハー」(映画の原作となった小説)を夢中で読んでいて、ステイシー先生にたしなめられる場面があった。読書豆知識(…になるのか?)。
バトルシップ
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(2012/09/05)
テイラー・キッチュ、浅野忠信 他

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もう何も考えずにボケーと観ても大丈夫な映画が観たくてコレ。

ちきゅうをしんりゃくするためにやってきた“わるいうちゅうじん”を、アメリカがっしゅうこくのぐんたいと日本のじえいたいがきょうりょくして、こてんぱんにやっつける!

という素晴らしい映画(らしい)。これは倍速で観てもストーリーを見失う心配はないな。

そういう姿勢で臨んだものだから、冒頭~前半、いわゆる「登場人物の紹介」シーンがもうダルくてダルくて。ええい、パツキンのねーちゃんとのイチャイチャシーンはもういい、はやくガンダム…いや「みょうこう」を映せ、リムパック始めろ!

早送りしまくって、ようやく麗しき日米同盟が炸裂する展開に。主人公がちょっとドジっ子設定なので、浅野忠信がNo.2として意外においしい役まわり。艦長なのにガラ悪いし、日本語のセリフもなんか変だけど。

そして終盤、お役目を終えたはずのいにしえの戦艦が甦り、新たな敵と闘う…ってそりゃヤマトでわ?とツッコミたくなるけど、タイトル通りBattleShip大活躍ということで。燃えるクライマックス。

期待通り、頭カラッポで観てて十分楽しめる映画だった。エンドロールの後にまだひと場面あるので要注意。

★★★
エンドロール中や後に仕掛けがある映画リストってないものだろうか。

自分が今、ぱっと思いつくのは、
「ヤング・シャーロック ピラミッドの謎」
「エイリアン2」ぐらいだ。

★★★
初雪。今年最後の手形割へ。これで納税できるので、ひと安心。
十三人の刺客(2010年)
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(2011/05/27)
役所広司、山田孝之 他

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ちょっとびっくりするぐらい、マトモな正統派の娯楽時代劇だった。「現代っぽいアレンジ」に逃げることなく、徹底して正統派。既婚女性は眉無し・お歯黒、とか細かいところも行き届いていて、エンディングロールに名を連ねている協力体勢を見ればその力の入れようが想像できる。

前半の稲垣吾郎の冷静な基地外悪役ぶり&グロ描写(うぎゃー!)ですっかりダウナーにさせられた後、後半50分の大活劇。剣士一人一人の描き方が足りない!との評もあるようだが、それやってたらダレますって。さっさと「斬って斬って斬りまくれ!」へ突入してもらわないと、観ているほうの気力体力が尽きてしまうだろう。

「ああ、あのときのアレがココに!」という伏線生かし描写が大好きなので、あのグロシーンのアレがココに!登場してくれて大変嬉しかった。

松方弘樹の殺陣のハマりっぷりを観るに、こういう時代劇ができる役者の蓄積も急速に失われていっているのだなぁと思ったり。

★★★
映画が終わってはじめて、松本幸四郎と役所広司が自分の中でゴチャゴチャになっていたことに気がついた。主役の役所広司をなぜか松本幸四郎だとずっと思い込んでいた。記憶障害が始まったか。
トラウマ映画館(町山智浩)
トラウマ映画館トラウマ映画館
(2011/03/25)
町山 智浩

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町山氏の映画本、ときたら問答不要で即買いだ。「小説すばる」での連載をまとめたもので、いくつかの映画はポッドキャスト「町山智浩の映画特電」でも紹介されている。

1962年生まれの著者が、主に小学生のときにTVで観た映画ばかり。現在あまり知られていない(もしくは事情があってDVDも発売されない)、とはいっても決して“駄作”ではなく、人の心の深遠をえぐりだすような恐ろしい作品が列挙されている。

ある程度宣伝などで予備知識をもって選択して映画館に観に行くのではなく、何の知識もなくTV画面で小学生がイキナリこんな映画を観てしまう。同時代に育った自分にもその衝撃は十分想像がつく。以前にもここで書いたが、『不意打ち』(多分町山氏が観たのと同じ放映時に小学生の自分も観た)という映画の怖さは今でも忘れられない。

豊富な知識による映画の背景解説だけでも十分に知的な刺激を得られる内容の本だが、続いて、映画での疑似体験は人生の予行演習だった…と著者の実人生との係わりも要所要所で語られるのが切ない。これらの映画の救いの無い結末は、自分たちと決して無縁ではない。
イヤー・オブ・ザ・ドラゴン
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(2008/05/23)
ミッキー・ロークジョン・ローン

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1979年にマイケル・チミノに監督「ディア・ハンター」が公開されたとき、洋画雑誌「スクリーン」「ロードショー」の読者投書欄に異変がおこったという。“クリストファー・ウォーケン”という聞き慣れない俳優の名前がその紙面の半分を占めてしまったのだ。その後彼はアカデミー助演男優賞を獲得、人気はうなぎのぼりになっていった。

