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本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
サイコパスの手帖(春日武彦・平山夢明)


精神科医と作家の対談第4弾。シリーズ全部持ってるので、最新刊即買い。

おっさん二人の床屋談義感があるんだけど、面白さは相変わらず。今回はトラウマ映画話もあり。

★★★
先日、モラハラ夫と評判の人物と言い合いするということがあって、「こりゃすげーわ」と戦慄。世間を騒がす児童虐待問題で、児童相談所の不手際うんぬんと報じられるが、生半可なことじゃこんな基地外には立ち向かえないよ。衝撃を癒すため、上記シリーズ読み返し中。
死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相


原題「Dead Mountain」なのだから「死の山」と訳すところを「死に山」。このタイトルでぐっと不気味感アップ。

1959年ソ連で起きた謎に満ちた遭難事件。当時は冷戦下で、事件のことは国外にはあまり知られず、近年(2005年以降)突如注目をあびて映画化もされたりした。真冬のウラル山脈、学生登山部の若者9人が入山し、全員が消息を絶った。一か月後、凄惨な死に様で全員の死亡が確認される。残されたカメラには、直前までお互いを写した冬山登山を楽しむ様子が残されていた。

なぜテントは内側からナイフで切り裂かれていて、なぜ靴もはかずに学生たちはテントから逃げ出したのか。なぜ何ももたずばらばらに散らばって死んでいたのか。なぜ衣服を脱ぎ捨てていたり、仲間の服を着こんでいたり、火傷をしていたり、「車に轢かれたかのように」損傷した遺体があったのか。なぜ衣服が放射能に汚染されていたのか。当時近隣で目撃された「火の玉」とは何か。

地元マンシ族も恐れる「死の山」。古い言い伝え通り山の呪いにとらわれたのか。雪崩、狂暴な囚人、野生動物に襲われたのか。軍の秘密兵器実験の犠牲になったのか。はてはUFO?とオカルト界隈の超人気事件。

アメリカTV・映画業界人の著者が現地へ赴き、事件現場へも行き、事件を再構築。説得力のある事故原因を推測する。不幸な最期をとげた若者たちへ敬意・称賛を捧げる非常に真面目なノンフィクション。
ある奴隷少女に起こった出来事(ハリエット・アン・ジェイコブズ)

1813年生まれのアメリカに実在した無名黒人女性の手による自叙伝。あまりにも素晴らしい内容のため、白人著者による創作小説とみなされて長らく忘れられていたが、彼女の直筆の手紙が研究者の目にとまり、出版から126年もたって「奴隷黒人女性が書いたノンフィクション」として再発見され、あまたの古典小説と並んで今世紀のベストセラーとなっている。

…文庫化されてやっと読んだー。
文字通リ、読みだしたら止まらなくなってイッキ読み。

優しい女主人のもとで穏やかな幼年時代を過ごすも、女主人の死後、好色な医師フリントの一家へ売り渡されたことからヒロイン・リンダの苦難が始まる。美しく成長した彼女は医師から性の対象としてつけ狙われ、それと闘い続ける。別の白人男性と子を成すことで自分と子どもを自由黒人にしようと画策したり(結局はかなわなかったが)、7年間も狭い屋根裏に隠れ続けたり、ついに南部を脱出して新天地ニューヨークで働き、子どもたちと再会したり、しかしそこへも医師フリント一家の追跡の手が伸びてきたり…。

「ただ事実を記した」波乱万丈な半生のみならず、彼女の黒人ばかりか白人をも不幸にする奴隷制への洞察も本作に深みを与える。

「奴隷制は、黒人だけではなく、白人にとっても災いなのだ。それは白人の父親を残酷で好色にし、その息子を乱暴でみだらにし、それは娘を汚染し、妻をみじめにする。」

「現代少女のための新しい古典文学」だとする熱い訳者あとがきも読みごたえあり。

「正直、奴隷少女が自分らしく生きるために感じなければならかった心情が、現代の日本の少女にとってかけ離れたものであるとは私には思えない」
鉄道忌避伝説の謎―汽車が来た町、来なかった町 (歴史文化ライブラリー)
「鉄道が通ると、桑畑が荒れたり宿場が廃れる」などの理由で明治期に鉄道が忌避された地方がある。そういう愚かな反対運動をしたために鉄道の恩恵が受けられず、古くから栄えていたその地方は衰退してしまったのだ。

…という「鉄道忌避伝説」があるらしい。

それがガセネタ伝説であることを検証した本。

そもそも「鉄道忌避伝説」を知らなかったし、地理オンチの上、そういう伝説のある土地に馴染みもないので、内容的には読みにくかった。しかし「いつのまにか事実となってしまった風説」を掘り起こして、それがいかにあり得ないことであるか検証する、という丹念なプロセスが面白い。そういう近現代史のいい加減な風説が一端広まってしまえば、それを否定するのには大変な労力が必要であるのがわかった。

