本に包囲された日々
部屋は本まみれ。家業の経理をこなしつつ、本を読む。
ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室(キャスリーン・フリン)
料理ができないことで自分に自信が持てない女たち、年齢も職業もさまざまな彼女たち10人を、遅咲きの料理人の著者が料理を指導し、共に考え、成長していく。料理だけではなく、買い物から、食品添加物、廃棄、農業・漁業の生産環境の問題などさまざまに考察を深める…。

スーパーで他人の買い物カゴの中身に驚き…というプロローグからひきこまれた。

ところで、スーパーのレジに並んでいると、無意識に前の人の買い物の中身を見つめている。自分の番が来たとき、後ろの人もやっぱり自分のカゴをじーっと眺めている。気になりだすと気になる。





賞味期限のウソ(井出 留美)


タイトルは売らんかな的な誇大タイトル。
3日ほど前にやっと冷蔵庫にある「賞味期限が去年」の卵を使い切った自分には、ごく当たり前なことが書いてある。

世の中には「賞味期限を過ぎたら即捨てる」人が大勢いるらしいので、このような本が必要かも。

スーパーの日付の古い商品から手にとって、買いすぎないようにする、のはできれば心がけたいが、「備蓄」という点からはどうかなぁ…。家庭内で、計画通りに食糧が消費されるわけではないし。





脂肪の歴史 (「食」の図書館)
文字通り、食指の動く巻だけ買ってるシリーズ最新刊。



食べるのがやっとだった時代は、美味・豊かさや権力の象徴だった脂肪。絶対に必要な栄養なのに、近年は特に嫌われ者。

飽和脂肪酸、トランス脂肪酸と悪の標的は突然変わり、企業はそのたびに、新しい製法を編み出す。「健康に良い」をうたう新商品が氾濫する一方で、昔ながらの「自然な」油脂への回帰もある。

極端に偏って摂取しなければいいだけだと思うけどね。
こってりした美麗図版多数。



おいしいロシア(シベリカ子)
「おそロシア」感はまったく無いゆる~い感じのコミックエッセイ。ロシア人のだんなさんと一緒に、一年間ロシアで暮らしたことを食を中心に描いた内容。ゆるゆるな絵柄なんだけど、美味しい感じは楽しめる。肉とか魚とか日本みたいにお手軽サイズにパックされていないので、料理の下ごしらえに手間がかかるのがちょっと大変そう。

ちゃんとビーツを使ったボルシチを食べてみたい…。

ところで「ブリヌイ」にはドライイースト入れるのか入れないのかどっちなんだろう。材料描写には描いてあったのに、レシピには書いてなかった。






戦下のレシピ 太平洋戦争下の食を知る (岩波現代文庫)
新書版を持っているが、文庫版のための覚え書きとして「敗戦後(占領期)の食糧事情」が追加されていたので購入。

スーパーで買い物をしていると、ときどきこういう本の時代を思って、「商品棚がからっぽになる情景」を幻視してしまう。自分のところに損害がない遠くの災害でもたちまち日配品が不足する現代。ひとたび長期非常事態にでもなったらどんなに恐ろしい物資の不足に陥ることか…。

食欲が失せる真夏に読むと、妙に食欲がかきたてられる。





豚肉の歴史 (「食」の図書館)
「ハーブの歴史」が文字通り食指が動かなかったため購入せずにいたら、その後刊行が止まっていた。もう終わりか…と思っていたら第二期としてまたスタートしていた。しかし、「コメの歴史」「ウイスキーの歴史」…といまひとつ購入するファイトが湧かないラインナップ。

というわけで今回は、久々に食指が動く題材だったので購入。豚、かわいいよ、美味しいよ、豚。ジューシーでくせがなくて、いろいろな調味料と合い、ハムやらソーセージやら缶詰スパムやらの多種多様な加工品でも美味しい。読んでいて食欲そそられまくり。でも掲載されている可愛らしい豚の写真や絵画にはちょっと心が痛んだ。

★★★
読後はもちろん豚肉のおかずが頻出。
小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代(阿古 真理)

戦後に登場した料理研究家たちが、どのような時代背景でどのようなニーズに応えて登場したのか、そのレシピに込められた生い立ちと哲学を、わかりやすく斬新な切り口で紹介。「肉じゃが」「ビーフシチュー」をそれぞれの料理研究はどう作るかの比較は面白い。