…という映画コラムを読んだのは80年代にはいったばかりのころ。現在のように昔の映画が観たくなったらすぐレンタル、なんてことは誰も想像できない時代。クリストファー・ウォーケンの魅力を知るのはその後何年も経ってからだった。

しかしその後、マイケル・チミノの「助演男優マジック」はリアルタイムで体験することができた。それが、「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」のジョン・ローン。プロモーション来日もあり、「スクリーン」「ロードショー」でカラーグラビア満載、投稿欄も大賑わい。「これがあの映画コラムで書かれていた状態か」と体感できて嬉しかった。

映画としてはジョン・ローンが出ていなければ観るのがしんどいシーンが多く、観かえすことは多分無いだろうけど、想い出の映画のひとつ。



★★★
そーいや、モヤシ!モヤシを調理しているとこの映画を思い出したりする。
ラブリーボーン
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(2010/07/02)
マーク・ウォールバーグレイチェル・ワイズ

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暖かな家庭で幸せな日々を過ごしていた14歳の少女スージー。初恋に胸ときめかす彼女の人生は、殺人鬼によって突然無残に絶たれてしまう。この世とあの世のハザマをさまよい、最初は自分が死んだことにも気が付かなかったスージーは、悲しみにずたずたに引き裂かれてゆく自分の家族、殺人鬼が平然と日常を送るさまをただ見守るしかできない…。

死者の魂が現世にその意志を伝える…というようなお話ではなく、ホントにただ見守るだけ。

殺された女の子がこの世への未練を無くし、“成仏”するまで、というストーリーなのだろうが、犯人が捕まらないままであるとか、スージーの遺体が永遠に闇に葬られてしまうこととか、現世に暮らす凡人としては観ていて辛い。

CGを駆使したこの世とあの世の境目や“天国”の映像がこれでもかこれでもかと登場するが、そういう映像美の羅列にだんだん飽きてくる。

無残に殺された少女たちは天国へ行き、光り輝く草原でアハハ、ウフフと楽しそうにしている…って映像は誰かに何かの安らぎを与える表現なのかもしれないけど、もしかしてこの映画を観る「犯罪加害者」にも何らかの安堵を与えるんじゃないかとうっかり想像してしまってさらに不愉快。

お盆に相応しい映画かと思って観たけれど、ヘコんだ。
怪奇・怨霊・宇宙人 衝撃!超常現象映画の世界
怪奇・怨霊・宇宙人 衝撃!超常現象映画の世界 (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)怪奇・怨霊・宇宙人 衝撃!超常現象映画の世界 (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)
(2010/04/08)
山崎圭司宇多丸(ライムスター)

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「映画秘宝」本。タイトル、カバーイラストやグラビアページがわかる人にはわかるだろうけど1970年代のジャリ向けのいかがわしい怪奇本風になっていてノリノリです…懐かしい。

内容はタイトル通り、1950年代あたりから現代までの、幽霊とか宇宙人とか化け物とかが大活躍する映画とその周辺の濃い記事満載。

現実の怪奇現象や怖い噂が映画化されると、現実がそれを後追いしてさらに噂や伝説が強化されるというのがかなり怖い。「エクソシスト」「オーメン」をはじめとする1970年代のオカルト映画ブームに影響されて、妄想が強化・エスカレートしてしまい、それこそ悪魔のような殺人事件をしでかしてしまった人々とか。悪魔は現実にはいなくても、悪魔がいると思い込んだ狂気にとり憑かれた人間は確実に存在するし、そっちのほうがよっぽど恐ろしい。

でも、硫黄島についての項で、英霊たちによる怪奇現象が信じる信じないというレベルどころか当たり前のものとして存在していて硫黄島に駐屯する人々を震え上がらせていたのに、平成6年の天皇皇后両陛下の行幸によって明らかに怪奇現象が減った、ってのを読むと、霊魂の存在は信じてしまいそう…。

★★★
ようやく冬が終わった…?山でヘビに出会うようになった。
ターミネーター4
ターミネーター4 コレクターズ・エディション [DVD]ターミネーター4 コレクターズ・エディション [DVD]
(2009/11/20)
クリスチャン・ベイルサム・ワーシントン

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日本版TV予告編、現・カリフォルニア州知事が登場する豪快なネタバレには笑った。

ともあれ、前作「3」が、「こんなジョン・コナーはいやだ」的なガッカリ映画だったので、今回仕切り直しということで喜ばしい。第一作目から気になっていた「ジョン・コナーが自分より年下の父親カイル・リースと邂逅する」場面にとうとう辿りついたのも感慨深い。

感慨深いといえば、知っている俳優が、新しい映画にワキで出演しているのを知らないで画面で出会うと懐かしく感慨深い。いやぁ、老けたね~って感じで。この映画だとヘレナ・ボナム・カーター。「眺めのいい部屋」からもう24年経過か。

★★★
枕元の積読本の山が徐々に高くなっていく。しまいこんでしまうと忘れるし、読むタイミングを逸すると読む気すら無くしてしまうし。一日がますます早くなる。
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