最近問題になった「江戸しぐさ」もそうだが、この鉄道忌避伝説も、学校の社会科副読本にまで掲載されていて、しつこく被害を広めているらしい。

「近現代史のいいかげんな風説」問題には最近すごく興味を魅かれている。
人類とカビの歴史
壮大な概説のようなタイトルだが、家電や住居などの身近なカビの記述が詳しい。著者はメーカーからの依頼で調査したりもするカビの専門家。全自動洗濯機やエアコンのカビが問題になった過程がよくわかる。エアコン内部のカビ、メーカー側は最初は「ユーザーがフィルター掃除をサボっているせいではないか」と疑っていたそうで。今ではエアコンクリーニングサービスが当たり前になっている。

「カビはいるのが当たり前。長年人類と共存してきた。そんなに嫌わないで」という著者のカビへの愛が溢れていた。

最初、図書館で読んで済ませようかと思った本だが、パラ見した時点で購入を決意。何度も読んでいる。




腰痛放浪記 椅子がこわい(夏樹静子)
お亡くなりになったというニュースをきいたとたん、読みたくなって購入。

突然原因不明の激しい腰痛におそわれ、横になるしかできなくなってしまった夏樹静子。

莫大なお金をかけ(たぶん。そのことは本には書いて無いけど)、医者をわたりあるき、民間療法から怪しいオカルト領域にまで足を踏み入れても治らない。結局心療内科でのアプローチで、三年間の苦痛は「指一歩触れることなしに」治っていった…。

「心因性」のこわさ。読んでるこっちの腰が痛くなりそう。

精神的な圧力が腰痛にあらわれるのは、自分の身体でも自覚している。自覚しててもどうにもならないんだよなー




★★★
パートの人の退職と、新たな人の求人・採用。
各種保険の手続きをしながら、昔のことを思い出す。

最初の職場を辞めたとき、そういう各種手続きをした雇用主が「アンタのおかげで仕事が増えたわ!」と書類を自分に投げ捨てるようによこしたこと。「すみません、すみません」と、当時謝ったけど…
謝 る 必 要 な い っ て !
自転車で痩せた人(高千穂遙)
週に四日、25キロをロードバイクで走ったことで痩せた…って、それだけ乗っていればそりゃ痩せるだろうなぁ。でもママチャリしか乗ったことがなく、クロスバイクもロードバイクもさっぱりわからず読んでも自転車の魅力がビシビシ伝わってくる本。



★★★
夫がクロスバイクを買ったと思ったら、あっというまに下取りに出してロードバイクに買い替えてしまった。お店によると、そういう人は多いらしい。

自分はおうちでフィットネスバイクを漕いでいる。性格的にこういうハムスター行為が苦にならないもんで。数ヶ月後にどういう結果になるのか楽しみ。
実家スッキリ化(堀川 波)


イラストがイイ感じなので買ってしまった。

3LDKマンションに住む60代老親の片付けで、将来の悪化を見越して早めに手をうった、という経緯なので穏やかな内容。ほのぼの系実家片付け本。親がまだ元気な人向け。というか、もう50代のわが身向け、というか。
読書で賢く生きる。(中川 淳一郎、漆原 直行、山本一郎)
読書で賢く生きる。 (ベスト新書)読書で賢く生きる。 (ベスト新書)
(2015/04/09)
中川 淳一郎、漆原 直行 他

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昭和47・48年生まれのお三方によるビジネス書・自己啓発書、そして読書全般についてあーだこーだと述べる内容。この三人がどういう人なのか知らなくてもフツーに面白く読めるだろう。

現在あふれるように出版されているビジネス書にあれこれ手を出すより、その元ネタとなった古典的な書をいくつか、それと松下幸之助の本を読んどけば十分、とか。

紙の出版物を読む人が減っているというのなら、あえて書籍・新聞・雑誌を読んだほうが「知の差別化」がはかれるんじゃないの?とか。

ヒット作の著者の出自・思惑、本の出版の背景まで読み取るとか。

わかりやすくかみくだいた古典的な「読書のススメ」的な記述もあれば、ニヤニヤしてしまうぶっちゃけ描写もあり。想像だけど、「真面目に読書をする」タイプの人が読めば、新しい視野が開けるのではないだろうか。

★★★
小学生の時にふと先生に「おすすめの本は?」と質問したことがあって「ビルマの竪琴」を薦められたことがあった。
…今にいたるも読んでないけど。

数年前に出身高校のことで聞いた話。教師がラノベやポエム本だらけの図書室(少しでも生徒をひきつけようとそういう蔵書になった)に怒って、「もっといい本を読まないのか、たとえばアランの『幸福論』とか」と言ったそうな。…ま、そりゃ名著ですよ、『幸福論』。しかしもうラノベすら読まないぢょしこうせいにそりゃハードル高すぎ。

読んでません。『幸福論』。
BIRDER(バーダー)2015年4月号
BIRDER(バーダー)2015年4月号 バードウォッチング“強化書BIRDER(バーダー)2015年4月号 バードウォッチング“強化書"
(2015/03/16)
BIRDER編集部

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「今や鳥業界イチの人気者」となったエナガの表紙の可愛らしさについ買ってしまった。

毎日裏山登りをしていると、色々な鳥さんを見ることができる。冬~春先は道が雑草が刈られてさっぱりしているので、上を眺めながら歩けるのでいい季節。初夏~秋口は、雑草ボーボーだわ、足元はマムシやヤマカガシに注意だわ、やぶ蚊に刺されるわで、のんびりウォッチしづらくなる。
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