戦中・戦後の食料不足で途切れてしまった「伝統的な家庭料理の作り方」を伝授する料理家、憧れの西洋料理を伝授する海外生活を経験したセレブ料理家たち。

働く女性のニーズに応えた「家庭料理のプロ」小林カツ代。彼女が家庭料理の斬新な発展に貢献した功績には驚かされる。息子のケンタロウの路線における親子の継承・発展という箇所もなるほどと思わされた。

栗原はるみのスケールの大きさもあらためて感じた。看板雑誌が途切れることなく刊行され続けているもんね…。こちらも息子が活躍中。ケンタロウ事故後の番組の後釜になっている。

連日家庭料理を作っている人にとっては面白さ確実。

著者の各レシピ本の読み込みが伺えるが、巻末に参考資料としてリストして欲しかった。あと本の内容には関係ないが、著者近影は意図してこういう表情にしているのだろうか…。不思議。

★★★
最近は材料炒めてコレを混ぜるだけ、というレトルト調味料がいっぱい発売されているので重宝している。
牛肉の歴史 (「食」の図書館)
牛肉の歴史 (「食」の図書館)牛肉の歴史 (「食」の図書館)
(2014/12/15)
ローナ ピアッティ=ファーネル

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今月は「牛肉」。毎月刊行されるこのシリーズ、今度はどの食材かなーと楽しみになってきた。

未読の山に追加。

正月休みに…とはいっても、正月だからといっていつもよりのんびり本が読める時間があるわけではない。でもなんとなく年末は本を買い込んでしまう。

楽天ダイヤモンド会員キープのための「お買い物回数」を増やそうと、シリーズ文庫本をバラバラに注文したりした。何か間違っているような気がする。
レモンの歴史 (「食」の図書館)
レモンの歴史 (「食」の図書館)レモンの歴史 (「食」の図書館)
(2014/11/27)
トビー ゾンネマン

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風邪ひきには魅力的なテーマ…というわけで「食」の図書館シリーズ最新巻。即買い。

料理に素晴らしい風味を加えることができ、漬けても、しぼっても、切っても美味しく、洗剤の香油としても使える果実。牛も、飼料に混ぜ込んだレモンの皮が大好き、とのこと。

栄養素の概念の無い時代、死に至る病・壊血病の特効薬として認識されつつも、その効果が失われやすい性質が災いして、なかなか病の克服へは至らないもどかしい歴史は、あちこちの本で何度読んでも興味深い。

★★★
熱は下がったが、咳がひどく、とうとう肋骨を痛めてしまった。調べると、肋骨って案外簡単に折れるのね。咳が原因で疲労骨折するのはわりとありふれているみたい。痛い…。

義母は秋口からずっと微熱があったりなかったりが続き(病院で色々な検査をしたが何も見つからない)、義父は帯状疱疹が長引き、このたび嫁が風邪をひき、夫に伝染。一家総倒れ。

秋の玄関前の工事のときに「お祓い」をしていないのがマズかったのではないか、という義父の友人の忠告で、さっそく神社にお祓いを依頼した。

その依頼へ出かけようと、義父が車庫から出る時に、車の端をひっかけて前部外装を破壊。修理へ。
…なんかもうね、立て続け。車まで。

早くお祓い済ませたい。
鮭の歴史 (「食」の図書館)
鮭の歴史 (「食」の図書館)鮭の歴史 (「食」の図書館)
(2014/10/27)
ニコラース ミンク

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毎月刊行されている「食」の図書館シリーズ。ソソる巻は即買いしているが、いずれ全シリーズ揃えようかなぁ…と思ったりもしている。高いけど。

で、10月の新刊。

いままでのシリーズは歴史の棚にあったのに、コレは生物学の棚にあったので最初見つけられなかった。帰宅してから、店頭の在庫をネットでチェックすると確かにあるので、もう一度店に行って店内在庫位置を確認、ここまで手間をかけさせやがったので即購入。高いけど。

でも読み始めたら、訳文のひどさにメゲた…。翻訳文調モロ出し…。高かったのに…。

読後、塩鮭を買って美味しくいただいた。鮭は美味しい。
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